2011年01月14日
「ナスカの地上絵」
南ペルーに位置するナスカ高原に存在する320kuにも及ぶ巨大な図画。
ナスカの地上絵。
紀元前2世紀から6世紀の間に描かれたと考えられています。
このナスカ高原でも強風は吹きますが、
あたり一面を覆う小石が太陽の熱を吸収し、放散することで暖かい空気を上昇させるため
地上に対する強風の直撃を防ぐのだそうです。
また、この地の土には、石膏が多量に含まれており、これが小石を地面に固着させています。
朝露もまた、この固着に役立っているそうです。
つまり、この地に小石を使って何かを描けば、
そのままの形で残る可能性が極めて高い、ということになります。
さらに雨もめったに降らず、年間わずか1回、30分ほど霧雨が降る程度だそうです。
地球上でもっとも乾燥した地域ともされています。
様々な図形を大規模に描き上げた方法としては、
十分な大きさの原画を用意した上で適当な中心点を取り、
そこを起点にして放射状に原画の各点を相似拡大する描写法
「拡大法」が採られたという説が有力なようです。
成層圏などの超高々度からでなければ確認できないものもあるため、
この方法に疑問が投げかけられたこともありますが、
地上絵の端にあった杭の存在や、地上絵の縮小図の発見などを考えると、
やはり この拡大法による描写が最有力とされています。
九州産業大学の諫見泰彦准教授(建築教育学)はこの方法を用い、
小学校の算数の授業として、児童による画鋲2個と糸1本のみを使った
ナスカの地上絵の再現をグラウンドや体育館で複数回実践。
児童50名から160名により、いずれも開始後150分以内で再現に成功。
その教育成果により小柴昌俊科学教育賞を受賞しました。
このことから、日本の小学校で習う算数の知識があれば制作が可能とされています。
ん? そうです。小柴昌俊氏は2002年に
「天体物理学とくに宇宙ニュートリノの検出に対するパイオニア的貢献」により
ノーベル物理学賞を受賞された方です。
(参考文献:ウィキペディア)
で 問題は、この地上絵は 誰が何のために描いたのかってことでもあります。
しかし、ハッキリとしたことは まったく不明です。
暦法関連説、社会事業説、雨乞い儀式利用説など諸説ありますが、
残念ながら どれも有力とは言い難い説です。
「クモ」の絵が、オリオン座の3連星の動きを現わしているなど、
いくつか有力な説も発表されていますが、
総括して この絵のすべてを語るには まだまだなようです。
やはり、宇宙に対してのアプローチと考えるしかないのでしょうか。。。
ナスカの地上絵。
紀元前2世紀から6世紀の間に描かれたと考えられています。
このナスカ高原でも強風は吹きますが、
あたり一面を覆う小石が太陽の熱を吸収し、放散することで暖かい空気を上昇させるため
地上に対する強風の直撃を防ぐのだそうです。
また、この地の土には、石膏が多量に含まれており、これが小石を地面に固着させています。
朝露もまた、この固着に役立っているそうです。
つまり、この地に小石を使って何かを描けば、
そのままの形で残る可能性が極めて高い、ということになります。
さらに雨もめったに降らず、年間わずか1回、30分ほど霧雨が降る程度だそうです。
地球上でもっとも乾燥した地域ともされています。
様々な図形を大規模に描き上げた方法としては、
十分な大きさの原画を用意した上で適当な中心点を取り、
そこを起点にして放射状に原画の各点を相似拡大する描写法
「拡大法」が採られたという説が有力なようです。
成層圏などの超高々度からでなければ確認できないものもあるため、
この方法に疑問が投げかけられたこともありますが、
地上絵の端にあった杭の存在や、地上絵の縮小図の発見などを考えると、
やはり この拡大法による描写が最有力とされています。
九州産業大学の諫見泰彦准教授(建築教育学)はこの方法を用い、
小学校の算数の授業として、児童による画鋲2個と糸1本のみを使った
ナスカの地上絵の再現をグラウンドや体育館で複数回実践。
児童50名から160名により、いずれも開始後150分以内で再現に成功。
その教育成果により小柴昌俊科学教育賞を受賞しました。
このことから、日本の小学校で習う算数の知識があれば制作が可能とされています。
ん? そうです。小柴昌俊氏は2002年に
「天体物理学とくに宇宙ニュートリノの検出に対するパイオニア的貢献」により
ノーベル物理学賞を受賞された方です。
(参考文献:ウィキペディア)
で 問題は、この地上絵は 誰が何のために描いたのかってことでもあります。
しかし、ハッキリとしたことは まったく不明です。
暦法関連説、社会事業説、雨乞い儀式利用説など諸説ありますが、
残念ながら どれも有力とは言い難い説です。
「クモ」の絵が、オリオン座の3連星の動きを現わしているなど、
いくつか有力な説も発表されていますが、
総括して この絵のすべてを語るには まだまだなようです。
やはり、宇宙に対してのアプローチと考えるしかないのでしょうか。。。
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