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2016年04月20日
第4回 『邪眼は月輪に飛ぶ』
ど〜も〜みなさん今日は〜〜
空夫です!!!!!
今日は 『邪眼は月輪に飛ぶ』を紹介していきたいと思います。
あらすじとしましてはこんな感じです。
『東京湾で座礁した米軍の空母から、一羽の鳥が逃げた。そのことで多くの兵士が死ぬ。
さらに東京の街中にやって来たその鳥は、空前の死者を出す。
その鳥とは、その眼で見られた者はすべて死んでしまうという一羽の恐ろしいフクロウだった。
かつて猟師仲間とともに、そのフクロウを一度は撃ち落とした鵜平は、米軍の要請を受けて、再び銃を取る――。』
いや、この漫画、本当に完成度高いッス。
これほんとに、マジでハイクオリティなんです。
短編でこれだけ余韻の残る漫画は数少ないと思いますよ。まさに圧巻の一言です。
全7話でありながらも、魅力を余すこと無く引き出されていた主要キャラクター達。
まるで上質なアクション映画をみているような迫力のあるシーン。
そして良く練られた、テンポの良いストーリー。そのストーリーに込められた強いメッセージ性。
どれをとってもハイクオリティの言葉に尽きますね。
いや、ほんとにね、売れたか売れてないかは別として、藤田先生はよくこんなに名作を連発できますよね。
余談ですが、巻末にあるおまけ4コマの中で、藤田先生と担当者の方とこんなやり取りがありました。
〜クリスマスイブの夜 某ファミレスにて〜
藤 「ホントスイマセン、こんな日、こんな時間に打ち合わせさせちまって・・・」
担 「それはいいんだけど、五回目の最終回のこのネーム、70ページもあるよ。40ページ(の予定)でしょ?」
藤 「カットします、30ページ分!」
担 「あははははははは」←担当が笑う
担 「ムリだね。あと2回くらいのばすしか ないだろうよ」
藤 「・・・・・・・・・・・・・・・」←藤田先生沈黙
藤&担 「「あははははははははは」」 ←涙を流しながらひたすら笑う二人
※結局5回予定が7回になっちまった。
なんとも冗談みたいな話ですね。
やはり描きたいことがあると、とことんまでやるのがプロなんでしょうね。さすが藤田先生。
プロならば、約定は守るべきという意見もあると思いますが、これだけ完成された作品を読ませていただいたので、読者としては文句ありません。
そして、編集部の英断も見事としか言いようがない。よく、削れと言わなかったとお礼を言いたい。有難うございます。
もしも予定通り5回で終わらせたなら、こんな完成度の高い作品は生まれなかったかも知れない。
色々な人達の苦労の上に成り立っているかと思うと、有難味も喜びも、ひとしおですね。
さて、今回はこのくらいにしておきましょう。
この作品も人を選びますが、名作であることには間違いありません。機会があれば、是非とも読んでいただきたい作品です。
最後は 「邪眼は月輪に飛ぶ」 の中から名言を抜粋して終わらさせていただきます。
ネタばれも含みますので、苦手な方は回れ右でお願いします。
それでは、またお会いしましょう。これからも、皆さまが素晴らしい漫画人生を送られることを祈っています。
ばいば〜い!
邪眼と鵜平との決着のシーン
「邪眼、邪眼よ」
「お前は子供が欲しかったんだろ。 オレにゃおるんだぜ。 なァ。智恵子」
「だから、邪眼。 キサマの負けよ」
最後の決着で迫力のある一枚絵とこの鵜平のセリフ、正直痺れましたね。
そして鵜平と対した時のフクロウの気持ち
「あぁ、こわいよ。こわい目が、くるよ」
人類が世界にとって、邪眼となる日が来るのかもしれない。いや、もう邪眼たりえているのかもしれない。
そんな風に、少し人間と言う生き物について考えさせられるお話でした。
空夫です!!!!!
今日は 『邪眼は月輪に飛ぶ』を紹介していきたいと思います。
あらすじとしましてはこんな感じです。
『東京湾で座礁した米軍の空母から、一羽の鳥が逃げた。そのことで多くの兵士が死ぬ。
さらに東京の街中にやって来たその鳥は、空前の死者を出す。
その鳥とは、その眼で見られた者はすべて死んでしまうという一羽の恐ろしいフクロウだった。
かつて猟師仲間とともに、そのフクロウを一度は撃ち落とした鵜平は、米軍の要請を受けて、再び銃を取る――。』
いや、この漫画、本当に完成度高いッス。
これほんとに、マジでハイクオリティなんです。
短編でこれだけ余韻の残る漫画は数少ないと思いますよ。まさに圧巻の一言です。
全7話でありながらも、魅力を余すこと無く引き出されていた主要キャラクター達。
まるで上質なアクション映画をみているような迫力のあるシーン。
そして良く練られた、テンポの良いストーリー。そのストーリーに込められた強いメッセージ性。
どれをとってもハイクオリティの言葉に尽きますね。
いや、ほんとにね、売れたか売れてないかは別として、藤田先生はよくこんなに名作を連発できますよね。
余談ですが、巻末にあるおまけ4コマの中で、藤田先生と担当者の方とこんなやり取りがありました。
〜クリスマスイブの夜 某ファミレスにて〜
藤 「ホントスイマセン、こんな日、こんな時間に打ち合わせさせちまって・・・」
担 「それはいいんだけど、五回目の最終回のこのネーム、70ページもあるよ。40ページ(の予定)でしょ?」
藤 「カットします、30ページ分!」
担 「あははははははは」←担当が笑う
担 「ムリだね。あと2回くらいのばすしか ないだろうよ」
藤 「・・・・・・・・・・・・・・・」←藤田先生沈黙
藤&担 「「あははははははははは」」 ←涙を流しながらひたすら笑う二人
※結局5回予定が7回になっちまった。
なんとも冗談みたいな話ですね。
やはり描きたいことがあると、とことんまでやるのがプロなんでしょうね。さすが藤田先生。
プロならば、約定は守るべきという意見もあると思いますが、これだけ完成された作品を読ませていただいたので、読者としては文句ありません。
そして、編集部の英断も見事としか言いようがない。よく、削れと言わなかったとお礼を言いたい。有難うございます。
もしも予定通り5回で終わらせたなら、こんな完成度の高い作品は生まれなかったかも知れない。
色々な人達の苦労の上に成り立っているかと思うと、有難味も喜びも、ひとしおですね。
さて、今回はこのくらいにしておきましょう。
この作品も人を選びますが、名作であることには間違いありません。機会があれば、是非とも読んでいただきたい作品です。
最後は 「邪眼は月輪に飛ぶ」 の中から名言を抜粋して終わらさせていただきます。
ネタばれも含みますので、苦手な方は回れ右でお願いします。
それでは、またお会いしましょう。これからも、皆さまが素晴らしい漫画人生を送られることを祈っています。
ばいば〜い!
邪眼と鵜平との決着のシーン
「邪眼、邪眼よ」
「お前は子供が欲しかったんだろ。 オレにゃおるんだぜ。 なァ。智恵子」
「だから、邪眼。 キサマの負けよ」
最後の決着で迫力のある一枚絵とこの鵜平のセリフ、正直痺れましたね。
そして鵜平と対した時のフクロウの気持ち
「あぁ、こわいよ。こわい目が、くるよ」
人類が世界にとって、邪眼となる日が来るのかもしれない。いや、もう邪眼たりえているのかもしれない。
そんな風に、少し人間と言う生き物について考えさせられるお話でした。