2017年10月09日
こんばんは。発達障害について。精神科。発達障害。
こんばんは。
久しぶりの投稿です。
全然投稿してないのに見てくださってる人もちらちらいて励みになります。
クリックもありがとうございます。
あ、おねがいします
先週の患者さんで発達障害の方について少し。
精神科医をやっていると薬で症状がよくなる人、良くならない人、精神療法といってまあカウンセリングというか、考え方をうまくコントロールしてくようなやりかたでその患者さんが少しでも生活しやすくなるようにお手伝いするわけですが、
この、発達障害という病気。?病気というのは治療のために病名をつけないといけないから病名をつけているだけで、僕は病気?と思ってしまうんですが。。。
わかりやすく言うと、
人は生まれてから大人になるにつれて、それぞれ個人差はあるにしろ、幼児期、小児期、青年期…と各時期にいろいろな出来事にふれ、もちろん学校で勉強をしたり、友達と仲良くしたりけんかをしたり。これらすべて含みますが、いろんな体験をすることでさまざまな能力を身に着けていきます。
けんかをしたときどう謝るのか、困ったときはどのように助けを求めたらいいのか、こんな発言をしたら相手はどんな感情になるかなどです。
もちろん例外はありますが、「発達障害」の方はどの時期であってもそれまでにうまくこれらの経験をできてこなかった、そんな環境になかったことが原因で「今」困っています。
友達との関係、職場での人間関係がうまくいかない。併発した精神疾患で困ってるけどどうしたらいいかわからない。などなどです。
そういった方が診察に来られて。つらい気持ちを僕たちにすべて伝えることすら難しいのです。
ほかの人たちが何年もかけて身に着けた能力を、じゃあこうしましょう、じゃあこの薬を飲みましょうというのですぐにうまくいくことはやはり難しく、治療は難しいことが多いです。
また大事なことはこういった方は人の助けを必要とする方が多いです。
やはり一番助けになってほしいのは家族です。
家族への説明もかなり重要です。
「患者さんが困っていたら助けてあげてください」なんて単純にはいきません。
「困ってることがないか聞いてあげてください」でもなかなか。
「困ってることがあってもうまく表現できないし、表現できても家族の方が理解できるかもわかりません。ゆっくり、本人が何を訴えたいかを聞いてあげてください」と僕は言っていますが、これでも十分でないのかもしれません。
そして想像してみてください。
家族が、一番身近で愛する家族が真剣に聞いてあげてもなかなか理解できないことを職場、学校などでその方の言いたいことを理解できるでしょうか。
なかなかに難しいのです。
難しいからと言ってあきらめるわけにはいきません。限られた診察時間のなかで少しずつ、援助者への理解を得られるような工夫を一緒に考えないといけないんです。
まだまだいろんなことを考えないといけないのですが今日はこれくらいにしておきます。
まとまりがなく申し訳ありませんが、長文最後まで読んでくださった方、ありがとうございます。
まとめとしては。
発達障害の方というのは病気というのではなく、人が長年にわたって身に着けてきた生きるための技術がほかの方より劣っている。
だから人の助けがいる。
そしてその人が困っている内容というのは周囲の人が注意して聞いても完全には伝わらないことが多いということ。
です。
アスペルガーADHD発達障害改善マニュアル。購入はこちら
こちらも参考にしています。
実際のケースなどを踏まえ、僕の書いていることの何倍もしっかりと書き込まれていて、さまざまな不安や、それに対する対処法、また、支援センターや発達障害を取り扱っている病院リストなどもあり、かなり親切に作られています。チェックリストもあり、可能性があると病院、周囲の人に言われた方、自分で気になるけど病院には行きたくない方にもおすすめです。
少し高いですが少しでもあなたやそのご家族の助けになれるのではないかと思います。
ではおやすみなさい。
いつもありがとうございます。
下のバナー2つを1日1回ぽちっとしてくださるととてもやる気が出ます!よろしくお願いします。
健康と医療ランキング
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この、発達障害という病気。?病気というのは治療のために病名をつけないといけないから病名をつけているだけで、僕は病気?と思ってしまうんですが。。。
わかりやすく言うと、
人は生まれてから大人になるにつれて、それぞれ個人差はあるにしろ、幼児期、小児期、青年期…と各時期にいろいろな出来事にふれ、もちろん学校で勉強をしたり、友達と仲良くしたりけんかをしたり。これらすべて含みますが、いろんな体験をすることでさまざまな能力を身に着けていきます。
けんかをしたときどう謝るのか、困ったときはどのように助けを求めたらいいのか、こんな発言をしたら相手はどんな感情になるかなどです。
もちろん例外はありますが、「発達障害」の方はどの時期であってもそれまでにうまくこれらの経験をできてこなかった、そんな環境になかったことが原因で「今」困っています。
友達との関係、職場での人間関係がうまくいかない。併発した精神疾患で困ってるけどどうしたらいいかわからない。などなどです。
そういった方が診察に来られて。つらい気持ちを僕たちにすべて伝えることすら難しいのです。
ほかの人たちが何年もかけて身に着けた能力を、じゃあこうしましょう、じゃあこの薬を飲みましょうというのですぐにうまくいくことはやはり難しく、治療は難しいことが多いです。
また大事なことはこういった方は人の助けを必要とする方が多いです。
やはり一番助けになってほしいのは家族です。
家族への説明もかなり重要です。
「患者さんが困っていたら助けてあげてください」なんて単純にはいきません。
「困ってることがないか聞いてあげてください」でもなかなか。
「困ってることがあってもうまく表現できないし、表現できても家族の方が理解できるかもわかりません。ゆっくり、本人が何を訴えたいかを聞いてあげてください」と僕は言っていますが、これでも十分でないのかもしれません。
そして想像してみてください。
家族が、一番身近で愛する家族が真剣に聞いてあげてもなかなか理解できないことを職場、学校などでその方の言いたいことを理解できるでしょうか。
なかなかに難しいのです。
難しいからと言ってあきらめるわけにはいきません。限られた診察時間のなかで少しずつ、援助者への理解を得られるような工夫を一緒に考えないといけないんです。
まだまだいろんなことを考えないといけないのですが今日はこれくらいにしておきます。
まとまりがなく申し訳ありませんが、長文最後まで読んでくださった方、ありがとうございます。
まとめとしては。
発達障害の方というのは病気というのではなく、人が長年にわたって身に着けてきた生きるための技術がほかの方より劣っている。
だから人の助けがいる。
そしてその人が困っている内容というのは周囲の人が注意して聞いても完全には伝わらないことが多いということ。
です。
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実際のケースなどを踏まえ、僕の書いていることの何倍もしっかりと書き込まれていて、さまざまな不安や、それに対する対処法、また、支援センターや発達障害を取り扱っている病院リストなどもあり、かなり親切に作られています。チェックリストもあり、可能性があると病院、周囲の人に言われた方、自分で気になるけど病院には行きたくない方にもおすすめです。
少し高いですが少しでもあなたやそのご家族の助けになれるのではないかと思います。
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