1.はじめに
ネットでいろいろ調べ物をしたりしてると,たまに「タブ」を「タグ」と書き間違ってるのを見かける,たとえば「タブブラウザ」を「タグブラウザ」と紹介してたりとかがある,ということで今回この「タブ」と「タグ」の違いについて,改めて調べてみることにした
2.タブブラウザとタグブラウザ
「タブブラウザ」を「タグブラウザ」と記載されてる場合があると書いたが,この2語をグーグルで二重引用符を付けて検索すると,"タブブラウザ"が214,000件ヒット,"タグブラウザ"は5,750件ヒットした,この場合タブブラウザが正しいのだが,「タブ」を「タグ」と間違ってる例が相当数あると言うことだ
3.そもそも「タブ」とはなんぞや?
タブ(Tab)とは手帳などで分類等を記入するために,端から突き出た耳みたいなつまみ部分のことである,ジュースなんかを引っ張ってあける金具のプルタブもこのタブである,ちなみに人間の耳の張り出た部分の下に垂れてるトコを耳タブって言うけど,このタブが関係してるのか(んなわけないか)
これがパソコンのGUIに利用され,一つのウィンドウで複数の画面を切り替えられるように,表示領域の端にならべた見出し部分をタブと呼ぶようになったわけ,タブはブラウザなどの場合は表示画面の上部に並べられたり,表計算などのソフトウェアでは画面の下部に並べられるなど様々である
4.では「タグ」とはなんぞや?
次にタグであるが,英語表記は「Tag」で,本来の意味は@付け札とか荷札,A商品の値段・材質・製造会社名などをしるした札となってる,わかりやすい例で言えば,衣料品等によくぶら下がってる値札やブランド名等を記した小さい紙切れ等を連想すればいいだろう
下着なんかに縫い付けられてるサイズや洗濯表示なんかの小さな布きれもタグって言うし,コンピュータの世界ではHTML文書内で「<」と「>」に囲まれた半角の文字列部分をタグと呼んでいる,ほかにもプロレスのタッグマッチなんかもこのTagである,意外と奥が深いのである
5.おわりに
パソコン関係では,タブブラウザとかに代表されるように通常はタブの方の用語に接する機会が多いと思うが,ブログなんかで記事を分類するときのグループ名の1つ1つは「タグ」って呼ばれてる,その記事にタグを付けることを「タグ付け」って言ったりするんだから,ややこしいことである
タブもタグもどちらもパソコンやコンピュータ関係で使われている用語なので,どちらが正しいとかではなくて,各々の用語で正しい呼び方を覚えるしかない,どっちか分からなくなったら,上の図の左側がタブ,右側がタグというふうにイメージで覚えておこう
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