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2019年05月07日

ハインリッヒ・ベルの「旅人よ、汝スパ…にいたりなば」で執筆脳を考える8

分析例
(1)主人公が自分の筆跡を確認する場面。
(2)文法2 テンスとアスペクト、1は現在形、2は過去形、3は未来形、4は現在進行形、5は現在完了形、6は過去進行形、7は過去完了形。 
(3)意味1 距離(現実と心理)、意味2 喜怒哀楽、意味3 視覚、聴覚、味覚、嗅覚、触覚、意味4 振舞いの直示と隠喩。

テキスト共生の公式
(1)言語の認知による購読脳の組み合わせを「空間と荒廃の中の不壊」とする。ベルのスケッチのような描写は、荒廃の中でも変わらぬものを主人公の告白調で伝えている。
(2)文法2のテンスとアスペクトや意味1の現実とか心理の距離には、一応ダイナミズムがある。また、空間には、ベンドルフのギムナジウムが設定されている。連想分析1の各行の「空間と荒廃の中の不壊」を次のように特定する。

A 空間と荒廃の中の不壊=ベンドルフのギムナジウム、テンスは過去形、距離は近い。
B 空間と荒廃の中の不壊=空間は同上、テンスは現在形と過去形、距離は中位。
C 空間と荒廃の中の不壊=空間は同上、テンスは過去形、距離は中位。 
D 空間と荒廃の中の不壊=空間は同上、テンスとアスペクトは過去形と過去完了形。距離は中位。
E 空間と荒廃の中の不壊=空間は同上、テンスとアスペクトは過去形と過去完了形。距離は中位。

結果
上記場面は、「空間と荒廃の中の不壊」という購読脳の条件を満たしている。

花村嘉英(2005)「ハインリッヒ・ベルの『旅人よ、汝スパ…にいたりなば』で執筆脳を考える」より

ハインリッヒ・ベルの「旅人よ、汝スパ…にいたりなば」で執筆脳を考える7

【連想分析1】
表2 言語の認知(文法と意味)
主人公が自分の筆跡を黒板で確認する場面

A Irgendwo in einer geheimen Kammer meines Herzens erschrak ich tief und schrecklich, und es fing heftig an zu schlagen: da war meine Handschrift an der Tafel. 文法2 2、意味1 1、意味2 3、意味3 5、意味4 1

B Oben in der obersten Zeile. Ich kenne meine Handschrift:es ist schlimmer, als wenn man sich im Spiegel sieht, viel deutlicher, und ich hatte keine Möglichkeit, die Identität meiner Handschrift zu bezweifeln.
文法2 1⁺2、意味1 2、意味2 3、意味3 1、意味4 1

C Alles andere war kein Beweis gewesen, weder Medea noch Nietzsche, nicht das dinarische Bergfilmprofil noch die Banane aus Togo, und nicht einmal das Kreuzzeichen über der Tür: das alles war in allen Schulen dasselbe, aber ich glaube nicht, daß sie in anderen Schulen mit meiner Handschrift an die Tafeln schreiben.
文法2 2、意味1 2、意味2 5、意味3 1、意味4 2

D Da stand er noch, der Spruch, den wir damals hatten schreiben müssen, in diesem verzweifelten Leben, das erst drei Monate zurücklag: Wanderer, kommst du nach Spa...
文法2 2⁺5、意味1 2、意味2 3、意味3 1⁺2、意味4 2

E Oh, ich weiß, die Tafel war zu kurz gewesen, und der Zeichenlehrer hatte geschimpft, daß ich nicht richtig eingeteilt hatte, die Schrift zu groß gewählt, und er selbst hatte es kopfschüttelnd in der gleichen Größe darunter geschrieben: Wanderer, kommst du nach Spa...
文法2 2⁺5、意味1 2、意味2 3、意味3 1⁺2、意味4 2

花村嘉英(2005)「ハインリッヒ・ベルの『旅人よ、汝スパ…にいたりなば』で執筆脳を考える」より

ハインリッヒ・ベルの「旅人よ、汝スパ…にいたりなば」で執筆脳を考える6

【データベースの作成】
表1 「旅人よ、汝スパ…にいたりなば」のデータベースのカラム
項目名 内容    説明
文法1 ヴォイス  能動、受動、使役。
文法2 テンス、アスペクト 現在、過去、未来、進行形、完了形。
文法3 モダリティ 様相の表現。可能、推量、義務、必然。
意味1 距離(現実+心理) 近い、中位、離れている。
意味2 喜怒哀楽  @喜A怒B哀C楽D記事なし。
意味3 五感    視覚、聴覚、味覚、嗅覚、触覚。
意味4 振舞い ジェスチャー、身振り。直示と隠喩を考える。
医学情報 メンタルヘルス 受容と共生の接点。構文や意味の解析から得た組「情動と尊敬の念」と病跡学でリンクを張るためにメディカル情報を入れる。
記憶  短期、作業記憶、長期(陳述と非陳述) 作品から読み取れる記憶を拾う。長期記憶は陳述と非陳述に分類される。
情報の認知1 感覚情報の捉え方 感覚器官からの情報に注目するため、対象の捉え方が問題になる。例えば、ベースとプロファイルやグループ化または条件反射。
情報の認知2 記憶と学習 外部からの情報を既存の知識構造に組み込む。その際、未知の情報についてはカテゴリー化する。学習につながるため。記憶の型として、短期、作業記憶、長期(陳述と非陳述)を考える。
情報の認知3 計画、問題解決、推論 受け取った情報は、計画を立てるときにも役に立つ。目的に応じて問題を分析し、解決策を探っていく。獲得した情報が完全でない場合、推論が必要になる。
人工知能(大脳辺縁系)エキスパートシステム 本能や情動を司る領域で、記憶、好き嫌いの感情、やる気の窓口を担当している。
人工知能(連合野)エキスパートシステム いくつもの部位に分かれそれぞれ固有の働きを持っている。記憶の側頭連合野、感覚や空間認識の頭頂連合野、最後に情報を統合し最適な行動を導く前頭連合野などがある。

花村嘉英(2005)「ハインリッヒ・ベルの『旅人よ、汝スパ…にいたりなば』で執筆脳を考える」より

ハインリッヒ・ベルの『旅人よ、汝スパ…にいたりなば』で執筆脳を考える5

4 データベースの作成・分析

 データベースの作成法について説明する。エクセルのデータについては、列の前半(文法1から意味5)が構文や意味の解析データ、後半(医学情報から人工知能)が理系に寄せる生成のデータである。一応、L(受容と共生)を反映している。データベースの数字は、登場人物を動かしながら考えている。
 こうしたデータベースを作る場合、共生のカラムの設定が難しい。受容はそれぞれの言語ごとに構文と意味の解析をし、何かの組を作ればよい。しかし、共生は作家の知的財産に基づいた脳の活動が問題になるため、作家ごとにカラムが変わる。

花村嘉英(2005)「ハインリッヒ・ベルの『旅人よ、汝スパ…にいたりなば』で執筆脳を考える」より

ハインリッヒ・ベルの「旅人よ、汝スパ…にいたりなば」で執筆脳を考える4

 共生の読みは、コンパクトなスケッチ風の空間描写を好むベルの文体から、「大脳辺縁系と頭頂連合野」にする。大脳辺縁系は、本能や情動を司り、記憶の海馬、好き嫌いの扁桃体、やる気の側座核などからなる。これに対して、感覚、思考、判断といった行動を司っているのは、大脳皮質である。大脳皮質は、思考、判断、創造の前頭葉、刺激を筋肉に送り運動を制御する頭頂葉、記憶の側頭葉、視覚の後頭葉という4つの脳葉がある。
 さらに、高島(2006)では、機能面の領野として、五感の情報を受け取る感覚野、運動を制御する運動野、大脳各部からの情報を受け取り統合して言語や思考を判断する連合野を加えている。連合野とは、記憶を蓄積する側頭連合野、感覚や空間認識の情報を処理する頭頂連合野、創造性、やる気、反省、自己顕示欲といった精神活動の前頭連合野である。
 ハインリッヒ・ベルの作品では空間認識が重要な情報となっているため、シナジーのメタファーは、「ハインリッヒ・ベルと頭頂連合野」にする。

花村嘉英(2005)「ハインリッヒ・ベルの『旅人よ、汝スパ…にいたりなば』で執筆脳を考える」より

ハインリッヒ・ベルの「旅人よ、汝スパ…にいたりなば」で執筆脳を考える3

3 「旅人よ..」の五感を交えたLのストーリー

 「旅人よ、汝スパ…にいたりなば」の購読脳を「空間と荒廃の中の不壊」としよう。戦争体験の表白に特徴があるハインリッヒ・ベルは、藤本他(1981)によると、無力な庶民にとっての戦争の実態、戦後の困難、個人の無意味な死にざま、理不尽な苦悩を提示したとある。手塚(1981)は、キリスト教のカトリックの立場から、飾り気のない文体による作者の誠実さが伺われる作風で、現在の荒廃の中でも壊れないものがあるとする。
 それは、製図室の描写が続くため、視覚情報もさること、追想の記事には叫びや臭い、味、接触といった感覚情報も見られる。こうした感覚情報から、ベルの執筆時の脳の活動を探るために、まず五感情報の伝達の様子についてまとめてみよう。
 執筆脳は、場面の説明に視覚と嗅覚が使われていることから、外界からの刺激が最終的に伝わる大脳皮質のうち後頭葉や嗅覚野がヒントになりそうである。特に、嗅覚は、他の五感と異なり大脳辺縁系にダイレクトに伝わり、喜怒哀楽や本能的な快不快など人間の情動に深く関わっている。一方、他の感覚の刺激は、視床を経由して大脳へと伝わる。「森鴎外と感情」というシナジーのメタファーを取り上げた際にも、本能を司る情動については説明している。(花村2017)

花村嘉英(2005)「ハインリッヒ・ベルの『旅人よ、汝スパ…にいたりなば』で執筆脳を考える」より

ハインリッヒ・ベルの「旅人よ、汝スパ…にいたりなば」で執筆脳を考える2

2 時代の背景

 世界大戦後のドイツ文学の特徴は、戦争体験の告白と廃墟からの原点を探究することであった。ハインリッヒ・ベル(1917−1985)の作品は、前者に属し、ドイツ庶民の戦争体験や戦後の苦悩及び困難を一枚の絵のように提示している。ベルは、1917年12月、ケルンに生まれた。
 ベルの父は、国民軍の兵士として橋の見張りをした。戦争を呪っていた。父方の祖先は、カトリック教徒で英国から亡命し、しばらく船大工をしてから田舎で家具職人になった。母方の祖先は農夫で、浪費が激しく貧しかった。 ハインリッヒ・ベルの回想は、ヒンデンブルクの並木道、ライン川の橋での隊列、父の工場のにわかのにおい、通りにあったゲルマンの名前トイトブルク、エブローネン、釜土を愛した母の頭振りなどで、ライン川を離れて暮らすことはなかった。父の仕事は当たった。1兆マルクにもなり、ベルは、棒のキャンディーを食べることができた。
 数年後、同窓の仲間が休み時間に食料を求めてきた。彼らの父親は、失業したからだ。自転車で学校へ行くとき、不安、ストライキ、赤旗で満たされたケルンの街を目にした。数年後、失業者は、就職し、警官、軍人、死刑執行人、軍需産業の仕事をした。強制収容所に残った者もいる。有罪判決を受けた人たちにとって苦痛は総じて大き過ぎた。災いを解読しようと試みたが、公式は見つからない。ことばが後から見つかるからである。

花村嘉英(2005)「ハインリッヒ・ベルの『旅人よ、汝スパ…にいたりなば』で執筆脳を考える」より

ハインリッヒ・ベルの「旅人よ、汝スパ…にいたりなば」で執筆脳を考える1

1 先行研究

 文学分析は、通常、読者による購読脳が問題になる。一方、シナジーのメタファーは、作家の執筆脳を研究するためのマクロに通じる分析方法である。基本のパターンは、まず縦が購読脳で横が執筆脳になるLのイメージを作り、次に、各場面をLに読みながらデータベースを作成し、全体を組の集合体にする。そして最後に、双方の脳の活動をマージするために、脳内の信号のパスを探す、若しくは、脳のエリアの機能を探す。これがミクロとマクロの中間にあるメゾのデータとなり、狭義の意味でシナジーのメタファーが作られる。この段階では、副専攻を増やすことが重要である。 
 執筆脳は、作者が自身で書いているという事実及び作者がメインで伝えようと思っていることに対する定番の読み及びそれに対する共生の読みと定義する。そのため、この小論では、トーマス・マン(1875−1955)、魯迅(1881−1936)、森鴎外(1862−1922)の執筆脳に関する私の著作を先行研究にする。また、これらの著作の中では、それぞれの作家の執筆脳として文体を取り上げ、とりわけ問題解決の場面を分析の対象にしている。さらに、マクロの分析について地球規模とフォーマットのシフトを意識してナディン・ゴーディマ(1923−2014)を加えると、“The Late Bourgeois World”執筆時の脳の活動が意欲と組になることを先行研究に入れておく。
 筆者の持ち場が言語学のため、購読脳の分析の際に、何かしらの言語分析を試みている。例えば、トーマス・マンには構文分析があり、魯迅にはことばの比較がある。そのため、全集の分析に拘る文学の研究者とは、分析のストーリーに違いがある。言語の研究者であれば、全集の中から一つだけシナジーのメタファーのために作品を選び、その理由を述べればよい。なお、Lのストーリーについては、人文と理系が交差するため、機械翻訳などで文体の違いを調節するトレーニングが推奨される。
 
花村嘉英(2005)「ハインリッヒ・ベルの『旅人よ、汝スパ…にいたりなば』で執筆脳を考える」より

2019年03月26日

トーマス・マンの「魔の山」の多変量解析−クラスタ分析と主成分10

6 まとめ 

 データベースの数字を用いてクラスタ解析から得られた特徴を場面ごとに平均、標準偏差、中央値、四分位範囲と考察し、それぞれ何が主成分なのか説明できている。そのため、この小論の分析方法は、既存の研究とも照合ができ、統計による文学分析が研究をさらに濃いものにしてくれている。

【参考文献】
片野善夫 ほすぴ162号 知っているようで知らない五感のしくみ−視覚 日本成人病予防協会 2018
加藤剛 多変量解析超入門 技術評論社 2013
花村嘉英 計算文学入門−Thomas Mannのイロニーはファジィ推論といえるのか? 新風舎 2005
花村嘉英 从认知语言学的角度浅析鲁迅作品−魯迅をシナジーで読む 華東理工大学出版社 2015
花村嘉英 日语教育计划书−面向中国人的日语教学法与森鸥外小说的数据库应用 日本語教育のためのプログラム−中国語話者向けの教授法から 森鴎外のデータベースまで 南京東南大学出版社 2017
花村嘉英 シナジーのメタファーの作り方−トーマス・マン、魯迅、森鴎外、ナディン・ゴーディマ、井上靖 中国日语教学研究会上海分会論文集 華東理工大学出版社 2018 
花村嘉英 从认知语言学的角度浅析纳丁・戈迪默 ナディン・ゴーディマと意欲 華東理工大学出版社 2018
Thomas Mann Der Zauberberg Fischer 1986

トーマス・マンの「魔の山」の多変量解析−クラスタ分析と主成分9

【カラム】
A平均1.6 標準偏差0.26 中央値1.5 四分位範囲1
B平均1.1 標準偏差0.3 中央値1.5 四分位範囲1
C平均1.6 標準偏差0.49 中央値1.5 四分位範囲1
D平均1.5 標準偏差0.5 中央値1.5 四分位範囲1
【クラスタABとクラスタCD】
AB 平均1.35 やや低い、標準偏差0.28低い、中央値1.5普通、四分位範囲1普通
CD 平均1.55 普通、標準偏差0.5普通、中央値1.5普通、四分位範1普通
【クラスタからの特徴を手掛かりにし、どういう情報が主成分なのか全体的に掴む】
Bの数字が他と比べて低いため、トーマス・マンは、クロコフスキーの人当たりについて詳述している。
【ライン】合計は、言語の認知と情報の認知の和を表す指標であり、文理の各系列をスライドする認知の柱が出す数字となる。
@ 6.5、視覚+それ以外、直示、新情報、未解決 → 場面の始まりは未解決が多い。
A 5.5、視覚+それ以外、直示、新情報、解決 → カストルプ同志になる。 
B 4.5、視覚+それ以外、直示、旧情報、解決 → クロコフスキーがからかう。
C 5.5、視覚+それ以外、直示、旧情報、未解決 → 疑いの表明ではない。
D 7、視覚以外、直示、新情報、未解決 → 人間と健康が調和するか疑った。
E 6、視覚以外、直示、旧情報、未解決 → 浸潤が関心ではない。
F 7、視覚以外、比喩、新情報、解決 → 二義的である。
G 7、視覚以外、直示、新情報、未解決 → カタルは三義的。
H 4、視覚、直示、旧情報、解決 → 普通の回診。
I 5、視覚、直示、新情報、解決 → カストルプ一定の平時地にすっかり慣れる。
【場面の全体】
 視覚情報は6割であり、脳に届く通常の五感の入力信号の割合よりも少ないため、視覚意外の情報、特に聴覚も問題解決に役立っている。

花村嘉英(2019)「トーマス・マンの「魔の山」の多変量解析−クラスタ分析と主成分」より
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プロフィール
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花村嘉英
花村嘉英(はなむら よしひさ) 1961年生まれ、立教大学大学院文学研究科博士後期課程(ドイツ語学専攻)在学中に渡独。 1989年からドイツ・チュービンゲン大学に留学し、同大大学院新文献学部博士課程でドイツ語学・言語学(意味論)を専攻。帰国後、技術文(ドイツ語、英語)の機械翻訳に従事する。 2009年より中国の大学で日本語を教える傍ら、比較言語学(ドイツ語、英語、中国語、日本語)、文体論、シナジー論、翻訳学の研究を進める。テーマは、データベースを作成するテキスト共生に基づいたマクロの文学分析である。 著書に「計算文学入門−Thomas Mannのイロニーはファジィ推論といえるのか?」(新風舎:出版証明書付)、「从认知语言学的角度浅析鲁迅作品−魯迅をシナジーで読む」(華東理工大学出版社)、「日本語教育のためのプログラム−中国語話者向けの教授法から森鴎外のデータベースまで(日语教育计划书−面向中国人的日语教学法与森鸥外小说的数据库应用)」南京東南大学出版社、「从认知语言学的角度浅析纳丁・戈迪默-ナディン・ゴーディマと意欲」華東理工大学出版社、「計算文学入門(改訂版)−シナジーのメタファーの原点を探る」(V2ソリューション)、「小説をシナジーで読む 魯迅から莫言へーシナジーのメタファーのために」(V2ソリューション)がある。 論文には「論理文法の基礎−主要部駆動句構造文法のドイツ語への適用」、「人文科学から見た技術文の翻訳技法」、「サピアの『言語』と魯迅の『阿Q正伝』−魯迅とカオス」などがある。 学術関連表彰 栄誉証書 文献学 南京農業大学(2017年)、大連外国語大学(2017年)
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