このケースは災害時に高齢者を狙った消費者被害だろう。
消費者庁の活躍のチャンスだ!
だが、ブルーシートはしょせんはその場しのぎ。
本当に求められているのはボランティアではなく、屋根の修理をしてくれる職人、工務店などのプロだ。
ボランティアを求めている、というのは、要するにタダで応急修理をしてほしいという要望のことだ。
タダである必要がそもそもあるのか?
本来は屋根の修理をどんどん進めることが大切だろう。
それはもちろん無料ではないはずだ。個人財産なので、所有者が対応する必要がある。
台風なので、保険もそれなりに入っていれば出るだろう。
ボランティアに中後半端なブルーシート張りをしてもらうことにどこまでの意味があるのか?
求められているのは屋根を修理できる職人。
こうした職人を全国から集めることが必要な支援なのだ。
Yahoo!より、
千葉の被災者がいま、一番求めているもの
9/20(金) 15:23配信 BuzzFeed Japan
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190920-00010006-bfj-soci&p=2
記事より、
台風15号により家屋の倒壊や停電が長期化している千葉県南部。被災地では屋根などが損壊した家屋が目立つ。現場で特に不足しているのが、ブルーシートを張ることのできるボランティアだ。
被災から10日が経った9月19日。BuzzFeed Newsは南部にある鋸南町で被災者のニーズを調査したNPOジャパンプラットフォーム(JPF)に同行し、取材した
台風による土砂崩れも町内の各地で発生し、いまも一部世帯で停電が続く同町。その中心部にある役場の2階からは見渡すと、ブルーシートが張られた屋根の多さに気付く。
「すでに張られているブルーシートの一部も張り直しが必要になる可能性がある」
そうBuzzFeed Newsの取材に語るのは、小玉幸浩さん。
9月18日に広島から鋸南町へ駆けつけた熟練のボランティアの1人だ。これまでも広島県の豪雨災害など災害が発生するたびに、現地で活動を行ってきた。
現地で活動するNPO法人ADRA JAPANの職員によると、ブルーシートは張り方次第で、半年から最大1年持つ。
しかし、中途半端な張り方ではすぐに剥がれて、雨が降るたびに雨漏りなどを引き起こしてしまうという。
現場ではブルーシートの張り方を統一すべきという声も上がっているが、容易ではない。
様々な団体やボランティアが集まり、できるだけ多くのニーズに応えようと必死に作業を行なっているからだ。
鋸南町の一軒家で一人で暮らす85歳の女性はこの日、小玉さんの助けを借りて屋根を覆うブルーシートを張り直した。
千葉市に住む娘の力を借りて、なんとか町役場で情報を集めた。ブルーシートも入手し、降雨が予想されていた9月14日〜16日の連休前に工務店に駆け込み、ブルーシートを張ってもらった。
だが、張り方に問題があったのか、雨漏りが発生し、2階は水浸しに。いまではカビが発生している。
いまも自宅で生活をすることはできない。千葉市の娘の家に身を寄せ、片道1時間かかる鋸南町と往復する生活を続けている。
「まさか母親が被災することになるなんて…」と娘も動揺を隠せない。千葉県南部をこれほど大きな台風が直撃したことは記憶にないと語る。ここまで大きな被害が起きるとは予想もしておらず、「備えも知恵もなかった」と振り返る。
「ありがとうございます、頑張りますしか言っちゃいけないのかなって思ったり。ボランティアの方たちにも申し訳ない気持ちばかりで……それでも今日こうしてブルーシートを張ってくださって、安心しました」
張り替えは無事終わったが、家の中の片付けを完了させるにはもう少し時間が必要だ。この日も、女性は娘の自宅がある千葉市へと帰っていった。
週に何度も往復することは、体力的にも金銭的にも負担となる。高齢な母も「ここ数日で痩せたような気がする」という。
「ボランティアセンターに寄せられるニーズの25%はブルーシートを張ってほしいという要望だ」
鋸南町役場に設置された災害ボランティアセンターで陣頭指揮をとる鋸南町社会福祉協議会の増田光俊さんは、そう語る。
9月13日のボランティアセンター開設から9月19日までに寄せられたニーズの総数は1062件。そのうち249件がそうした声だった。
ただ、ボランティアには作業を振り分けてはいない。落下事故が相次いでいるためだ。実際、千葉県君津市では屋根で作業をしていた男性が落下し、死亡している。
それゆえ、こうした作業は建築業に普段従事しているボランティアや、各地の災害支援でブルーシートを張ることに特化したボランティア団体によって展開されているという。
県内の瓦屋根の業者では、修理が1年待ちのケースもある。修繕が完了するまでに時間がかかるため、できるだけブルーシートを長持ちさせる必要がある。
また、まだ表面化していないニーズが被災地に埋もれている可能性もある。一部では「周りの家に比べて、うちの被害は大したことないから…」と自分で判断し、災害ボランティアセンターにボランティアの要請を行わないケースも存在する。
同行したピースウィンズジャパンの山本理夏さんは「ボランティアセンターに寄せられたニーズだけで被害の全容を把握することは困難だ」と話す。
大型の台風17号が、9月21日〜23日の3連休を直撃することが予想されている。関東も雨の予報となっており、屋根の損壊した家屋では雨漏りが心配されている。被災地の不安は尽きない。
なお、現在も15の市と町が災害ボランティアセンターを設置し、ボランティアを受け入れている。なお一部地域では千葉県内在住の方に限定して募集しているため、活動に参加する際には注意が必要だ
しかし、ブルーシート張りの手伝いのニーズが高いといっても、1000分の300程度。
ブルーシート以外にどんなニーズがあるのか?それはこの記事からは分からない。
ボランティアを頼まない人がいることを問題視するのもいかがなものか?
基本は自分ですることであって、ボランティアはあくまでお助け隊であるはずだ。
また、ブルーシートの貼り方については、NPOらにノウハウがあるとすれば、こう貼るべきという情報は千葉県下にばらまけばいいのではないか?
統一するのが難しいというので何もしないのではなく、ブルーシートを張る側が常識として知っておけばそれでかなり改善されるだろう。
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