2017年10月12日
統合失調症について。統合失調症の症状って?薬は?
こんばんは。
今日は「統合失調症」について。
・症状は?
大きく分けて陽性症状と陰性症状があります。
簡単に言うと
陽性症状:通常ではないようなものが見えたり、聞こえたり、頭に浮かんだりする症状です。
陰性症状:通常はあるような、意欲、感情などが消えていくような症状です。
・薬は?
どちらにもというか、統合失調症の患者さんのほとんどに「抗精神病薬」という薬を飲んでもらいます。
それで症状が消えたらいいですが、現在の医療ではそこまで簡単にいきません。
症状が残ったり、副作用が出てしまったり。
患者さんの病識といって病気に対する知識、考え方が十分でなく医師からの指導がしっかりしていないと、薬を飲まなくなり、症状が再燃してしまうことも多々あります。
僕も実際の診察でほかの病気の方もそうですが特に統合失調症の患者さんには口を酸っぱくして、くれぐれも薬を勝手に減らしたりしないように言ってます。
なぜなら、患者さんというのは上の困った症状がなくなったのを病気が治ったと勘違いしてしまい、薬を飲まなくなり、病院に来なくなったりするからです。
そうなってしまったらもう僕らにはどうしようもありません。
徐々に薬の効果が切れてきて、症状が再発、悪化して、生活できなくなった状態で病院に連れてこられます。
また同じ薬を飲めばいいのでは?と思う方もおられるかもしれませんが、そうはいきません、運よく同じ薬で症状が改善する人もいますが、一度薬を中断すると一定の確率で薬は効きにくくなります。
これ大事!
統合失調症の薬は一生飲み続けないといけない!(例外も少ないですがあります)
ただ、薬で症状を抑えられているといっても、症状には波があり、薬をしっかり飲んでいても調子が悪くなる人ももちろんいます。
その時はしっかり病院で薬の調整することが必要です。
そういう人がしっかり薬を飲み続け、病院で最近調子が悪いんですということを伝えるためには?
もちろん、自分で病院にいって報告することができるならそれが一番ですが、中には調子を崩し、それができなくなる人もいます。
そこで大事なのが!周囲のサポートです。
同居人がいれば同居人にもしっかり病気のことを説明し、不調を感じたら報告してもらう環境を整える!
同居人がいなければ、訪問看護師などに来てもらい、日々の様子をしっかり観察して薬が飲めているかなども見てもらいましょう!
これ、ほんとに大事です。調子が悪くなるのは患者さんが悪いのでもなく、だれが悪いのでもないんです。
でもそうなってしまった場合、周囲のサポートがあるとないとでは大きく今後のその人の症状は変わってきます。
今日はこれくらいにします。
今回も長文を最後まで読んでくださってありがとうございます。
大事なことなので、みなさん、頭にとどめておいてもらえると嬉しいです。
薬は絶対に飲みましょう!でも薬だけでは限界があるので下のプログラムを並行してやることで、薬を最低限に抑えることはできます。少し高いですが、薬だけに頼るのではなく、こういったことをしてみるのも大事です。↓
本で知識を増やすことも大事です。おすすめの本を載せておきます。
患者さんはこちら
ご家族さんにはぜひこちらを読んでほしいです。
マンガでわかる!統合失調症〔家族の対応編〕(仮) [ 中村ユキ ]
その他はこんなのもあります。
統合失調症の人の気持ちがわかる本 不思議な「心」のメカニズムが一目でわかる (こころライブラリーイラスト版) [ 伊藤順一郎 ]
いつもありがとうございます。
下のバナー2つを1日1回ぽちっとしてくださるととてもやる気が出ます!よろしくお願いします。
健康と医療ランキング
今日は「統合失調症」について。
・症状は?
大きく分けて陽性症状と陰性症状があります。
簡単に言うと
陽性症状:通常ではないようなものが見えたり、聞こえたり、頭に浮かんだりする症状です。
陰性症状:通常はあるような、意欲、感情などが消えていくような症状です。
・薬は?
どちらにもというか、統合失調症の患者さんのほとんどに「抗精神病薬」という薬を飲んでもらいます。
それで症状が消えたらいいですが、現在の医療ではそこまで簡単にいきません。
症状が残ったり、副作用が出てしまったり。
患者さんの病識といって病気に対する知識、考え方が十分でなく医師からの指導がしっかりしていないと、薬を飲まなくなり、症状が再燃してしまうことも多々あります。
僕も実際の診察でほかの病気の方もそうですが特に統合失調症の患者さんには口を酸っぱくして、くれぐれも薬を勝手に減らしたりしないように言ってます。
なぜなら、患者さんというのは上の困った症状がなくなったのを病気が治ったと勘違いしてしまい、薬を飲まなくなり、病院に来なくなったりするからです。
そうなってしまったらもう僕らにはどうしようもありません。
徐々に薬の効果が切れてきて、症状が再発、悪化して、生活できなくなった状態で病院に連れてこられます。
また同じ薬を飲めばいいのでは?と思う方もおられるかもしれませんが、そうはいきません、運よく同じ薬で症状が改善する人もいますが、一度薬を中断すると一定の確率で薬は効きにくくなります。
これ大事!
統合失調症の薬は一生飲み続けないといけない!(例外も少ないですがあります)
ただ、薬で症状を抑えられているといっても、症状には波があり、薬をしっかり飲んでいても調子が悪くなる人ももちろんいます。
その時はしっかり病院で薬の調整することが必要です。
そういう人がしっかり薬を飲み続け、病院で最近調子が悪いんですということを伝えるためには?
もちろん、自分で病院にいって報告することができるならそれが一番ですが、中には調子を崩し、それができなくなる人もいます。
そこで大事なのが!周囲のサポートです。
同居人がいれば同居人にもしっかり病気のことを説明し、不調を感じたら報告してもらう環境を整える!
同居人がいなければ、訪問看護師などに来てもらい、日々の様子をしっかり観察して薬が飲めているかなども見てもらいましょう!
これ、ほんとに大事です。調子が悪くなるのは患者さんが悪いのでもなく、だれが悪いのでもないんです。
でもそうなってしまった場合、周囲のサポートがあるとないとでは大きく今後のその人の症状は変わってきます。
今日はこれくらいにします。
今回も長文を最後まで読んでくださってありがとうございます。
大事なことなので、みなさん、頭にとどめておいてもらえると嬉しいです。
薬は絶対に飲みましょう!でも薬だけでは限界があるので下のプログラムを並行してやることで、薬を最低限に抑えることはできます。少し高いですが、薬だけに頼るのではなく、こういったことをしてみるのも大事です。↓
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その他はこんなのもあります。
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