格差社会で感想が違うって・・・あまりにもご都合主義。
シン・エヴァンゲリオンに否定的な意見が出てくる人がいる最大の理由は、分かっていることだが、もうエヴァンゲリオンシリーズは終わり、ということがかなり明確になったこと。
もちろんサイドストーリー的なものが出てくる可能性は十分あるが、エンディングはこれで決まったことを明らかにする映画だったからだ。
エヴァのいない世界が好きかそうではないか、ワクワクして映画を待つ楽しみはもうないのかというのが喪失感。
それだけの話を格差社会を語るために利用するというのは、全くとんでもない話だ。
Yahoo!より、
シン・エヴァ劇場版鑑賞、なぜ「爽快感」「置いてきぼり感」に二極化するのか
3/27(土) 6:10配信
オトナンサー
https://news.yahoo.co.jp/articles/34e5191c5bf2c2deb4f2d90b22fa7cf587751934?page=1
記事より、
アニメ映画「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」が3月8日に公開、ヒットを続けています。配給元の東映などは、公開1週間の興行収入が33億円を突破したと発表しました。
筆者が主な識者のコメントをざっと確かめてみましたが、狂喜と言っても過言ではない褒め方が大半です。もちろん、賛否の「否」に該当しそうな論評がないわけではありませんが、メインストリームからははじかれてしまっているようなのです。これは一体どういうことでしょうか。
まず、賛否の「否」と思われるものとして目に付いたのは「シン・エヴァが旧エヴァ(1990年代の作品)と比較して、物語としての衝撃性や意外性があまりない」「キャラクターの変化がご都合主義的で、終わらせ方として強引ではないか」といったものでした。
それ以外にもいろいろと細かい指摘がありましたが、とりわけ興味深かったのは作品そのものへの論評とは異なる「心情の吐露」でした。「シン・エヴァを鑑賞して感動したけれども、恋人をつくれ、現実に戻って幸せをつかめと言われても、もう手遅れなんだが……」といった反応でした。これは、絶望から希望へと転換する全体的な物語の流れにおいて、「パートナーありきの人生像」が端々に刻印されていると受け取られたからだと思われます。
また、映画の中で、人々が相互扶助で生活を営む姿がユートピアのように描かれていた場面への違和感を表明するものも少なからずありました。家族だんらんや田植えのシーンに象徴される「まともな生活」、もっといえば、夫婦になって子どもをつくり、誇りとする仕事があるといった大人像がやや、ステレオタイプの推奨に感じられたのかもしれません。
要するに、ストーリーの完結のさせ方や伏線回収といった次元の話ではなく、作中でそれとなく描写される「まともさ」とされるものの提示がロスジェネ世代(バブル崩壊後の就職氷河期に遭遇した世代)を中心とするファンの間で、きついものに映ったと考えられます。
旧エヴァ以後の時代、低成長経済と中間層の崩壊に拍車が掛かり、恋人や家族を持てること自体が高価なぜいたく品のようになりました。そうしたことも含め、将来に対して希望を持ちづらい人々が拡大していったことが作品の見方に関係していると思われます。
勝手に思ってろ、という感じ。酷すぎる。こんなことにエヴァが持ち出されることは批判の対象になるだろう。
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