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2021年03月03日
2019年12月16日
【方略試】ほうりゃくし
語釈
菅原道真が生きていた時代、百七十年ほどの間に数十人しか合格者がいないという非常に難しい最高の国家試験
百人一首物語(菅原道真説明箇所)より
菅原道真は得業生(とくぎょうせい)にすすみ、最高の国家試験を受ける資格が与えられた。この最高の国家試験こそが『方略試』であった
『方略試』については別サイトに詳しくまとめてあります。ご興味ある方はそちらもご覧下さい>>百七十年間に合格者わずか数十人の超難関の試験「方略試」に合格した学問の神様
図書
『百人一首物語』司代隆三著
NHK100de名著U-NEXT
2019年11月21日
【羽ぐくむ】はぐくむ
語釈
羽で包むということから、後に養育するという意味になった。現代では「育む」と書く
万葉集より
『旅人の 宿りせむ(ん)野に霜降らば わが子羽ぐくめ 天(あめ)の鶴群(たずむら)』
(遣唐使使人の母)
「中国へ使いに行くこの旅人たちは途中で野宿するであろうが、もし霜が降ったならば空を飛ぶ鶴の群れよ、天から降りてきて私の子どもを羽で包んでやっておくれ」
図書
『和歌ものがたり』佐佐木信綱著
NHK100de名著U-NEXT
2019年11月19日
【引板】ひた
語釈
鳴子。竹の筒などを板に吊り下げておき離れた所から糸を引くとそれが鳴るようにしておく。田んぼから雀、うさぎ、鹿などを追い払う仕掛け
西行の和歌より
『庵(いお)にもる 月の影こそさびしけれ 山田は引板の音ばかりして』
「草庵に漏れてくる月の光の寂しさよ。山里の田には引板の音だけが響いてくる」
図書
『西行・実朝・良寛和歌集』栗山正好著