そもそもトップだからセキュリティについて知らないというのは今の時代ではあり得ない。
少なくとも社内でのセキュリティの最高責任者はトップとなっているのが常識だからだ。
さらにそのサブは居るので、セキュリティに関して責任を持って答える人間がいないとなると、そもそも情報セキュリティなんてセブンーイレブンには皆無という事になる。
これはセブンーイレブンにちょっと聞けば分かる話。
さらに、「2段階うんぬん」という発言を、分かりやすく、「二段階認証うんぬん」と書いてしまったら、二段階認証を知っているという話になり、論点がズレまくり。
問題はID情報さえあれば、iSOからごく簡単にパスワードが盗めてしまう事にあったという事なのだから、その部分を知らなかった事について議論をすることが必要だろう。
もちろん今時危機管理が必要と言われている記者会見にQ&Aが用意されていなかった、なんて仮説はあり得ない話であり、こんな事に数行も費やしているのは、単なる字数稼ぎとしか言えない。
サラリーマン記者も困ったものだ。
Yahoo!より、
「二段階認証うんぬん」発言から読み取れる、セブンの危機的状況
7/9(火) 8:09配信 ITmedia ビジネスオンライン
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190709-00000028-zdn_mkt-bus_all
記事より、
サービス開始直後から約900人が不正アクセスされて、5500万円もの被害が生じた、セブン&アイ・ホールディングスのスマホ決済「7pay(セブンペイ)」。その謝罪会見に登壇した株式会社7payの小林強社長が記者から、ユーザー登録時に二段階認証をしているサービスがほとんどなのに、なぜ7payではやっていないのかと素朴な質問を投げかけられたところ、「二段階認証……」と言葉に詰まってしまったのである。
その後、慌てて、「7payはセブン-イレブンアプリと連携しているので、二段階うんぬんと同じ土俵に比べられるのか、私自身は認識しておりません」と苦しい答えをひねり出したが、チコちゃんなら間違いなく、「ボーっと生きてんじゃねーよ!」とキレているレベルだ。実際、ネット上ではかなり怒りの声が散見される。
と聞くと、「経営者がそんな技術の細かいところまで知っている必要はない」とか「セキュリティ担当者が引き取って説明していればこんな大騒ぎになっていなかったのでは」と感じる方も多いことだろう。
筆者自身も謝罪会見トレーニングの講師をかれこれ10年以上務めており、受講者にはいつもそのような「回答の分担」を推奨してきたので、言わんとすることは非常によく分かる。
一方で、今回のケースはそのように「会見の対応がまずかった」で片付けられるような話ではない気している。
あの「二段階うんぬん」発言からは、現在のセブン&アイ・ホールディングスという組織を蝕んでいる致命的かつ構造的な問題が垣間見えてしまうからだ。それは、「想像力の欠如」である。
通常、今回のようなケースでは、会見を催す前に記者からどんな質問が飛んでくるのかと予想して、経営者らが語るに適切な回答を準備する。いわゆる、想定Q&Aだ。
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