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HIRO
30歳くらいの若手の勤務医で精神科医です。アルバイトで往診医もしており、老人ホームや、グループホームにも行っています。 趣味はスポーツ、DIY、料理などで、猫、犬も好きです。 最近は旅行や、美術館めぐり、食べ歩きなどもハマってます。Amazonプライム会員で、通販もよく利用してます。 楽天など、ほかのサイトもよく利用します。 定期的にブログ更新していきます。
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2017年11月02日

うつ病について。実際の治療。

みなさんこんにちは、ヒロです。
今日はうつ病についてお話しようと思います。

うつ病

誰もが聞いたことあるのではないでしょうか、

最近では芸能人もうつ病であることを公開したりして、世間での認知度も高まっているのではないかと思います。

今日は具体的な症状に合わせた治療法をご紹介します。


いつもありがとうございます。
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症状は以前記載した通り

不眠  眠れない
食欲低下 食べる気も失せている
意欲減退 なにもする気が失せて好きなことですらしようとも思わない。
不安、恐怖 いろんなことが不安になり、それが不眠にもつながったりします。

などがありましたね。

これらが、薬ですっきりと完全にうまくいくということは少ないということも説明しました。

その場合、実際の症状と合わせて、どうやって治療しているのか説明しようと思います。
※すべての人が良くなるというわけではなく、あくまでも例です。

・Aさんの場合

Aさんは、これまで、学校での成績もよく、有名大学を卒業し大手の企業に就職、仕事も順調でした。

しかし仕事でミスそしてしまい、これまで順風満帆な生活を送ってきたAさんは、だれにも相談することができず、一人で抱え込んでしまい、結局最後にはそのことで上司にこっぴどく怒られてしまいました。
初めての失敗と上司からのお叱りでAさんはかなり参ってしまいました。

落ち込んでしまったこともないAさんは、家に帰ってもそのことを家族に相談もできず、どんどん自分でため込んでしまうようになってしまいます。
仕事に行っても自分のミスのことを気にして、周囲の目が気になるようになります。
周囲で自分の批判、苦言など言われてるのではないか、また失敗してしまうのではないか。
など、さまざまなネガティブなことが頭に浮かんできます。

それからは、食欲がなくなり、夜も寝られなくなり、何をするにもおっくうになってしまいます。
そしてついに自殺をしようとしてしまいます。
家で首を吊ろうとしているところを家族に発見され、精神科を受診することになりました。



さて、どうでしょうか、
こういったケースは実際、よくあります。

これまでがうまくいきすぎていて、失敗したときの対処の仕方がわからず、うつ状態になってしまっています。
ここからは治療です。


Aさんにはまず、
休息
が必要です。

仕事は事情を説明して休んでもらいます。場合によっては入院です。(Aさんの場合は自殺はもうしないということで外来で治療することになりました)

まずは仕事を休み、食事、睡眠がとれるようにします。
また、これまでため込んでいたものをしっかりと吐き出してもらい、
・ミスは誰にでもあること
・困ったときは相談する必要があるということ

を説明しました。

そして、

二度と自殺をしようとしないこと

を約束してもらい、そのような気持ちになったときは、家族、主治医に相談することも説明しました。

最初の診察の時は家族も同伴でしたので、これらのことを同時に説明、またAさんの性格、性質を理解して、困っているようだったら声をかけてもらうようにもお願いしました。

そして2週間後の診察ではAさんは食事、睡眠はとれるようになっており仕事に戻らないといけないといえるくらいまで回復しました。
しかし、家族は心配しています。

Aさんの場合、会社に戻らないといけないという責任感が強いのも今回の発症の引き金のひとつと考えられます。責任感が強いからこそ、一人で抱え込みやすい、最低でも1〜2か月は休みましょうということでしっかり休んでもらいました。
家族も同意見でした。

その後、順調に回復し、2か月で会社にもどることになりましたが、会社に説明してもらい最初は週2〜3の勤務から始め、上司にも相談しやすい環境づくりをしてもらうこともできました。
徐々に勤務形態もあげ、もとの環境に戻れたAさんですが、この間、なんの薬も飲んでいません。

必要であれば薬は処方しますが、Aさんの場合は薬なしでここまで回復しました。

まずは、患者さんに合った考え方、アドバイスをしっかりと考えることが大事です。
そして、回復した後も、これらを踏まえてサポートが必要です。

まずは病院にいくことを第一にオススメしますが、どうしてもできないという方は、考え方を知ったり、ほかのうつ病患者さんの治療について少しでも多く知ることで救われることもあると思います。
下に1冊だけオススメの本を紹介しておきます。


それでは、今日はこの辺で。


うつとの上手なつき合い方: 二度の病気休暇・復職の経験者だからわかる“うつ病対策” (医学通信社BOOKS)
posted by HIRO at 13:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 精神科
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