危険区域は平時は便利だったりするのだ。
また、住むのに適した土地があまりないという事情もあるだろう。
格差というのはどこにでもあるものだ。
Yahoo!より、
スラウェシ地震1年、被災者格差も=危険区域で生活再建−インドネシア
9/29(日) 7:27配信 時事通信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190929-00000010-jij-asia
記事より、
【4000人以上が死亡・行方不明となったインドネシア中スラウェシ州の大地震から28日で1年がたった。
仮設住宅は完成したが、被災者は不便な立地を敬遠。生活費を得るため、津波に襲われた危険区域に戻った人がいる。活気の戻った市街地で仕事を再開した人と、ままならない人との格差も生じている。
国家災害対策庁中スラウェシ支部(BPBD)によると、仮設住宅は予定した約700棟が完成した。1棟に12家族が住める長屋式で、8300世帯の入居を見込んでいたが、辞退や退居が相次いだ。「食べていけないから」と被災者は口をそろえる。全財産に加え職を失った人も多いが、生計支援はほとんどない。
パル市マムボロのレスミさん(31)もその一人。海岸から約20メートルの土地で家を流された。がれきと民間団体提供の資材を使い、同じ場所に簡易な家を再建。家族4人で、震災2カ月後に戻った。自分は雑貨店の経営、夫は魚干しの仕事を再開したが、収入は半減した。
暮らしていくための選択肢は他に見当たらないが、家を再建した後に政府から「ここは居住禁止区域になる」と言われた。促されて恒久住宅の申し込みをしたが、音沙汰は半年以上ない。
BPBDによると、20日時点で恒久住宅は1万4000軒を建てる予定だが、着工済みは500軒で、完成は30軒にとどまる。幹部は「居住禁止区域がいまだ確定しておらず、必要戸数が定まらない」と明かした。
営んでいたマッサージ店と家を失ったパル市のティティンさん(39)も、仮設住宅に入らなかった。「中心部から離れていて仕事がない」ためだ。民間会社でコック職と空き部屋を得て、資金を貯蓄。3カ月後に住居と店舗を借り、営業を再開した。客が増え、商売は軌道に乗ったという。
仮設住宅に身を寄せるタヒールさん(67)は、液状化に伴う地滑りでパル市バラロアの家を失った。家族は無事だが、無一文に。自宅のあった「がれきの山」で鉄くずを集め、生活費を得ている。朝から晩まで働いても2万ルピア(約150円)しか稼げない。「足りないよ。近所の助けで、しのいでいる」。眉間のしわをさらに深くした。
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