本震があったのが4月16日で、このときにほとんどの人が亡くなった。
益城町では街づくりと称して、多額の税金を投じて区画整理をするというワンパターンの復興を進めているが、これでは街を作っている間に、高齢者は亡くなり、街の復興とは言えないだろう。
スピード感があるのは買収方式で行うことであり、区画整理事業ではないのは自明だ。
Yahoo!より、
熊本地震3年 生活再建阻む街づくり「震災ではなく人災」
4/16(火) 6:00配信 毎日新聞
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190416-00000005-mai-soci
記事より、
・ひび割れをテープで応急補修したままのドア
・益城町広崎の県道沿いで美容室を営む村上勇さん(60)はため息をつく。熊本地震で大規模半壊した店舗兼住宅は、2カ月前にローンを組んで改装したばかりだった。3年たった今も屋根にブルーシートを掛けて住み続けているのは、県が創造的復興の目玉として7年後の完成を目指している県道4車線化事業のため、いずれ解体して立ち退かねばならない
・今の補償額では大きな借金を抱えてしまう。不安で不安で、酔っ払わないと眠れない
・「4車線化がなければとっくに店は再建できていた。みんなのために道を広げる必要があるのなら、そこで商売していた人が安心して別の土地で暮らせるよう支援してほしい。被災して3年たっても僕らが再建できていないのは、震災ではなく人災だと思う」
・益城町の中心市街地28.3ヘクタールで進む復興土地区画整理事業を巡っても、住民に不公平感が広がる。狭く入り組んだ道を広げて再配置し、災害に強い街にする目的で昨秋、国が認可した事業だ。だが、待ち切れずに家を再建した住民も多く、県が先月、そうした家屋を避ける形で道路配置を大幅に変更した計画案を提示した
・「正直者がばかを見たということ。県の計画変更は新築した家に配慮して道がジグザグになっており、災害時の避難や緊急車両の通行に支障を来す恐れもあるのに」と豊留さん
無茶苦茶。
10年後に完成って街づくりって遅すぎだろう。
区画整理をやめて用地買収方式にすれば事業は早く進む。
道路が作りたければさっさと買収するのが正解。
道路の整備と街づくりとは無関係に進めれば早く再建できるだろう。
そもそも区画整理をした挙げ句に、再び災害に脆弱な木造住宅を建てるのではなく、道路はそのままでも災害に強い鉄筋コンクリートの住宅や店を作る方がよほど現実的だ。
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