日本郵政公社は３１日、２００８年用年賀はがきの発行枚数を前年より２億枚多い４０億枚に設定し、１１月１日から販売すると発表した。１０月の郵政民営化で発足する新生日本郵政グループの「最大イベント」（西川善文総裁）と位置づけ、４年ぶりの販売増と元日配達体制の改善・強化に取り組む。 　利用促進策では、「ミッキーマウス」「ミニーマウス」などディズニー・キャラクターを両面に刷り込んだタイプを９０００万枚（５枚１組３５０円）、アートディレクターの佐藤可士和氏による３５種類のデザイン年賀はがきを１０５０万枚（同５００円）それぞれ発行。購入者にグルメ食材やペア宿泊券などを贈る懸賞も実施する。

　ウォルト・ディズニー・ジャパン(株)は30日、ディズニーの公式ホームページと公式携帯サイトで、ディズニーのハロウィーン情報を集めたスペシャルサイト“ディズニー・ハロウィーン2007〜じぶんに魔法をかけてごらん〜”を9月3日から10月31日までの期間限定でオープンすると発表した。 　ディズニー・ハロウィーン2007では、“ディズニー・ハロウィーン”の楽しみ方を初心者、中級者、上級者の3つのカテゴリに分けて紹介していくというスペシャルコンテンツが用意されている。 　初級コンテンツ “ハロウィーン気分をちょっと味わってみたい”という初心者向け。ハロウィーングッズの紹介や同社が運営している動画配信サイト“ディズニー・チャンネル”を紹介。 中級コンテンツ “ハロウィーンをほかの人と一緒に楽しみたい”という中級者向け。ウェブ上でハロウィーングッズを購入することができる“ディズニー・モール”や“ディズニーストア”を紹介。 上級コンテンツ “ハロウィーンイベントに参加したいという”上級者向け。東京ディズニーリゾートのハロウィーンイベントの紹介。 　また、クイズに答えて全問正解すると正解者全員にディズニー・モールでのショッピングに使えるギフト券500円分がプレゼントされる“ディズニー・ハロウィーン トリビアクイズ”キャンペーンや、ディズニーの公式サイトからキャンペーンキーワードを探して応募する“ハロウィーン島で宝探し！”キャンペーンなどが行なわれる予定。 　携帯電話機からのアクセスは以下のとおり。 iモード：iメニュー→メニュ/検索→待受画面/フレーム→アニメーション/マンガ→Disney-i EZweb：トップメニュー→カテゴリで探す→画像・キャラクター→アニメ・コミック→Disney-ez Yahoo ! ケータイ：Yahoo ! ケータイ→メニューリスト→芸能・映画・音楽→Disney-j

　ウォルトディズニースタジオは、映画『レミーのおいしいレストラン』が公開後27日間で興行収入30億円を突破したと発表した。13日に興収20億円を超えたばかりだが、このお盆休みシーズンでの客足の伸びが数字に反映された結果といえそうだ。 　この作品は、主人公・レミーがキッチンの嫌われ者というネズミとしての宿命を背負いながら、シェフになるという夢を叶えるために悪戦苦闘するストーリー。落ちこぼれシェフのリングイニと出会い、「2人でパリいちばんのシェフになる」というとんでもないアイデアをもとに、さまざまな困難を乗り越えていくファンタジーだ。 　7月28日の公開から27日間で観客動員数が252万9,818人、興収は30億1,125万4,100円となった。洋画アニメーションの分野における30億円突破は、2005年公開の『Mr.インクレディブル』以来2年ぶりの快挙。夏休み期間の公開に限っていえば、興収32億円を記録した1994年公開の『ライオン・キング』以来13年ぶりのこととなる。 　今年の夏休み映画は『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』、『ダイハード4.0』、『オーシャンズ13』などハリウッドの大作続編ものが多いが、子供から大人まで楽しめる『レミーのおいしいレストラン』が幅広い層に支持されたといえそうだ。また、『トイ・ストーリー』や『ファイティング・ニモ』などのヒットでおなじみの、ディズニー/ ピクサーの"ブランド力"がヒットにつながったといえるかもしれない。 　『レミーのおいしいレストラン』は日劇3ほかにて全国ロードショー中。

　ウォルトディズニースタジオモーションピクチャーズジャパンは、07年から09年にかけてのラインナップ発表を行った。 08年正月に「ナショナル・トレジャー／リンカーン暗殺者の日記」とディズニー・アニメの「ルイスと未来泥棒」の2本を公開。08年6月公開に「ナルニア国物語／第2章：カスピアン王子のつのぶえ」、同12月公開にピクサーの新作「WALL・E（ウォーリー）」が準備されている。他にもファンタジー超大作「魔法にかけられて」（08年3月）、ジェリー・ブラッカイマー製作最新作「プリンス・オブ・ペルシャ／時間の砂（原）」（09年夏）、シリーズ第3弾「トイ・ストーリー3」（10年）などの注目作が並んでいる。 同社は今年7月1日をもって社名の変更を行い、新たな船出を切った。その記念すべき年に、「パイレーツ・オブ・カリビアン／ワールド・エンド」が100億円を超えて、110億円前後が見込まれ、今年トップの成績をほぼ手中に入れた。さらに夏の「レミーのおいしいレストラン」も、ディズニー・ブランドの強さを発揮し、落ちの少ない展開で30億円以上が射程に入っている。

　ホテルの宿泊客がチェックインの手続きをした後、荷物を部屋へ運んでもらうまでの待ち時間を短縮化するため、大成建設は、ＩＣタグ技術を活用して客の位置を見つけられるシステムを開発した。行楽シーズンを迎えた大規模なリゾートホテルなどでは、時間帯によって、フロント前に宿泊客が押し寄せ、荷物の整理に時間がかかることが多い。このため、同社ではこのシステムを売り込むことで、ホテルの業務効率化と客の利便性向上を図りたい考えだ。 　このシステムは、客に渡した「案内カード」に埋め込まれたＵＨＦ帯の電波対応のＩＣタグを、フロント前など宿泊客の待機スペースに複数設置したアンテナで検知する。 　フロント前のスペースをいくつかのエリアに分けておけば、チェックインした客の荷物が部屋に運ばれる順番が回ってきたとき、ホテルのスタッフはその客の「案内カード」に書かれた番号をパソコンに打ち込んで検索。その客がどこにいるかがすぐわかる。 　ベルボーイがすぐに客のもとへ向かえるため、客の名前を呼んだりする必要がなくなるという。今年３月、東京ディズニーリゾート近くのリゾートホテルで実施した実証実験では、客のもとへ行く時間が平均して３０秒以上短縮された。 　システムの初期投資は５００万〜６００万円程度。大成建設では「大きな声で名前を呼ばれることに抵抗を感じる宿泊客は多い」としてホテル向けに売り込むほか、不特定多数の人が集まる病院の待合室などにも応用できるとみている。

　東京ディズニーランド（千葉県浦安市舞浜）で、シンデレラ城から噴き上がる大量の水で一時の涼を楽しもうという「クール・ザ・ヒート」が始まっている。 　修理を終えたはずの水道が破裂して城のあちこちから噴き出し、ミッキーらディズニーキャラクターと入園者がずぶぬれになりながら踊って盛り上がる約7分のショー。 　31日までの夏休みプログラムで、上演は1日4回。毎回出演するグーフィー以外の、ミッキーら4組のキャラクターが「どの回に出るかはサプライズ」という。

　香港の英字紙サウスチャイナ・モーニングポストは16日、9月に開業2周年を迎える香港ディズニーランドの２年目の入場者数が、1年目を約120万人下回る400万人程度にとどまる見通しだと報じた。 　香港ディズニーの運営関係者が同紙に明らかにした。頼みの中国本土からの観光客が、施設の狭さや料金の高さなどで敬遠していると見られる。 　同紙によると、米ディズニー本社は、香港ディズニーの2年目の目標入場者数を570万人としていた。同園の収容人数は3万4000人とされるが、2年目の入場者数は1日あたり1万1000人程度しかなかった計算になる。 　中国広東省深センの旅行業者は本紙に、「1年目に中国本土で広がった『アトラクションが少ない』『施設が狭い』などといった悪評がまだ尾を引いているのではないか」と指摘した。