国の重要文化財である城などの耐震診断が進んでいないからといって、国費の無駄遣いといえるのか?
放置という指摘も適切ではなく、新発田市の例で考えれば、
・新発田城を市が耐震診断する
・当然ながらアウトとなる
・観光名所として立ち入り禁止で観光客が激減、市の観光からの収入、納税も減る
・財政的に厳しくなる
・耐震改修の費用は莫大で予算を捻出できない
・いつまでたっても新発田城は観光目的では活用できない
・不朽は進んでいく
ということになるのは明らか。
では、会計検査院はこれをどうすればいいというのか?
まずは国費が無駄に使われているということを明確に示すことが必要だ。
併せて、耐震改修には国費が莫大にかかることも認識しての指摘とすれば、これは文化庁と会計検査院が裏で手を組んだというふうにしか見えない。
財務省に耐震改修の予算を増額させるためにだ。そのためにわざわざ問題として取り上げる。
ありうる話だ。
Yahoo!より、
国重文373棟、耐震性「疑義」を放置 新発田城など
11/10(土) 12:05配信 朝日新聞デジタル
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181110-00000040-asahi-soci
記事より、
・会計検査院は9日、国費の無駄遣いや不適切な経理など改善が必要な事業を指摘する「2017年度決算検査報告」を公表
・国の重要文化財をめぐっては、観光客らが出入りする建造物で耐震性に「疑義あり」と判定された423棟のうち373棟が正式な耐震診断を受けていなかった
・文化庁は、安全性の確保や文化財的価値の保存を目的として、予備診断で耐震性に疑義があれば、正式な耐震診断を速やかに実施することを求めている。耐震診断で「耐震性能が不足」と判定された場合、耐震補強などをする。予備診断で疑義があったり、耐震診断で耐震性能不足と判定されたりした場合は、立ち入り制限を設けるなどの対処方針の作成も求めている。
・検査院が調べたところ、373棟は08〜14年度の予備診断で「疑義あり」と判定されたにもかかわらず、16年度末時点で耐震診断が実施されておらず、対処方針も作成していなかった
・新潟県新発田市の「新発田城・旧二の丸隅櫓(やぐら)」は10年度に「疑義あり」と判定されたままになっていた。
・市によると、財政的な理由などで耐震診断の具体的な計画が立てられていない
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