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2019年10月14日
エリアス・カネッティの「マラケシュの声」の多変量解析−クラスタ分析と主成分5
◆場面1
Denn plötzlich kam ein Mann hinter seinen Orangen hervor, machte ein paar Schritte auf mich zu und sagte beschwichtigend: "Das ist ein Marabu." A1、B1、C2、D1
Ich wußte, daß Marabus heilige Männer sind und daß man ihnen besondere Kräfte zuschreibt. Das Wort löste Scheu in mir aus und ich fühlte, wie mein Ekel gleich geringer wurde. A2、B2、C2、D1
Ich fragte schüttern: "Aber warum steckte er die Münze in seinen Mund?" "Das macht er immer", sagte der Mann, als wäre es die gewöhnlichste Sache von der Welt. Er wandte sich von mir ab und stellte sich wieder hinter seine Orangen. A1、B1、C1、D2
Ich fühlte mich mit dieser Auskunft verabschiedet und blieb nicht mehr lange. Der Marabu, sagte ich mir, ist ein heiliger Mann, und an diesem heiligen Mann ist alles heilig, selbst sein Speichel. A2、B2、C2、D1
Indem er die Münzen der Geber mit seinem Speichel in Berührung bringt, erteilt er ihnen einen besonderen Segen und erhöht so das Verdienst, das sie sich durch das Spenden von Almosen im Himmel erwerben.
A1、B1、C2、D2
花村嘉英(2019)「エリアス・カネッティの『マラケシュの声』の多変量解析」より
Denn plötzlich kam ein Mann hinter seinen Orangen hervor, machte ein paar Schritte auf mich zu und sagte beschwichtigend: "Das ist ein Marabu." A1、B1、C2、D1
Ich wußte, daß Marabus heilige Männer sind und daß man ihnen besondere Kräfte zuschreibt. Das Wort löste Scheu in mir aus und ich fühlte, wie mein Ekel gleich geringer wurde. A2、B2、C2、D1
Ich fragte schüttern: "Aber warum steckte er die Münze in seinen Mund?" "Das macht er immer", sagte der Mann, als wäre es die gewöhnlichste Sache von der Welt. Er wandte sich von mir ab und stellte sich wieder hinter seine Orangen. A1、B1、C1、D2
Ich fühlte mich mit dieser Auskunft verabschiedet und blieb nicht mehr lange. Der Marabu, sagte ich mir, ist ein heiliger Mann, und an diesem heiligen Mann ist alles heilig, selbst sein Speichel. A2、B2、C2、D1
Indem er die Münzen der Geber mit seinem Speichel in Berührung bringt, erteilt er ihnen einen besonderen Segen und erhöht so das Verdienst, das sie sich durch das Spenden von Almosen im Himmel erwerben.
A1、B1、C2、D2
花村嘉英(2019)「エリアス・カネッティの『マラケシュの声』の多変量解析」より
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エリアス・カネッティの「マラケシュの声」の多変量解析−クラスタ分析と主成分4
3 多変量の分析
多変量を解析するには、クラスタと主成分が有効な分析になる。これらの分析がデータベースの統計処理に繋がるからである。
多変数のデータでも、最初は1変数ごとの観察から始まる。また、クラスタ分析は、多変数のデータを丸ごと扱う最初の作業ともいえる。似た者同士を集めたクラスタを樹形図からイメージする。それぞれのクラスタの特徴を掴み、それを手掛かりに多変量データの全体像を考えていく。樹形図については、単純な二個二個のクラスタリングの方法を想定し、変数の数や組み合わせを考える。
作成したデータベースから特性が2つあるカラムを抽出し、グループ分けをする。例えば、A:五感(1視覚と2それ以外)、B:ジェスチャー(1直示と2比喩)、C:情報の認知プロセス(1旧情報と2新情報)、D:情報の認知プロセス(1問題解決と2未解決)というように文系と理系のカラムをそれぞれ2つずつ抽出する。
まず、ABCDそれぞれの変数の特徴について考える。次に、似た者同士のデータをひとかたまりにし、ここでは言語の認知ABと情報の認知CDにグループ分けをする。得られた変数の特徴からグループそれぞれの特徴を見つける。
最後に、各場面のラインの合計を考える。それぞれの要素からどのようなことがいえるのか考える。「マラケシュの声」のバラツキが縦のカラムの特徴を表しているのに対し、ここでのクラスタは、一場面のカラムとラインの特徴を表している。
なお、外界情報の獲得に関する五感の割合は、視覚82%、聴覚11%、嗅覚4%、触覚2%、味覚1%とする。(片野2018)
花村嘉英(2019)「エリアス・カネッティの『マラケシュの声』の多変量解析」より
多変量を解析するには、クラスタと主成分が有効な分析になる。これらの分析がデータベースの統計処理に繋がるからである。
多変数のデータでも、最初は1変数ごとの観察から始まる。また、クラスタ分析は、多変数のデータを丸ごと扱う最初の作業ともいえる。似た者同士を集めたクラスタを樹形図からイメージする。それぞれのクラスタの特徴を掴み、それを手掛かりに多変量データの全体像を考えていく。樹形図については、単純な二個二個のクラスタリングの方法を想定し、変数の数や組み合わせを考える。
作成したデータベースから特性が2つあるカラムを抽出し、グループ分けをする。例えば、A:五感(1視覚と2それ以外)、B:ジェスチャー(1直示と2比喩)、C:情報の認知プロセス(1旧情報と2新情報)、D:情報の認知プロセス(1問題解決と2未解決)というように文系と理系のカラムをそれぞれ2つずつ抽出する。
まず、ABCDそれぞれの変数の特徴について考える。次に、似た者同士のデータをひとかたまりにし、ここでは言語の認知ABと情報の認知CDにグループ分けをする。得られた変数の特徴からグループそれぞれの特徴を見つける。
最後に、各場面のラインの合計を考える。それぞれの要素からどのようなことがいえるのか考える。「マラケシュの声」のバラツキが縦のカラムの特徴を表しているのに対し、ここでのクラスタは、一場面のカラムとラインの特徴を表している。
なお、外界情報の獲得に関する五感の割合は、視覚82%、聴覚11%、嗅覚4%、触覚2%、味覚1%とする。(片野2018)
花村嘉英(2019)「エリアス・カネッティの『マラケシュの声』の多変量解析」より
エリアス・カネッティの「マラケシュの声」の多変量解析−クラスタ分析と主成分3
作家を一種のエキスパートと見なし、共生の読みについても購読同様に何かの分析、直感や知的な直感といえる思弁を経て専門家として脳の活動を想定する。例えば、トーマス・マンのファジィ、ニューラル、エキスパート、魯迅のカオス、ニューラル、エキスパートがその例に当たり、この小論では、カネッティに関し、五感分析、思弁、エキスパートという共生の読みを推奨する。
ハインリッヒ・ベルの考察(花村2019)の中でも触れたように、本能や情動を司る大脳辺縁系は、記憶の海馬、好き嫌いの扁桃体、やる気の側座核などからなり、臭覚はここで処理されている。その他の五感、視覚、聴覚、味覚、触覚は、大脳の表面にある神経細胞が集まった大脳皮質が管理している。大脳皮質は、思考、判断、創造の前頭葉、刺激を筋肉に送り運動を制御する頭頂葉、記憶の側頭葉、視覚の後頭葉という4つの脳葉がある。
さらに、機能面の領野として、五感の情報を受け取る感覚野、運動を制御する運動野、大脳各部からの情報を受け取り統合して言語や思考を判断する連合野がある。連合野とは、記憶を蓄積する側頭連合野、感覚や空間認識の情報を処理する頭頂連合野、創造性、やる気、反省、自己顕示欲といった精神活動の前頭連合野である。
カネッティの作品では文化現象の認識が重要な情報となるため、シナジーのメタファーは、「エリアス・カネッティと直感に基づく思考」にする。但し、観察者は、場面で際立つ要因に着目する傾向にある。そのため、記憶だけに頼ると、現象の重要な一側面を忘れることもある。こうしたミスを防ぐために防御策を考える上で以下のような縦横の実験を試みる。
花村嘉英(2019)「エリアス・カネッティの『マラケシュの声』の多変量解析」より
ハインリッヒ・ベルの考察(花村2019)の中でも触れたように、本能や情動を司る大脳辺縁系は、記憶の海馬、好き嫌いの扁桃体、やる気の側座核などからなり、臭覚はここで処理されている。その他の五感、視覚、聴覚、味覚、触覚は、大脳の表面にある神経細胞が集まった大脳皮質が管理している。大脳皮質は、思考、判断、創造の前頭葉、刺激を筋肉に送り運動を制御する頭頂葉、記憶の側頭葉、視覚の後頭葉という4つの脳葉がある。
さらに、機能面の領野として、五感の情報を受け取る感覚野、運動を制御する運動野、大脳各部からの情報を受け取り統合して言語や思考を判断する連合野がある。連合野とは、記憶を蓄積する側頭連合野、感覚や空間認識の情報を処理する頭頂連合野、創造性、やる気、反省、自己顕示欲といった精神活動の前頭連合野である。
カネッティの作品では文化現象の認識が重要な情報となるため、シナジーのメタファーは、「エリアス・カネッティと直感に基づく思考」にする。但し、観察者は、場面で際立つ要因に着目する傾向にある。そのため、記憶だけに頼ると、現象の重要な一側面を忘れることもある。こうしたミスを防ぐために防御策を考える上で以下のような縦横の実験を試みる。
花村嘉英(2019)「エリアス・カネッティの『マラケシュの声』の多変量解析」より
エリアス・カネッティの「マラケシュの声」の多変量解析−クラスタ分析と主成分2
2 エリアス・カネッティの執筆脳
「マラケシュの声」の購読脳を「観察と叙事」にする。駱駝との出会い、商業地区の強い臭いなど五感表現に特徴があるエリアス・カネッティは、佐藤(1979)によると、戦後の現代文明を分析し、叙事的な才能と深い思弁能力を兼ね備えた文化観察者である。確かにマラケシュで遭遇した事実をありのままに述べていく。しかし、カネッティの文体では、推測のための接続法第U式が読者の注目を引く。
カネッティは、マラケシュ滞在中に見た光景を描いていくため、視覚情報もさること、追想の記事には叫びや臭い、味、接触といった感覚情報も考察の対象になっている。こうした感覚情報からカネッティの執筆時の脳の活動を探るために、まず五感情報の伝達の様子についてまとめてみよう。
カネッティが場面を説明する際に視覚や聴覚そして嗅覚を使用するため、外界からの刺激が最終的に伝わる大脳皮質のうち後頭葉や聴覚野そして嗅覚野が分析のヒントになる。特に、嗅覚は、他の五感と異なり大脳辺縁系にダイレクトに伝わり、喜怒哀楽や本能的な快不快など人間の情動に深く関わっている。一方、他の感覚の刺激は、視床を経由して大脳へと伝わる。「森鴎外と感情」というシナジーのメタファーを取り上げた際にも、本能を司る情動については説明している。(花村2017)
一方、共生の読みは、叙事を好むカネッティの文体から「分析と思弁」にする。経験によることなく合理的な判断による理性を根拠に純粋な思考だけで作品が構成される。つまり、課題や問題が与えられたときに生じる一連の精神活動の流れを経て、周囲の状況に応じた現実的な判断や結論へと至っている。Lの縦横で信号の流れは、何かの分析→直感→専門家を想定する。また、縦横の中間にロジックが入ればミクロとマクロの間に来るメゾのデータは安定する。
花村嘉英(2019)「エリアス・カネッティの『マラケシュの声』の多変量解析」より
「マラケシュの声」の購読脳を「観察と叙事」にする。駱駝との出会い、商業地区の強い臭いなど五感表現に特徴があるエリアス・カネッティは、佐藤(1979)によると、戦後の現代文明を分析し、叙事的な才能と深い思弁能力を兼ね備えた文化観察者である。確かにマラケシュで遭遇した事実をありのままに述べていく。しかし、カネッティの文体では、推測のための接続法第U式が読者の注目を引く。
カネッティは、マラケシュ滞在中に見た光景を描いていくため、視覚情報もさること、追想の記事には叫びや臭い、味、接触といった感覚情報も考察の対象になっている。こうした感覚情報からカネッティの執筆時の脳の活動を探るために、まず五感情報の伝達の様子についてまとめてみよう。
カネッティが場面を説明する際に視覚や聴覚そして嗅覚を使用するため、外界からの刺激が最終的に伝わる大脳皮質のうち後頭葉や聴覚野そして嗅覚野が分析のヒントになる。特に、嗅覚は、他の五感と異なり大脳辺縁系にダイレクトに伝わり、喜怒哀楽や本能的な快不快など人間の情動に深く関わっている。一方、他の感覚の刺激は、視床を経由して大脳へと伝わる。「森鴎外と感情」というシナジーのメタファーを取り上げた際にも、本能を司る情動については説明している。(花村2017)
一方、共生の読みは、叙事を好むカネッティの文体から「分析と思弁」にする。経験によることなく合理的な判断による理性を根拠に純粋な思考だけで作品が構成される。つまり、課題や問題が与えられたときに生じる一連の精神活動の流れを経て、周囲の状況に応じた現実的な判断や結論へと至っている。Lの縦横で信号の流れは、何かの分析→直感→専門家を想定する。また、縦横の中間にロジックが入ればミクロとマクロの間に来るメゾのデータは安定する。
花村嘉英(2019)「エリアス・カネッティの『マラケシュの声』の多変量解析」より
エリアス・カネッティの「マラケシュの声」の多変量解析−クラスタ分析と主成分1
1 先行研究との関係
これまでに、エリアス・カネッティ(1905−1994)の執筆脳を文化現象の観察から「分析と思弁」とし、「エリアス・カネッティと思考」というシナジーのメタファーを作成している(花村2019)。また、「マラケシュの声」のデータベースを作成しながら、バラツキや相関関係といった平易な統計分析も試みている。(花村2019)この小論では、さらに統計処理に関して多変量解析に注目し、クラスタ分析と主成分について考察する。それぞれの場面でシナジーのメタファーが異なる視点から説明できれば、自ずと客観性が上がるためである。
花村嘉英(2019)「エリアス・カネッティの『マラケシュの声』の多変量解析」より
これまでに、エリアス・カネッティ(1905−1994)の執筆脳を文化現象の観察から「分析と思弁」とし、「エリアス・カネッティと思考」というシナジーのメタファーを作成している(花村2019)。また、「マラケシュの声」のデータベースを作成しながら、バラツキや相関関係といった平易な統計分析も試みている。(花村2019)この小論では、さらに統計処理に関して多変量解析に注目し、クラスタ分析と主成分について考察する。それぞれの場面でシナジーのメタファーが異なる視点から説明できれば、自ずと客観性が上がるためである。
花村嘉英(2019)「エリアス・カネッティの『マラケシュの声』の多変量解析」より
エリアス・カネッティの「マラケシュの声」の多変量解析−クラスタ分析と主成分1
1 先行研究との関係
これまでに、エリアス・カネッティ(1905−1994)の執筆脳を文化現象の観察から「分析と思弁」とし、「エリアス・カネッティと思考」というシナジーのメタファーを作成している(花村2019)。また、「マラケシュの声」のデータベースを作成しながら、バラツキや相関関係といった平易な統計分析も試みている。(花村2019)この小論では、さらに統計処理に関して多変量解析に注目し、クラスタ分析と主成分について考察する。それぞれの場面でシナジーのメタファーが異なる視点から説明できれば、自ずと客観性が上がるためである。
花村嘉英(2019)「エリアス・カネッティの『マラケシュの声』の多変量解析」より
これまでに、エリアス・カネッティ(1905−1994)の執筆脳を文化現象の観察から「分析と思弁」とし、「エリアス・カネッティと思考」というシナジーのメタファーを作成している(花村2019)。また、「マラケシュの声」のデータベースを作成しながら、バラツキや相関関係といった平易な統計分析も試みている。(花村2019)この小論では、さらに統計処理に関して多変量解析に注目し、クラスタ分析と主成分について考察する。それぞれの場面でシナジーのメタファーが異なる視点から説明できれば、自ずと客観性が上がるためである。
花村嘉英(2019)「エリアス・カネッティの『マラケシュの声』の多変量解析」より
2019年10月13日
エリアス・カネッティの「マラケシュの声」の相関関係について6
4 相関係数を言葉で表す
数字の意味を言葉で確認しておく。
-0. 7≦r≦-1.0 強い負の相関がある
-0.4≦r≦-0.7 やや負の相関がある
0≦r≦-0.4 ほとんど負の相関がない
0≦r≦0.2 ほとんど正の相関がない
0.2≦r≦0.4 やや正の相関がある
0.4≦r≦0.7 かなり正の相関がある
0.7≦r≦1 強い正の相関がある
5 まとめ
エリアス・カネッティの「マラケシュの声」のデータベースのうち、言語の認知のカラム、五感1視覚、2その他と、情報の認知のカラム、人工知能1分析、2思弁は、正の強い相関関係になることがわかった。
参考文献
花村嘉英 計算文学入門−Thomas Mannのイロニーはファジィ推論といえるのか? 新風舎 2005
花村嘉英 从认知语言学的角度浅析鲁迅作品−魯迅をシナジーで読む 華東理工大学出版社 2015
花村嘉英 日语教育计划书−面向中国人的日语教学法与森鸥外小说的数据库应用 日本語教育のためのプログラム−中国語話者向けの教授法から森鴎外のデータベースまで 南京東南大学出版社 2017
花村嘉英 从认知语言学的角度浅析纳丁・戈迪默 ナディン・ゴーディマと意欲 華東理工大学出版社 2018
前野昌弘 回帰分析超入門 技術評論社 2012
Elias Canetti Die Stimmen von Marrakesch Fischer 1985
数字の意味を言葉で確認しておく。
-0. 7≦r≦-1.0 強い負の相関がある
-0.4≦r≦-0.7 やや負の相関がある
0≦r≦-0.4 ほとんど負の相関がない
0≦r≦0.2 ほとんど正の相関がない
0.2≦r≦0.4 やや正の相関がある
0.4≦r≦0.7 かなり正の相関がある
0.7≦r≦1 強い正の相関がある
5 まとめ
エリアス・カネッティの「マラケシュの声」のデータベースのうち、言語の認知のカラム、五感1視覚、2その他と、情報の認知のカラム、人工知能1分析、2思弁は、正の強い相関関係になることがわかった。
参考文献
花村嘉英 計算文学入門−Thomas Mannのイロニーはファジィ推論といえるのか? 新風舎 2005
花村嘉英 从认知语言学的角度浅析鲁迅作品−魯迅をシナジーで読む 華東理工大学出版社 2015
花村嘉英 日语教育计划书−面向中国人的日语教学法与森鸥外小说的数据库应用 日本語教育のためのプログラム−中国語話者向けの教授法から森鴎外のデータベースまで 南京東南大学出版社 2017
花村嘉英 从认知语言学的角度浅析纳丁・戈迪默 ナディン・ゴーディマと意欲 華東理工大学出版社 2018
前野昌弘 回帰分析超入門 技術評論社 2012
Elias Canetti Die Stimmen von Marrakesch Fischer 1985
エリアス・カネッティの「マラケシュの声」の相関関係について5
表2 計算表
A 2 3 5
偏差 -0.5 0.5 0
偏差2 0.25 0.25 0.5
B 2 3 5
偏差 -0.5 0.5 0
偏差2 0.25 0.25 0.5
AB偏差の積 0.25 0.25 0.5
◆相関係数は、次の公式で求めることができる。
相関係数=[(A-Aの平均値)x(B-Bの平均値)]の和/
√(A-Aの平均値)2の和x(B-Bの平均値)2の和
上記計算表を代入すると、
相関係数 = 0.5/√0.5 x 0.5 = 0.5/0.5 = 1
従って、正の強い相関があるといえる。
花村嘉英(2019)「エリアス・カネッティの『マラケシュの声』の相関関係について」より
A 2 3 5
偏差 -0.5 0.5 0
偏差2 0.25 0.25 0.5
B 2 3 5
偏差 -0.5 0.5 0
偏差2 0.25 0.25 0.5
AB偏差の積 0.25 0.25 0.5
◆相関係数は、次の公式で求めることができる。
相関係数=[(A-Aの平均値)x(B-Bの平均値)]の和/
√(A-Aの平均値)2の和x(B-Bの平均値)2の和
上記計算表を代入すると、
相関係数 = 0.5/√0.5 x 0.5 = 0.5/0.5 = 1
従って、正の強い相関があるといえる。
花村嘉英(2019)「エリアス・カネッティの『マラケシュの声』の相関関係について」より
エリアス・カネッティの「マラケシュの声」の相関関係について4
A 言語の認知(五感)1視覚、2その他 → 2、3
B人工知能(頭頂連合野)1空間認識、2その他 → 2、3
◆A、Bそれぞれの平均値を出す。
Aの平均:(2 + 3)÷ 2 = 2.5
Bの平均:(2 + 3)÷ 2 = 2.5
◆A、Bそれぞれの偏差を計算する。偏差=各データ−平均値
Aの偏差:(2 – 2.5)、(3 – 2.5)= -0.5、0.5
Bの偏差:(2 – 2.5)、(3 – 2.5)= -0.5、0.5
◆A、Bの偏差をそれぞれ2乗する。
Aの偏差2乗 = 0.25、0.25
Bの偏差2乗 = 0.25、0.25
◆AとBの偏差同士の積を計算する
(Aの偏差)x(Bの偏差)= 0.25、0.25
◆AとBを2乗したものを合計する。
Aの偏差を2乗したものの合計 = 0.25 + 0.25 = 0.5
Bの偏差を2乗したものの合計 = 0.25 + 0.25 = 0.5
◆AとBの偏差の積を合計する。0.25 + 0.25 = 0.5
花村嘉英(2019)「エリアス・カネッティの『マラケシュの声』の相関関係について」より
B人工知能(頭頂連合野)1空間認識、2その他 → 2、3
◆A、Bそれぞれの平均値を出す。
Aの平均:(2 + 3)÷ 2 = 2.5
Bの平均:(2 + 3)÷ 2 = 2.5
◆A、Bそれぞれの偏差を計算する。偏差=各データ−平均値
Aの偏差:(2 – 2.5)、(3 – 2.5)= -0.5、0.5
Bの偏差:(2 – 2.5)、(3 – 2.5)= -0.5、0.5
◆A、Bの偏差をそれぞれ2乗する。
Aの偏差2乗 = 0.25、0.25
Bの偏差2乗 = 0.25、0.25
◆AとBの偏差同士の積を計算する
(Aの偏差)x(Bの偏差)= 0.25、0.25
◆AとBを2乗したものを合計する。
Aの偏差を2乗したものの合計 = 0.25 + 0.25 = 0.5
Bの偏差を2乗したものの合計 = 0.25 + 0.25 = 0.5
◆AとBの偏差の積を合計する。0.25 + 0.25 = 0.5
花村嘉英(2019)「エリアス・カネッティの『マラケシュの声』の相関関係について」より
エリアス・カネッティの「マラケシュの声」の相関関係について3
3 小説の場面に適用する
表1
A Denn plötzlich kam ein Mann hinter seinen Orangen hervor, machte ein paar Schritte auf mich zu und sagte beschwichtigend: "Das ist ein Marabu." 意味3 1、人工知能 1
B Ich wußte, daß Marabus heilige Männer sind und daß man ihnen besondere Kräfte zuschreibt. Das Wort löste Scheu in mir aus und ich fühlte, wie mein Ekel gleich geringer wurde. 意味3 2、人工知能 2
C Ich fragte schüttern: "Aber warum steckte er die Münze in seinen Mund?" "Das macht er immer", sagte der Mann, als wäre es die gewöhnlichste Sache von der Welt. Er wandte sich von mir ab und stellte sich wieder hinter seine Orangen. 意味3 2、人工知能 2
D Ich bemerkte erst jetzt, daß hinter jeder Bude zwei oder drei Augenblipaare auf mich gerichtet waren. Das erstaunliche Geschöpf war ich, der ich so lange nicht begriff. 意味3 2、人工知能 2
E Ich fühlte mich mit dieser Auskunft verabschiedet und blieb nicht mehr lange. Der Marabu,sagte ich mir. Ist ein heiliger Mann, und an diesem heiligen Mann ist alles heilig, selbst sein Speichel. 意味3 1、人工知能 1
花村嘉英(2019)「エリアス・カネッティの『マラケシュの声』の相関関係について」より
表1
A Denn plötzlich kam ein Mann hinter seinen Orangen hervor, machte ein paar Schritte auf mich zu und sagte beschwichtigend: "Das ist ein Marabu." 意味3 1、人工知能 1
B Ich wußte, daß Marabus heilige Männer sind und daß man ihnen besondere Kräfte zuschreibt. Das Wort löste Scheu in mir aus und ich fühlte, wie mein Ekel gleich geringer wurde. 意味3 2、人工知能 2
C Ich fragte schüttern: "Aber warum steckte er die Münze in seinen Mund?" "Das macht er immer", sagte der Mann, als wäre es die gewöhnlichste Sache von der Welt. Er wandte sich von mir ab und stellte sich wieder hinter seine Orangen. 意味3 2、人工知能 2
D Ich bemerkte erst jetzt, daß hinter jeder Bude zwei oder drei Augenblipaare auf mich gerichtet waren. Das erstaunliche Geschöpf war ich, der ich so lange nicht begriff. 意味3 2、人工知能 2
E Ich fühlte mich mit dieser Auskunft verabschiedet und blieb nicht mehr lange. Der Marabu,sagte ich mir. Ist ein heiliger Mann, und an diesem heiligen Mann ist alles heilig, selbst sein Speichel. 意味3 1、人工知能 1
花村嘉英(2019)「エリアス・カネッティの『マラケシュの声』の相関関係について」より