2022年04月18日
オーストラリアで転職![八分音符](/_images_e/e/F0EE.gif)
ストレスからくる病気をキッカケに、自分のストレスを軽減するために出来ることを実行しました。
その中で一番大きなキッカケになったことは、職場を変えることでした。自分の中で大丈夫と思っていたことが、案外大丈夫ではなかったのかもしれません。みんなもきっと辛いはず、しんどいのは自分だけじゃないとずっと思っていましたが、この考え方も今思えば日本人独特な考え方だったかなとも思います。全ての人がそうであるべきなように、私が住んでいるここオーストラリアでは、「自分が第一」の考えの人が多い気がします。
「自己中心的」
日本ではあまり良い印象の持たれる言葉ではありませんが、ニュアンスを変えれば
「自分の考えをしっかり持つこと/行動すること」
ととらえられます。もちろん何事も「〜すぎる」はよくありませんが、時には自分の考えを主張して行動することが大事な時もあります。
私はオーストラリアに移住して今現在15年以上経ちますが、この国で生活して、日本人ならではの謙虚な気持ちは時には通用しないことを学びました。気が強いくらいでないと生きていけません。。
私が保育士の資格を取得するときにお世話になったChild Care(0〜5歳児が通う幼稚園/保育園的な場所)でトータル4年働きました。仕事をして3年目が過ぎた頃、とんでもないことが発覚しました。私の資格保有額の給料がもらえてなかったということです。この国では何も言わなければ何も起きません。ほんとに。。。
っていうのも、日本では上司が仕事の出来を把握していて、仕事の出来る人が昇格したり給料が上がったりするイメージですが、オーストラリアでは自分から交渉しない限り何も起きません。しかし、確定申告時に仕事が出来る出来ない関わらずに毎年わずかながらも上がることが法律で決まっているので、本当にわずかですが時給は上がります。それに加えて、交渉次第で給料が上がるシステムになっています。
私の場合、基本給の額がそもそも間違っていました。どうしてそれが発覚したかというと、仕事中に同僚と給料の話になったとき、私よりも資格がない人の給料が私よりも明らかに高いことに疑問を持ちました。確かに私より長く働いてはいたので、そのせいか?とも思いましたが、その人の基本給が私より高いのには納得がいきませんでした。オーストラリアでは資格の有無が基本給の基盤となってそれにプラスで経験値が加算されます。
思い切って上司に給料の話を出してみると、何事もなかったかのように、
「あ〜わかったわ。次回の給料から上げておくわね」
えーーーー謝罪とか何もないわけーーー!!??
本当にこんなもんです。オーストラリアは何年住んでもカルチャーショックが続きます。人が悪いわけじゃありません。これで通用してしまうのがこの国です。日本では当たり前の事が当たり前ではありません。
基本的には怠け者が多いです。これは私の感覚ですが、「マイペース」すぎると言った方が適格かもしれません。
周りのことを考えずに行動する人が本当に多い。。。特にこの職場では、自分の立場しか考えていない人が多すぎて仕事のしづらい環境だと思って働いていました。このチャイルドケア以外の職場で働いたことがなかったので、当時は他と比べることが出来なったのですが、自分の仕事であるにも関わらず、それをあたかも自分の仕事ではないかのように、もしくはわかっているのに堂々と忙しくて出来るわけがないと言って避けて通ります。これは私には出来ないことでした。きっと私が真面目すぎるのでしょう。やるべき仕事が目に前にあるのにどうやって無視したらいいのでしょう?私は多少ずる賢くならないといけないのでしょうきっと。
不満を上司に話したこともありました。上司は、
「うん、わかってるよ。本人に話しておくね」
と言ったきり、本当に話したのかはわかりませんが何も変わりませんでした。スタッフミーティングを3ヶ月に1度していた際にも、改善策を練ることが目的で集まっているのにも関わらず、ミーティングに参加したくなかった、時間がない、などと文句を言う人達。決定した事が実現することもなく今までと同じ。
こんなことが続いて、私は他の職場を探すことを決心しました。なんだかんだで散々お世話になった職場だったので後ろ髪引かれる想いはありましたが、私自身を変えるチャンスかなと思いました。私なんかを採用してくれるチャイルドケアは他にもあるんだろうか?という不安はありました。仕事の仕方、英語力共に自分にまだ自信がついていませんでした。ダメ元で家から徒歩圏内で行けるチャイルドケアに持っていったレジメ(履歴書)。持って行ってすぐ次の日に連絡があり、トライアル(仕事体験)に来るように言われました。オーストラリアではトライアルがあって、その職場の上司やオーナーが私の仕事や能力を見るという機会を設けられ、お互いに気にいれば仕事がもらえるというシステムです。
トライアルはボランティアなので給料は出ませんが、自分の能力を見せるチャンスです。
自分の出来る限りのことをこなし、その日は帰りましたが、本当に自分でも驚くくらいの早さで次の仕事が決まりました。トライアルに行った次の日にすぐ連絡が来て、いつから働けるかを聞かれました。職場に退職届を出さないといけないので、2週間後からなら働けますと伝えると、新しい職場の上司はこんなことを言いました。
「2週間後から働けるのはいいんだけど、今の仕事を辞めてからうちで働く前に1、2週間ほど自分のために休みを作って時間を作ったらどう?」
これは意外なオファーでした。お言葉に甘えて仕事を変える前に1週間の休みをもらい、リラックスすることにしました。
仕事が決まった事を職場の上司に伝えると、残念そうながらも承諾してくれました。怠け者達は口をそろえてこんなことを私に言ってきました。
「この職場を離れるなんて信じられない、こんなに緩い(楽な)仕事はないのに。。他のチャイルドケアは厳し所たくさんあるよ?」
これで本当の理由がわかりました。やっぱりあえてみんな仕事をちゃんとしてなかったんだ。。。何もしなくても注意されないことをいいことに、最低限に仕事をして給料をもらっていたんだ。。。その働き方が私には合わなかったので、職場を変えると決心したことが本当に正しい行動だったなと確信しました。
何か新しい事を始めるとき、必ずしもどこか緊張したり、不安だったりすることはありますが、何かを始めるイコール自分のチャンスだと本当に思えました。
そして今現在もその転職した職場で同じポジションで仕事をしていますが、今は前の職場がどれだけ怠け者が多かったかを実感できます。今の職場の方が働き者が多い気がします笑
![](https://www27.a8.net/svt/bgt?aid=220412349024&wid=001&eno=01&mid=s00000017205001051000&mc=1)
![](https://www18.a8.net/0.gif?a8mat=3N8799+EAFAQ+3OR6+699KH)
![](https://www21.a8.net/svt/bgt?aid=220226628581&wid=001&eno=01&mid=s00000021434006025000&mc=1)
![](https://www19.a8.net/0.gif?a8mat=3N47YC+9LWV8Y+4LDW+ZVD75)
![](https://www28.a8.net/svt/bgt?aid=220326087658&wid=001&eno=01&mid=s00000020929001031000&mc=1)
![](https://www14.a8.net/0.gif?a8mat=3N6CP3+AVR8TU+4HHM+64Z8X)
その中で一番大きなキッカケになったことは、職場を変えることでした。自分の中で大丈夫と思っていたことが、案外大丈夫ではなかったのかもしれません。みんなもきっと辛いはず、しんどいのは自分だけじゃないとずっと思っていましたが、この考え方も今思えば日本人独特な考え方だったかなとも思います。全ての人がそうであるべきなように、私が住んでいるここオーストラリアでは、「自分が第一」の考えの人が多い気がします。
「自己中心的」
日本ではあまり良い印象の持たれる言葉ではありませんが、ニュアンスを変えれば
「自分の考えをしっかり持つこと/行動すること」
ととらえられます。もちろん何事も「〜すぎる」はよくありませんが、時には自分の考えを主張して行動することが大事な時もあります。
私はオーストラリアに移住して今現在15年以上経ちますが、この国で生活して、日本人ならではの謙虚な気持ちは時には通用しないことを学びました。気が強いくらいでないと生きていけません。。
私が保育士の資格を取得するときにお世話になったChild Care(0〜5歳児が通う幼稚園/保育園的な場所)でトータル4年働きました。仕事をして3年目が過ぎた頃、とんでもないことが発覚しました。私の資格保有額の給料がもらえてなかったということです。この国では何も言わなければ何も起きません。ほんとに。。。
っていうのも、日本では上司が仕事の出来を把握していて、仕事の出来る人が昇格したり給料が上がったりするイメージですが、オーストラリアでは自分から交渉しない限り何も起きません。しかし、確定申告時に仕事が出来る出来ない関わらずに毎年わずかながらも上がることが法律で決まっているので、本当にわずかですが時給は上がります。それに加えて、交渉次第で給料が上がるシステムになっています。
私の場合、基本給の額がそもそも間違っていました。どうしてそれが発覚したかというと、仕事中に同僚と給料の話になったとき、私よりも資格がない人の給料が私よりも明らかに高いことに疑問を持ちました。確かに私より長く働いてはいたので、そのせいか?とも思いましたが、その人の基本給が私より高いのには納得がいきませんでした。オーストラリアでは資格の有無が基本給の基盤となってそれにプラスで経験値が加算されます。
思い切って上司に給料の話を出してみると、何事もなかったかのように、
「あ〜わかったわ。次回の給料から上げておくわね」
えーーーー謝罪とか何もないわけーーー!!??
本当にこんなもんです。オーストラリアは何年住んでもカルチャーショックが続きます。人が悪いわけじゃありません。これで通用してしまうのがこの国です。日本では当たり前の事が当たり前ではありません。
基本的には怠け者が多いです。これは私の感覚ですが、「マイペース」すぎると言った方が適格かもしれません。
周りのことを考えずに行動する人が本当に多い。。。特にこの職場では、自分の立場しか考えていない人が多すぎて仕事のしづらい環境だと思って働いていました。このチャイルドケア以外の職場で働いたことがなかったので、当時は他と比べることが出来なったのですが、自分の仕事であるにも関わらず、それをあたかも自分の仕事ではないかのように、もしくはわかっているのに堂々と忙しくて出来るわけがないと言って避けて通ります。これは私には出来ないことでした。きっと私が真面目すぎるのでしょう。やるべき仕事が目に前にあるのにどうやって無視したらいいのでしょう?私は多少ずる賢くならないといけないのでしょうきっと。
不満を上司に話したこともありました。上司は、
「うん、わかってるよ。本人に話しておくね」
と言ったきり、本当に話したのかはわかりませんが何も変わりませんでした。スタッフミーティングを3ヶ月に1度していた際にも、改善策を練ることが目的で集まっているのにも関わらず、ミーティングに参加したくなかった、時間がない、などと文句を言う人達。決定した事が実現することもなく今までと同じ。
こんなことが続いて、私は他の職場を探すことを決心しました。なんだかんだで散々お世話になった職場だったので後ろ髪引かれる想いはありましたが、私自身を変えるチャンスかなと思いました。私なんかを採用してくれるチャイルドケアは他にもあるんだろうか?という不安はありました。仕事の仕方、英語力共に自分にまだ自信がついていませんでした。ダメ元で家から徒歩圏内で行けるチャイルドケアに持っていったレジメ(履歴書)。持って行ってすぐ次の日に連絡があり、トライアル(仕事体験)に来るように言われました。オーストラリアではトライアルがあって、その職場の上司やオーナーが私の仕事や能力を見るという機会を設けられ、お互いに気にいれば仕事がもらえるというシステムです。
トライアルはボランティアなので給料は出ませんが、自分の能力を見せるチャンスです。
自分の出来る限りのことをこなし、その日は帰りましたが、本当に自分でも驚くくらいの早さで次の仕事が決まりました。トライアルに行った次の日にすぐ連絡が来て、いつから働けるかを聞かれました。職場に退職届を出さないといけないので、2週間後からなら働けますと伝えると、新しい職場の上司はこんなことを言いました。
「2週間後から働けるのはいいんだけど、今の仕事を辞めてからうちで働く前に1、2週間ほど自分のために休みを作って時間を作ったらどう?」
これは意外なオファーでした。お言葉に甘えて仕事を変える前に1週間の休みをもらい、リラックスすることにしました。
仕事が決まった事を職場の上司に伝えると、残念そうながらも承諾してくれました。怠け者達は口をそろえてこんなことを私に言ってきました。
「この職場を離れるなんて信じられない、こんなに緩い(楽な)仕事はないのに。。他のチャイルドケアは厳し所たくさんあるよ?」
これで本当の理由がわかりました。やっぱりあえてみんな仕事をちゃんとしてなかったんだ。。。何もしなくても注意されないことをいいことに、最低限に仕事をして給料をもらっていたんだ。。。その働き方が私には合わなかったので、職場を変えると決心したことが本当に正しい行動だったなと確信しました。
何か新しい事を始めるとき、必ずしもどこか緊張したり、不安だったりすることはありますが、何かを始めるイコール自分のチャンスだと本当に思えました。
そして今現在もその転職した職場で同じポジションで仕事をしていますが、今は前の職場がどれだけ怠け者が多かったかを実感できます。今の職場の方が働き者が多い気がします笑
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