稚拙だ。
1階が消えたのではなくぺしゃんこになっただけで、その下で圧死した人が多数いたのが能登半島地震の木造住宅、特に新耐震以前の木造住宅の2階建ては大地震でほとんどが1階のみの平屋のように1階がぺしゃんこに潰れてしまった。
ポイントは2階部分は姿を留めているということ。
2階で死ぬことはないだろうということは見て分かる。
実際、今回の令和能登半島地震では、倒壊した木造住宅では、1階がぺしゃんこになったため、1階で団欒していた人たちが亡くなり、2階にたまたま引いた人は命が助かった。
このことは何も初めてではなく、阪神・淡路大震災、熊本地震でも至る所で見られたことだ。
古い木造住宅は大地震の時には一瞬で1階がぺしゃんこになるから危ないということが強調されなさすぎた。
これからは、教訓として旧耐震の木造は1階が危ないから1階では寝たりしないようにしよう。つまり、2階で寝ようということだ。
Yahoo!より、
能登地震で目立つ「1階」が消えた家 雪国、過疎、キラーパルス…住宅被害拡大に複合要因
2/7(水) 11:22配信
産経新聞
https://news.yahoo.co.jp/articles/b61291a1b747c7847ef595833acea6f0c7035511
記事より、
能登半島地震で甚大な被害を受けた石川県輪島市や珠洲市の街は、2階建ての木造家屋の1階がつぶれた家が目立つ。県によると県内全体の住宅被害は5万5千棟を超え、大半は木造家屋だ。被害拡大の背景には人口減少や高齢化のほか、木造家屋に被害が出やすい地震波「キラーパルス」の影響、さらには雪国特有の事情も指摘されている。
「近年の耐震設計の家はほとんど被害がない家も多い一方、古い家は1階が軒並みつぶれ、消えてしまっている」
輪島市の市街地を視察した関係者はこう話す。倒壊したのは古い耐震基準の住宅ばかりで、基準が強化された「新耐震」とみられる住宅の多くは無事だったという。
昭和56年以前に建てられた家も耐震改修工事を行い強度を確保できるが、珠洲市の耐震化率は51%、輪島市は45%と全国平均の87%を下回っていた。
耐震化が進んでいなかった背景として、過疎化により高齢者だけの住まいが増え、改修しないまま暮らしている世帯が多いという事情が挙げられる。また、能登地方の人々の、古い町並みを大切にする文化的な背景が影響しているとの指摘もある。
珠洲市の担当者は「他の地域と比べ大きな家が多い上、高齢化が進んでいる。複合的な要因がある」と話す。
複合要因には、北陸特有の気候風土の影響として、木造家屋に使われている屋根瓦の重さもある。日本海沿岸に位置する北陸の雪は水分を多く含む重い雪なのが特徴とされ、瓦にも強度が求められる。そのため雪や潮風による劣化に強い漆黒の「能登瓦」が使われ、重い屋根の建物が多いという。
さらに、今回の地震では、揺れの周期が1〜2秒で、ゆさゆさと揺れて木造家屋に大きな被害をもたらすことで知られる地震波、キラーパルスが観測されている。阪神大震災でも記録され、この地震波が、木造家屋が多い地域の被害拡大につながったとみられている。
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