NY為替市場のドル円はダウ平均が米中報復関税合戦を嫌気して前日比419ドル安の24567ドルまで続落し、米10年債利回りが2.87%前後に低下したことで、109円後半で上値の重い動きが続きましたが、ダウ平均の下げ幅縮小を眺めながら110円前半に持ち直した。
ユーロドルは、独仏首脳会談でユーロ圏共通予算の創設方針で合意したことで、1.1531ドルを安値に1.1595ドル前後、ユーロ円も126.65円から127.60円前後までじり高に推移。
ポンドドルは、20日の英下院での離脱関連法案の採決への警戒感から1.3151ドルまで下落、ポンド円も144.39円まで下落。
豪ドル/ドルは0.7347ドルまで年初来安値を更新。
東京タイムでは日銀・金融政策決定会合議事要旨の公表予定も、動意につながる可能性は低く、ドル円は日経平均や時間外の米長期債利回りの動きを眺めながらの相場展開となるか?
昨日にトランプ米大統領が2000億ドル規模の中国製品に10%の追加関税を課すと警告すると、中国は対抗措置を講じるとすぐに反撃。
「貿易戦争に勝者はいない」ということをトランプ米大統領は肝に銘じておくべきですが、「米国第一主義」を掲げる同大統領が強硬に保護主義を進めていくと、貿易戦争は現実味を帯びてくるでしょう。
ドル円は昨日のレンジ109円半ば-110円半ばが当面の中心レンジになりそう。
米経済の楽観的な見方や米利上げペースの加速観測などを背景に、ドル円の下押し局面では依然として買い意欲が強く、下値は限られるでしょう。
2018年06月20日
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