2017年10月10日
こんばんは。今日は往診日でした。認知症の方が多かったですね。認知症 介護 高齢者施設
こんばんは。ヒロです。
高齢者施設への往診でした。
今日はほとんどが認知症の方。
認知症というのは前にも書いた通り、介護の方もとても疲れます。
本人が忘れっぽくなっているのを自覚しておだやかに過ごしてくれていればいいですが、そうでない方も多いです。
そういった方を診察し、必要な場合に薬を処方するわけですが、高齢者なので
できるだけ薬は出したくないですし、本人、家族も飲みたがらないことも多いです。
本人は認知機能が低下しており、治療、周囲の配慮が必要な方というのは、やはり介護、援助がとても重要です。介護について楽天ブックスで検索するといろいろと出てきます。
検索結果→楽天ブックス、認知症について
色々あって迷うと思いますがやはり最初のBPSD(周辺症状)についてかかれているものがおすすめです。
おはよう21増刊 現場の悩みにこたえる認知症のBPSD (ビーピーエスディー) 対応ガイド 2017年 10月号 [雑誌]
認知症というのは様々な種類があり。メジャーなものでいうと
・アルツハイマー型認知症
・脳血管性認知症
・レビー小体型認知症
・前頭側頭型認知症
があります。
これらはまた詳しく書こうと思います。
例外はありますがどれも認知症という名前だけあって、
基本の症状=中核となる症状(中核症状)がありそれは認知機能の低下つまり記憶障害、見当識障害(日付、場所がわからなくなる)などがあります。
それに付随して
周辺に現れてくる症状(周辺症状)
というのがでてきます。
残念ながら、今の医療では認知症(例外あり)の中核症状の認知機能低下は進行を遅らせることはできますが回復することはできません。
ですが周辺症状は薬がうまく合えばその症状を軽減することが望めます。
周辺症状というのは例えば、怒りっぽくなったり、夜眠れなくなったり、うつ状態になったり、幻覚妄想などなど様々です。
これらは症状を抑えないと臨床現場でもかなり生活に支障をきたします。
そこら中に排尿をしてしまったり、食べ物じゃないものを食べてしまったり、急に怒り出したり。
こうなってくるとやはり自宅での介護というのは無理になり、入院となります。
老々介護となると、手を挙げられた介護者がトラウマとなり、退院可能になっても自宅に帰ることもできなくなり施設に入らざるを得ないことも多いです。
認知症のケアについて、ネットで購入もできます。以前も紹介しましたが、さまざまな視点から認知症のケアについて考えられており少し高かったですが医師の僕でもとても役に立ちます。
認知症ケアプログラム
こちらも高かったですが、認知機能の回復も軽度は見込めるみたいです。といってもほとんどが進行を止めるサポートのようなものですので実際に効果があるのかどうかは誰にもわかりません。
認知症改善プログラム
周辺症状についてさらに。
やはり対応が大変です。上に書いたような症状が出たら入院してても大変です。
自宅での介護も困難だと思いますが、施設に入っても、入院しててもやはり大変なものは大変です。
薬でその症状だけ取れたらいいんですがそんな簡単にはいきません。
副作用がでることもあるし、そもそも薬を飲んでくれなかったり。。
むやみに薬をだすのもどうかと思うし、僕は施設、家族の方が何とか対応してできる限りのことをしたうえで、最終手段にしようと心がけてます。
家族、施設の対応については上の本や、ネットでのダウンロードでいろいろその方にあった対応の仕方を調べてみてください。
家族の方は診察で具体的な対応についてちゃんと聞いてくれますが、施設の人というとなかなか。もちろんしっかり勉強している施設もありますが、そうでないところも少なからずあるので、施設入居を検討しているかたは事前にしっかり見学、質問などするのも大切です。
個別で質問してもらって多い質問にはまたブログで返答しようと思います。
今日はこの辺で、おやすみなさい。
いつもありがとうございます。
下のバナー2つを1日1回ぽちっとしてくださるととてもやる気が出ます!よろしくお願いします。
健康と医療ランキング
高齢者施設への往診でした。
今日はほとんどが認知症の方。
認知症というのは前にも書いた通り、介護の方もとても疲れます。
本人が忘れっぽくなっているのを自覚しておだやかに過ごしてくれていればいいですが、そうでない方も多いです。
そういった方を診察し、必要な場合に薬を処方するわけですが、高齢者なので
できるだけ薬は出したくないですし、本人、家族も飲みたがらないことも多いです。
本人は認知機能が低下しており、治療、周囲の配慮が必要な方というのは、やはり介護、援助がとても重要です。介護について楽天ブックスで検索するといろいろと出てきます。
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色々あって迷うと思いますがやはり最初のBPSD(周辺症状)についてかかれているものがおすすめです。
おはよう21増刊 現場の悩みにこたえる認知症のBPSD (ビーピーエスディー) 対応ガイド 2017年 10月号 [雑誌]
認知症というのは様々な種類があり。メジャーなものでいうと
・アルツハイマー型認知症
・脳血管性認知症
・レビー小体型認知症
・前頭側頭型認知症
があります。
これらはまた詳しく書こうと思います。
例外はありますがどれも認知症という名前だけあって、
基本の症状=中核となる症状(中核症状)がありそれは認知機能の低下つまり記憶障害、見当識障害(日付、場所がわからなくなる)などがあります。
それに付随して
周辺に現れてくる症状(周辺症状)
というのがでてきます。
残念ながら、今の医療では認知症(例外あり)の中核症状の認知機能低下は進行を遅らせることはできますが回復することはできません。
ですが周辺症状は薬がうまく合えばその症状を軽減することが望めます。
周辺症状というのは例えば、怒りっぽくなったり、夜眠れなくなったり、うつ状態になったり、幻覚妄想などなど様々です。
これらは症状を抑えないと臨床現場でもかなり生活に支障をきたします。
そこら中に排尿をしてしまったり、食べ物じゃないものを食べてしまったり、急に怒り出したり。
こうなってくるとやはり自宅での介護というのは無理になり、入院となります。
老々介護となると、手を挙げられた介護者がトラウマとなり、退院可能になっても自宅に帰ることもできなくなり施設に入らざるを得ないことも多いです。
認知症のケアについて、ネットで購入もできます。以前も紹介しましたが、さまざまな視点から認知症のケアについて考えられており少し高かったですが医師の僕でもとても役に立ちます。
認知症ケアプログラム
こちらも高かったですが、認知機能の回復も軽度は見込めるみたいです。といってもほとんどが進行を止めるサポートのようなものですので実際に効果があるのかどうかは誰にもわかりません。
認知症改善プログラム
周辺症状についてさらに。
やはり対応が大変です。上に書いたような症状が出たら入院してても大変です。
自宅での介護も困難だと思いますが、施設に入っても、入院しててもやはり大変なものは大変です。
薬でその症状だけ取れたらいいんですがそんな簡単にはいきません。
副作用がでることもあるし、そもそも薬を飲んでくれなかったり。。
むやみに薬をだすのもどうかと思うし、僕は施設、家族の方が何とか対応してできる限りのことをしたうえで、最終手段にしようと心がけてます。
家族、施設の対応については上の本や、ネットでのダウンロードでいろいろその方にあった対応の仕方を調べてみてください。
家族の方は診察で具体的な対応についてちゃんと聞いてくれますが、施設の人というとなかなか。もちろんしっかり勉強している施設もありますが、そうでないところも少なからずあるので、施設入居を検討しているかたは事前にしっかり見学、質問などするのも大切です。
個別で質問してもらって多い質問にはまたブログで返答しようと思います。
今日はこの辺で、おやすみなさい。
いつもありがとうございます。
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