池田信夫ブログより、
新型コロナについての仮説をSIRモデルで検証する
2020/03/31 11:59 155
http://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/52039708.html
記事より、
日本の新型コロナ死者が驚異的に少ない原因として私の仮説は、
感染が昨年末から始まり、一部の日本人がすでにコロナの免疫をもっている
日本人の感染したコロナウイルスは(BCGの自然免疫で)毒性が弱い
という二つだが、これを感染症のSIRモデルで検証してみた。これは非感染者(susceptible)、感染者(infected)、治癒者(recovered)の数を微分方程式で数値シミュレーションするもので、新型コロナについても多くのモデルがあるが、米山隆一氏が公開しているシミュレーターが便利だ。次の図は米山氏のシミュレーターで基本再生産数を2.5として感染者数の動きを見たものだ。
感染開始から104日後に(累積)感染者数が2930万人でピークを打ち、治癒者(免疫をもっている人)が4679万人になる。このとき致死率0.001%とすると、死者は46人になる。感染開始が昨年末だとすると、今がこの状態である。最終的には約1億1000万人が免疫をもつ集団免疫状態で安定する。
このモデルの特徴は、致死率を非常に低く設定したことだ(2009年の新型インフルぐらい)。これはBCG接種による「免疫記憶」ができているため、感染によるダメージが少ないと仮定した(そう考えないと異常に少ない死亡率は説明できない)。SIRモデルは単純なモデルなので、これで十分説明できるとは思えないが、仮説は明確になった。
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