セ・リーグも指名打者制を採用も見送りとなりましたが、これは原巨人が日本シリーズ続けて4連敗したことと、交流戦圧倒的にパリーグが強いことに端を発しています。
ただよくよく考えて見れば、9人野球はパリーグに不利であって指名打者制がセ・リーグに不利になることはありませんからこれは全く関係ないと思っています。
では何故、セ・リーグとパリーグの差が産まれたのか?
明らかにスカウトの差、編成の差と言わざる得ないと思います。
プロ野球の歴史を振り返れば逆指名制度が導入される以前は対等だったと思います。
この逆指名制度導入後有力大学、社会人はほとんどセ・リーグに行くわけです。
つまり足を運んでスカウト活動しなくても即戦力のいい選手が取れる。
パリーグは無名の素材のいい高校生や地方の大学生を指名するしかないわけです。
これでパリーグスカウトは素材を見抜く目を養ったと言えるでしょう。
それは最近のドラフトを見れば明らかにわかります。
例えば一昨年の指名。森下、奥川、即戦力に近いと言われていた奥川と森下に行くのはやはりセ・リーグです。ただパリーグは1球団も指名していません。佐々木に4球団は全てパリーグです。セ・リーグは1、2年目から戦力になる選手を獲得するのに対して、パリーグは4年後にスケールの大きな選手になる選手を思いきって上位指名します。
昨年度も即戦力に近いとされた牧内野手はソフトバンクも西武もスルーして井上、渡部を取りに行くこれがパリーグです。
もちろん戦力なるかどうかわからない100か0の選手。でもセ・リーグは0ではダメだから平均80点の選手を取る。1軍にいる選手はそのあ100になった選手ばかりです。80点の選手を揃えるセ・リーグが対抗できるはずもない。
セ・リーグがパリーグに追いつくにはリスクを取るドラフトしないとダメでしょう。
桑田、槇原、斎藤、篠塚を指名した巨人に戻らなければこのチームは永遠にソフトバンクには勝てない。