2012年02月16日
経済事象に関する原則−物価
一般的な「経済事象」を示す要素として、「金利」、「株価」、「物価」、「為替」の動きがあります。
今回は「物価」を紹介します。
経済を見る上では、物価という経済指標も重要です。
そして、物価という経済指標は、私たちの「投資戦略」によっても非常に重要なのです。なぜならば、物価の水準によって、ハッピーリタイアメントに必要な金額が変わってくるからです。個人投資家であれば、物価の動向には最大の関心を払うべきだと思います。
大まかに言うと、景気が良ければ物価は強くなり、景気が悪ければ物価は弱含みます。景気が良ければ所得が増え、消費意欲が強くなり、モノやサービスの値段が上がりやすくなります。逆に、景気が悪いと所得は伸び悩み、消費意欲が減退し、モノやサービスの値段が下がりやすくなります。
また、モノやサービスの値段は基本的におカネとの相対関係で決まるという面もあります。これによると、経済規模に比べておカネの量が増えてくると物価が上がりやすくなり、インフレになる可能性があります。一方、おカネの量が相対的に少なくなると、デフレになる可能性が増します。おカネが多いと物価高に、おカネが少ないと物価安になるということです。
さらに、おカネを持っている人は、モノを持っていた場合の値上がり益と同等の金利をもらおうとします。もし、モノを持っていたほうが有利なのであれば、おカネを貸すのではなく、モノを買って値上がりをねらおうとします。逆に、モノの値段が下がり気味のときは、それほど金利を要求できなくなります。つまり、物価と金利のあいだには、物価が上がると金利が上昇し、物価が下がると金利が下降するという関係があります。
以上、「物価」についてまとめると、
@「景気が良い=物価高」、「景気が悪い=物価安」
A「おカネが多い=物価高」、「おカネが少ない=物価安」
B「物価高=高金利」、「物価安=低金利」
となります。
今回は「物価」を紹介します。
経済を見る上では、物価という経済指標も重要です。
そして、物価という経済指標は、私たちの「投資戦略」によっても非常に重要なのです。なぜならば、物価の水準によって、ハッピーリタイアメントに必要な金額が変わってくるからです。個人投資家であれば、物価の動向には最大の関心を払うべきだと思います。
大まかに言うと、景気が良ければ物価は強くなり、景気が悪ければ物価は弱含みます。景気が良ければ所得が増え、消費意欲が強くなり、モノやサービスの値段が上がりやすくなります。逆に、景気が悪いと所得は伸び悩み、消費意欲が減退し、モノやサービスの値段が下がりやすくなります。
また、モノやサービスの値段は基本的におカネとの相対関係で決まるという面もあります。これによると、経済規模に比べておカネの量が増えてくると物価が上がりやすくなり、インフレになる可能性があります。一方、おカネの量が相対的に少なくなると、デフレになる可能性が増します。おカネが多いと物価高に、おカネが少ないと物価安になるということです。
さらに、おカネを持っている人は、モノを持っていた場合の値上がり益と同等の金利をもらおうとします。もし、モノを持っていたほうが有利なのであれば、おカネを貸すのではなく、モノを買って値上がりをねらおうとします。逆に、モノの値段が下がり気味のときは、それほど金利を要求できなくなります。つまり、物価と金利のあいだには、物価が上がると金利が上昇し、物価が下がると金利が下降するという関係があります。
以上、「物価」についてまとめると、
@「景気が良い=物価高」、「景気が悪い=物価安」
A「おカネが多い=物価高」、「おカネが少ない=物価安」
B「物価高=高金利」、「物価安=低金利」
となります。
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