自らの利益を優先するのではなく公の利益に貢献するのが本来の役割。
それが狂ってきている。
なんと理由は、
作業員が休日を取りやすくすることが、大きな目的
だというのだ。呆れ果てる。
終電を勝手に早くして、ただでさえ、新型コロナウイルス感染拡大により経営の厳しい飲食店を地獄に落とす、つまり、Go To Hellということを行うという。
これについて国土交通省は厳しい指導をして撤回する必要がある。
国土交通省には権限があるのだ。
Yahoo!より、
JRが「終電30分繰り上げ」コロナ禍だけじゃない事情
9/22(火) 9:30配信
毎日新聞
https://news.yahoo.co.jp/articles/4bcb7fd02301530fdac8c1d1407d00979c9ab7da
記事より、
JR東日本とJR西日本が、終電(最終電車)時刻の繰り上げを社長記者会見で相次いで発表
コロナ禍による利用客減が背景にありますが、理由はそれだけではない
JR西日本は8月26日、近畿エリアの主要線区で10〜30分程度、終電の時刻を繰り上げ、約50本の運行を削減すると表明。JR東日本も9月3日、終電の時刻を30分ほど繰り上げ、終着駅への到着を深夜1時ごろまでにすると発表
横浜、さいたま、千葉あたりまでの東京近郊の終電は、深夜0〜1時台まで走るのが一般的となって久しい。
新宿駅から81・5キロ(営業キロ)の木更津駅までは、今は23時6分発の中央線快速・東京行きに乗れば接続がある。だが64年当時だと、20時55分発の各停千葉行きに乗らないと帰れなかった。大阪駅から87・9キロ(同)の姫路駅へは、64年は22時26分発の宇野行きが最終だったが、現在は0時発の新快速がある。
ここまで継続・拡大し、浸透した終電のネットワークを縮小するのだから、単なるダイヤ改正にとどまらない、方針の大転換と言える。猪瀬直樹・元東京都知事が東京の24時間化を唱え、渋谷―六本木間で都バスの24時間運行を始めたのが13年12月。運行はごく短期間の試験で終了したが、わずか7年ほど前の話である。
東西のJRが終電時刻を繰り上げる理由は一つではない。
まず大きかったのが新型コロナウイルス感染症の流行だ。外出自粛によってリモートワークが浸透し、通勤客自体がそもそも減少した。さらに深夜帯は、繁華街の飲食店の「早じまい」も影響して大幅な利用減が見られる。
JR東日本によると、山手線(上野―御徒町)では0時台の内回り電車6本の利用率が、コロナ前と比べて66%減となっている。これは、朝のラッシュ時間帯の36%減よりはるかに大きい。
もう一つ、鉄道業界の深刻な「内部事情」がある。深夜から早朝にかけて行われる線路保守業務の要員確保が難しくなっていることだ。深夜中心の不規則な勤務形態や待遇面などの問題もあるが、根底には「少子化」という大きな時代の流れがある。
一方で作業量はかえって増えており、労働環境の改善は急務だ。にもかかわらず、08年と19年を比較すると、JR西日本では約23%も作業員数が減少している。
そこで終電時刻の繰り上げにより、線路などの保守・修理にかける時間を拡大し、一晩あたりの作業量を増やす。あるいはセッティングや片付けに時間がかかる大型機械による保守を容易にする。こうした対応によって作業員が休日を取りやすくすることが、大きな目的として挙げられている。
それがJRの今回の決断でどうなるか。多くの私鉄が追随するケースも十分に考えられ、深夜のバスも運転時間帯の繰り上げ、あるいはこのまま廃止となる路線も出るだろう。
そして「鶏が先か、卵が先か」という話になるが、新宿や渋谷など繁華街への影響も見逃せない。
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