だが、それを国民に説明し納得させるのは難しかっただろう。
少なくともデルタ株が出るまでなら水際対策でゼロコロナは目指せたのだから。
結果的に、デルタ株といった変異株が止まらないことから、ワクチンは感染を防ぐものではなく、感染するが重症化しないこと。
もちろん、医療の充実が前提であり、新型コロナウイルスに感染しても治療が受けられるということが前提。
日本の取り組みで、今、孤独死というか自宅療養という名の放置が行われているのが最悪で、これを防ぐべく病床の増床などを行なっていれば、立派な対策と言えたのだが、とても医師会の協力を得られていないというのがガースー菅義偉総理のしたことだ。
これでは誉めようがないじゃないか?
Yahoo!より、
豪に続いてワクチン接種率8割のシンガポールもゼロコロナ断念
9/3(金) 19:00配信
ギズモード・ジャパン
https://news.yahoo.co.jp/articles/a207ed7ac87b4a107892ab2963d23456f42713f2
記事より、
ゼロはムリ。
デルタ株でゲームのルールが変わるなか、ベトナム、オーストラリアに続いてシンガポールもゼロコロナの夢を捨て、ウィズコロナに方針転換しました。
リー・シェンロン首相が日曜のナショナルデー(独立記念日)の式典の席で明らかにしたもの。成人の8割が完全接種を済ませ、マルタ(82%)に次ぐ世界第2位のワクチン接種率を誇るシンガポールをもってしても完全撲滅は非現実的との判断です。
ゼロコロナで粘ってきたのはシンガポール(人口約570万人)とニュージーランド(同約500万人)、台湾、中国、ベトナム、オーストラリアの各国ですが、これで残りはニュージーランド・台・中のみとなりました。
リー首相は演説のなかで次のように述べています。
「長期ロックダウンしたところで、もはやCOVID-19の感染をゼロにすることはできない。そこで、次段階ではインフルエンザや水ぼうそうのようなエンデミック(風土病)になる前提でCOVID-19に備える必要がある」
「幸いにもワクチンと予防強化をもってあたればウイルスとの共存は可能。COVIDレジリエント(耐性型)社会になることも可能だ」
迅速なコロナ対策で感染累計約67,000人、死亡わずか55人に抑えてきたシンガポール。今年も感染は1日30人前後で推移してきたのですが、7月から急に増え最近は1日平均150人になっています。
でも首相はゼロをあきらめただけであって、予防をあきらめたわけではない!と強調してますよ。
「その都度ブレーキを踏まなければならないことはあるが、急ブレーキはやめにしたい。そのため次のフェーズではステップ・バイ・ステップで進めていく。一部の国のようにいきなりビッグバンというのではなく、状況が上向く手応えを確かめながら、慎重に少しずつ進めていければ」
ちなみにゼロコロナでがんばってたベトナムも5月からの感染爆発から抜けきれていなくて、現在も1日の新規感染者数は11,434人(同)。最近ゼロコロナを放棄したオーストラリアも6月からの感染爆発で、1日の新規感染者は1,242人(同)。
感染1名で全土ロックダウンのニュージーランドはまだあきらめていません。レベル4の厳戒態勢が9月中旬まで続く見込みです。隣のオーストラリア首相には「デルタ根絶なんてムリムリ、やめたほうがいいよ」と言われてますが、ジャシンダ・アーダーン首相の決断を国民はおおむね支持しており、幽霊のデルタ株とコンタクト・トレーサー(接触追跡者)の熾烈な戦いが世界の注目を集めています。
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