お悩み相談 精神科医のつぶやき アドバイス

みなさんこんばんは、ヒロです。
今日は「怖がらないで」というテーマ。

最近、テレビなどで精神疾患を持った患者さんのニュースなどが放送され、
ただでさえ怖いというイメージを持っている人が多いのに、それがさらに増えたり、イメージが悪化しているように思います。

実際に、病状が悪くて他人に危害を加えてしまう方もおられます。

しかし、
ニュースを見てそれだけで判断はしないでいただきたいです。

ニュースで報道されているものは日本で起こっている事件のほんの一部にすぎないですし、精神疾患をかかえている方と同じことをしてしまっているそうでない方もたくさんいます。

こんなことを言ってはいけませんが、精神疾患患者さんは自分の意志とは無関係に病状に左右されていることもあるので、そうでない方が善悪をわかってやっているのでそちらのほうがたちが悪いと思いませんか？

注：全部病気のせいにするのはもちろん間違っていますよ。精神疾患を理由に犯罪を行ってはいけません。

でも病状によってほんとはそんなことをする人ではない人が犯罪を行わないようにするのが、医療の役目だと思います。

医療につなげるために、家族、友達はもちろん、周りの人は怖がらずに受診を勧めてあげてください。

病気についてよく知らない方が見ると怖いかもしれませんが、

患者さん自身も　　外にでるのが、ほかの人に見られるのが、

怖かったり、不安だったり、

精一杯なんです。

なので、みなさん（友達にも言ってください）、お願いです。
もしそうかもなって人を町で見かけても

怖がったり、指さしたり、笑ったり、脅かしたりしないでください。

そっとしておいてあげてください。

今日はこの辺で。
おやすみなさい。

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