Hobby World ４４

私４４は、中国という国家が大っ嫌いです。

米韓の軍事演習に際し、
平素から韓国を敵対視し、今回もまた軍事的制裁を行った北朝鮮に対し、
最も近い国として、やっと動いたと思ったら、関連国の協議開催しか提案しない。

別に中国でなくとも発言できた「単なる声明」です。「提案」ですから。

事態の収拾において、いつかは実施されなければならない過程の一つに過ぎません。

まったく、狡猾そのものといっていい対応です。いつものことですが。

明らかな北朝鮮寄りの外交戦略であり、玉虫色の大国家といえます。
北を孤立させないための対応と理解を求めるのでしょうが。

日本だけでなく韓国、フィリピンとも言いがかり的領海問題を持ちだしており、
今回のように北朝鮮を利用することで、
この太平洋への領海侵犯戦略を一層加速させる意志を感じます。

自国の山間部はじめ、国の中心部から遠い個所では
相変わらず飢餓寸前の生活を余儀なくされる方々をそのままにしている国家のくせに
毎年毎年、軍事力を増強し、米軍に匹敵するともされる空母建造など、
太平洋方面における軍事力の拡大という
自国全体、国民一人一人すら見据えることのできない国家運営。

毛嫌いする理由はそれだけではありません。

極めて「モラル」の低い国家であることです。

海賊版なる商品があふれ出ている現状を直視せず、
うやむやな言葉によるマスコミ対応を繰り返し、
改善する気などさらさらないくせに、消費者である我々は
人件費の安い中国製品に頼らざるを得ない現状があります。

人件費が売価に直結する資本主義社会ではやむを得ないことと思いますが、
その仕組みを改善できなかった日本の姿勢にも若干の責任はあるかもしれません。

中国人が嫌いというわけではありません。
私が知る彼らは、勉強熱心であるばかりでなく、自国をこよなく愛する国民です。

４４が嫌うのは、共産主義としての国家運営が、世界的視野から鑑みても
最早まったく受け入れられていないという事実を放置し続けた挙句、
現在に至らしめている、極めてずるがしこい国家運営です。

世界のトップに立とうという国が、
チベット問題をはじめ、ありとあらゆる個所に
極めて「好戦的な」アプローチをしています。

勿論、北極海の領土問題における米国なども同じですが、
中国は我が国の隣国であり、米国とは立場の距離感がまったく異なります。

また世論操作としてマスコミ各社は、今回の合同演習について、
緊迫している海域での軍事訓練をあえて行ったことについて、
その経緯・意味・効果など、もっと突っ込みを入れた報道をするべきだったでしょう。

そんな中、米国主力空母がこの演習に参加。
他の在日米軍基地も間接的な訓練配備となるそうです。
もしもの事態に備え、いつでも実戦展開できるような演習プログラムとなっているようです。

もし戦争となれば、
主力空母の出港国、在日米軍の出撃国 日本もまた既に巻き込まれている
とした先日のＴＶ放送「情報７ｄａｙｓ」には同感です。

しかし、その対応が、閣僚の土日都内滞在という、
子供でも思いつきそうな総理指示には苦笑するしかありませんでした。

北朝鮮を非難する言葉がないばかりか、
外交努力の言葉が一言もないのには呆れるばかりです。

外交的配慮はゼロと とらえざるを得ず、
テレビ見て対応を考えてるようでは、近所のおじさんレベルです。

会見での発言にはもっと気を使うべきでしょう。

指示が情報収集だけとは。一国の主がこの状況で、そりゃないでしょ。
国会運営が大変なよーで、お疲れ様です。

話がそれました。
４４は若い頃、中国という国家を尊敬していました。

歴史を重んずるばかりでなく、一歩でも前に進もうとする姿勢に心打たれていました。

しかし近年、目に余りある中国の国家運営には
政治的背景が取りざたされることも多いですが、
共産国家としての報道規制が限界に近づきつつある今、
報道されるその内容は、不自然なばかりか 失笑に類するものが多くなっています。

ある意味 北朝鮮と同様、国内世論にだけ目を向けている政権運営といえます。

あれほどの大国になりながら、薄っぺらな国です。