国公立大学と私立の学費に差があまりなくなったことで、多くの科目を苦労して勉強すれば学費の安い国公立に行けるという環境がなくなってしまった。
これが一番の原因。
また、パソコンを買うために10万円借金するというのは、安易としか言いようがなく、バカだ。
Yahoo!より、
まるで旅行代理店の雰囲気 学生ローンに行列のワケ
7/13(土) 14:00配信 毎日新聞
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190713-00010000-maiv-pol
記事より、
6月下旬の東京・高田馬場駅前。最高気温が30度に迫り、ワイシャツが汗ばむ昼過ぎ、「学生ローン専門店 お役に立ちたくて」と書いた派手な看板が目立つ6階建ての雑居ビルに20歳前後の若者が次々と吸い込まれていった。3階にある学生ローンの店舗の前には店に入りきらない学生2人が置かれた丸椅子に座っていた。「ここ1、2年、お客さんが急に増えた」と男性店員。今、学生ローンに行列ができるワケを追った。
店に入ると、カウンターの向こうにいる若い女性が間髪を入れずにオレンジジュースを運んできた。ローン会社というより、旅行代理店のような雰囲気。「敷居」を低くする工夫が施されている。店の奥にいた常務の男性(51)によると、同店には現在、社会人になって返済している人も含めて顧客が数万人おり、平均の債務残高は十数万円だという。学生ローンを専門に扱う同店の金利は「大手消費者金融より若干低い」年率17.0%。借金の理由は生活費やパソコン購入などさまざまだという。男性は「お金を借りに来る学生さんは両親が離婚しているケースが多いですね」と話す。
店から出てきた東京都内の大学2年の男性(20)は昨年、父親が会社をリストラされた際に学費を払うため借り入れ上限の10万円を借りたという。「父子家庭の同級生はバイトを二つかけもちしてもお金が足りず、生活費を借りてます。飲み会にも来れず、いつも苦しいと言ってます」と話した。
約30の大学などの学生でつくる団体「FREE」が昨年9月から今年6月にかけてインターネットなどで実施した調査でも、最近の大学生の苦しい実態が見えてくる。集計が終わった6226人の回答のうち、46.1%が生活費を稼ぐアルバイトのために「睡眠時間が削られる」と回答した。中には「1日の食費が300円」、「毎日2時間睡眠でアルバイトと学習をかけもちしていた」といった回答もあったという。
学生ローンを借りる学生の急増に象徴される大学生の貧困の背景はなぜか。国立教育政策研究所の浜中義隆総括研究官(48)を訪ねた。浜中さんは「大学の受験戦争が厳しかった1990年ごろは大学進学率が今より2割以上低く、しかたなく高卒で就職した世代の子供が大学生になったから」と分析
16年参院選では各党がこぞって教育無償化と給付型奨学金の導入を掲げ、18年度に返済がいらない公的奨学金が本格導入された。月額で最も低い国公立大の自宅生で2万円で、私立大下宿生の4万円が最高だ。
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