2009年12月01日
NHKスペシャルドラマ『坂の上の雲』を見た!
NHKスペシャルドラマ『坂の上の雲』は、
司馬遼太郎の長編小説『坂の上の雲』の本邦初の映像化作品ということで、
わたしも大いに期待して見ました。
3年かけて、全13回のシリーズで放送予定だそうです。
ことしは5回連続で放映されますが、今回はその第1回「少年の国」。
まだ、物語の導入部分なので、
それほど盛り上がりは感じられませんが、
演出の手堅さは感じられて、
これからの展開を期待させられる出来ではありました。
主人公は、伊予・松山出身の、
この小説を読んだのは、もうだいぶ前になるので、
こまかい話の筋は忘れているな。
でも、いちばん心惹かれた部分は、
正岡子規が大学予備門時代、哲学にかぶれたり、
真之が文学仲間だった子規からはなれ、
ひとり海軍兵学校に進路を変えて行く場面だったりします。
人生の選択に悩むところなんて、明治の人もオレたちと変わんねえよな!
と感じさせるあたりが、この小説が共感を呼ぶところでしょうね。
そしてクライマックスが日露戦争であり、
好古が率いる日本騎兵とロシアのコサック騎兵との雌雄を決する戦いであり、
真之が作戦参謀をつとめた日本海海戦においてバルチック艦隊を撃滅する場面であるのは、
言うまでもないですな。
日本海海戦は、
当然、CG合成がフル動員されて描かれることになるんだろうな。
ここらへんも楽しみにしていることの一つです!
わたしが一番好きな日本映画のひとつ、
『日本海大海戦』における円谷英二の特撮と見くらべてしまうでしょう!
ここで例によって、
実際の映像を紹介しようとYouTube を探して見たのですが、
なんか必要以上に「好戦的」に編集し直されたものばっかりで、
『日本海大海戦』という作品が誤解されそうな気が…
おまいら、少しは冷静になれよ!
で、海外からのコメントが山のように届いているこれに決めました!
この戦いはフェアな戦いであり、フェアな勝利だ!と認めてくれているのが、
大勢のようです!
日本の「市民団体」とはえらい違いだ!
こういう映画をしっかり作っておくことは、
外国の日本への理解を促進するためにも大切だなと思う。
『日本海大海戦』(1969年度東宝作品)
(2018/11/17差し替え)
日本海海戦で勝利した旗艦・三笠は、
いまも横須賀港に記念館として残されています。
連合艦隊司令長官・
最近の教育によって大勢作り出されているようですが、
海外の人の方が日本人より日本の歴史を知ってたりする状況になっているようです。
そんなことで、
ちゃんとした国際交流ができるんでしょうかね?
自国の歴史を知り、他国の歴史も知ることでしか、
国際間の理解は深められないと思うんだけどな。
そういうことで、
NHKスペシャルドラマ『坂の上の雲』は、
ちょっと目が離せませんよ!
オマケ!