2019年05月26日
上湧別の「チューリップ祭り」に行って、ちょっと独り言
上湧別町の「チューリップ公園」に行って来ました。ここ数年は毎年主人と二人で行ってます。ちょっとオランダ旅行にでも行った様な気分になれるんです。
5月上旬から6月上旬まで開催される「チューリップ祭り」では、面積7万平方メートルの広大な敷地に、およそ200品種の個性的なチューリップが一面に咲いています。
お花の見頃(ピーク)は例年5月中旬から下旬という事です。この「チューリップ公園」の歴史は古く、そしてちょっと面白いんです。
「後生にチューリップを残したい」という強い思いで栽培していたチューリップ畑が次第に注目され始め、人々が自然と集まる様になったそうなのです、、、。
かつてヨーロッパ経済を大混乱させた「チューリップ狂時代」は有名です。このブームの結果「チューリップ」には多くの新品種が生まれました。
そして北海道では1957年頃、当時の農業改良普及所長が「農家の収入を増やすには高収益になるチューリップが有望」と推奨しました。
その結果「チューリップで夢を見よう!」を合い言葉に、外貨獲得の大きな期待を担い、チューリップの栽培が湧別町で開始されたそうです。
その後の熱心な努力で、1960年にはバンクーバー・シアトル・ サンフランシスコに初輸出し、湧別町は生産量・輸出量共に全道一となったそうです。
(展望台を兼ねた「オランダ風車型管理棟」の外ではオランダから直輸入した本格的な「ストリートオルガン」がBGMを奏でています。)
ところが、栽培がようやく軌道に乗った矢先の1966年、チューリップの球根が世界市場で値崩れを起こし、日本からの輸出が難しくなってしまったのです。
チューリップ栽培衰退後も深い愛着から生産農家の片隅で栽培され続けたチューリップを「後生に残そう」という思いを実行したのが「上湧別町老人クラブ連合会」。
1975年、現在のチューリップ公園の場所に「老人農園」として、当初は約2アールの小規模な面積に植付けを始め、その後少しずつ面積を広げたそうです。
自分たちが愛でて楽しんだり「チューリップを残したい」という思いで栽培していたチューリップ畑でしたが、次第に注目を集め自然に人々が訪れるようになったのです。
そして、チューリップを本格的に町のシンボルにしようと農園整備が始まり、1988年4月1日に正式に町立の「チューリップ公園」が誕生したそうです。
元々高値で輸出していたチューリップですので、珍しくて素敵な種類のお花が沢山あります。1種類ずつ名前が付いているのも嬉しいです。
園内にはお気に入りのチューリップを自分で堀って、お持ち帰りすることが出来る「掘り取り体験ゾーン」も設けられています。
「掘り取り体験ゾーン」のチューリップは、なんと全て「100円均一」!どんなに珍しい品種でも100円!!
しかも、お金を払う時必ず「おまけ」してくれます!!上湧別町の皆さんはとても大らかで優しい方々ばかり、、、うるっとしてしまう、、、。
お陰様で我が家の庭には毎年チューリップが増えています。「チューリップ公園」誕生の秘話も素敵で、なんだか映画や小説の題材になりそう、、、。
「愛」って、やっぱり人に伝わるんですね、、、。思わずホッコリしてしまう上湧別町の「チューリップ祭り」のご紹介でした。
更に詳しく知りたい方は「かみゆうべつチューリップ公園」の公式サイトをご覧になってみて下さい。
「かみゆうべつチューリップ公園」公式サイト
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