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posted by fanblog

2015年05月14日

0058. セカンダリードミナントをおぼえて曲にアウト感をじょうずにくわえましょう。ドミナントモーション先がかんたんにわかる方法も紹介。

おんがくりろんでごはんたべたい(灬╹ω╹灬)です





♪♪今回はドミナントモーションのつづき

secondary dominantについてです



セカンダリードミナントとは
「T」以外のdiatonic chordに解決する
ドミナントモーションのことをいう

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確認)

Key=C のdiatonic chord

theory0108_cciatoniccho.gif


上記ダイアトニックコード中、


「T」へドミナントモーションするのは
→ G7(X7)コード

これをプライマリードミナントという。

プライマリードミナントについてはここ





「T」以外のdiatonic chord、

「Uー」「V-」「W」「X」「Y-」へ
解決するのがセカンダリードミナント。

(解決先はそれぞれセブンスコードでも良い)





注意)

「Zdim」に対しての

セカンダリードミナントは無い。


*このページ最後に触れる
 secondary dominantのルールを
 参照してください












■各diatonic chordに対するsecondary dominants




●アナライズをしっかり覚えること


セカンダリードミナントは
X7の後ろに、
進行先のdiatonic chordの度数を書きます



例えば)

X7 / U
(diatonic chordの「U-」に進行するX7という意味)




ちなみに

かくセカンダリードミナントから
伸びている矢印は、


X7が「完全5度ダウン」で解決したときにつける
ドミナントモーションのアナライズ

(deceptive resolutionした場合はつけない)





   










@「U-」に対するセカンダリー

theory0173_secA7.gif

U-7に対してP5度ダウンする
→X7/U(ファイブセブン・オブ・ツーと言う)












A「V-」に対するセカンダリー

theory0174_secB7.gif

V-7に対してP5度ダウンする
→X7/V(ファイブセブン・オブ・スリー)












B「W」に対するセカンダリー

theory0175_secC7.gif

Wに対してP5度ダウンする
→X7/W(ファイブセブン・オブ・フォー)












C「X」に対するセカンダリー

theory0176_secD7.gif

Xに対してP5度ダウンする
→X7/X(ファイブセブン・オブ・ファイブ)












D「Y」に対するセカンダリー

theory0177_secE7.gif

Yに対してP5度ダウンする
→X7/Y(ファイブセブン・オブ・シックス)
















Point!!)

●セカンダリードミナントの「X7」は、
chord toneにKeyのdiatonic音以外の音が混じる


この響きが瞬間的に
→違うKeyにいるような緊張感をだし
Outするサウンドになっている

でも各diatonic chordのRootに対して
解決することで、
しっかりkey=Cにインサイドできる


とてもおしゃれな機能です


!(●´∀`)ノ+

詳しくはまた後日ふれます。







●P5度ダウンの関係でおぼえるとかんたん。


それぞれのsecondary dominantは

解決先のdiatonic chordに対して
完全5度ダウンするので、


cycle of fifthの関係を思い出すと
かんたんにおぼえられます。


これはべんりすぎ。(●´艸`)フ゛ハッ


theory0013_cycleof5th.gif

逆時計回りに
X7とdiatonic chordの関係が並んでいる
















■secondary dominantのルール


@解決先は、必ずdiatonic chordでないとダメ







Aまたセカンダリーは一瞬Outするので
 解決先にのコードは不安定な響きはさける

→不安定な響きのコードが解決先だと、
 ドミナントモーションの働きが活きないから。


 ディミニッシュ7thコードは、
 セカンダリードミナントの解決先から除く。







B「X7」のRootはkeyのdiatonic音であること


「Z」に対しての「X7」のRootは
 keyのdiatonic外の音になるので
 セカンダリーとは呼べない


 たとえば)
 Key=Cのとき

 X7/Z   Z-7(♭5)
 F♯7  → B-7(♭5) となり


 X7/ZのRoot音「F♯」が、
 keyのdiatonic音以外になるので
 セカンダリードミナントとは呼ばない。





 余談)セカンダリーとは呼べないだけで。

 耳で聞いてよければ、「Z」に対しても
 ドミナントモーションはしてもよい

 ただし、この進行は
 セカンダリードミナントとは呼べないので
 X7/Zとはアナライズしない














セカンダリードミナントが
上手に使えるようになると

メロディにもコード進行にも
diatonic外の音が使えるようになるので

急に世界が広がった感じがでますね




次回、実例いきますかねヾ(*・ω・)ノ゜+





ひとまず今回はこのへんで。




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