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2022年04月11日

オーストラリアのアパートメントホテルで清掃作業の仕事

4年ほどの専業主婦を経て、娘が学校に行っている間と息子がデイケア(0〜5歳児が通う保育園的場所)に行っている間の時間を使って仕事をしようと思い、やっと見つけた掃除の仕事。


朝はいつも通り子供達を6時半頃に起こし、朝食を済ませてから簡単な日本語の勉強。当時まだ3歳半の娘とは、絵本を一緒に読んだり、日本の童謡を聞かせて手遊びを教えたりしていました。娘の相手をしながら7ヶ月の息子の着替えを済ましてデイケアに送り出すのが朝のルーティーンでした。旦那は早朝4時に起きて仕事に行くので朝私達が起きたときにはもう家にいません。


娘の学校には一緒に歩いて行っていたので(徒歩で10分弱ほど)、朝8時に家を出ていました。


子供達を無事送り出したら、自分の仕事の準備をして出かけます。ホテルまでは車で片道30分ほどでした。
ホテルに着くと、地下駐車場に車を停めるように言われ、スタッフカードを支給されました。車を停めて中に入ると、清掃員部屋へ通され、そこには他の従業員達や、荷物置き場、休憩場所など全てが備わっていました。初めてファーム以外のローカルの仕事を始めるということで、オーストラリア人が多い職場かと思いきや、全員アジア人でした笑 自分が受かった理由がわかりました笑 第一審査と面接で受かり、この仕事をもらいましたが、基本的にはアジア人の従業員が欲しかったみたいですね。。


というのも、オーストラリア人で掃除の仕事をする人はあまりいないのと、アジア人は国柄几帳面なので、大雑把な仕事の仕方をしません。この国に住んで色んな国の人に会いましたが、アジア人は本当にマメだと思いました。西洋人の方が割と何でも雑です。良くも悪くも基本的には大らかで、ストレスフリーな感じなので、仕事の仕方にも差が出ます。もちろん人にもよりますが、掃除の仕事に関しては、アジア人は向いているかもしれませんね。その国柄を買ってもらってか、仕事をもらうことが出来ました。


一緒に働く従業員の国籍は様々で、韓国人が3人、インドネシア人が一人、そして私でした。北の棟と南の棟でホテルが別れており、2つのグループに分かれて仕事をしました。初めは、スーパーバイザー(主任)と一緒に仕事をして段取りを教えてもらい、だいたいを覚えると、他のグループに回されました。

この掃除の仕事をしてまず驚いたことは、掃除に使うタオルが全てお客さんが使ったバスタオルだったということ。。衝撃的でした。「どうせこのタオルはクリーニングに出すんだから」と言い、掃除専用のタオルがあるわけではなく、部屋で使っているタオルを掃除に使うという・・・今まで私自身がホテルに宿泊して利用していたタオルは、全て掃除にも使われていたんだなという現実を知りました。このアパートメントホテルだけじゃなく、基本的にホテルの掃除にはこのようにお客さんが使用した後のタオルを使って掃除をするそうです。もちろんビショビショに濡れたタオルと使うと、鏡やシャワールームの窓などに水垢がつくので、乾いたタオルを使用します。日本のホテル清掃も、使用済タオルを使って掃除をしているのでしょうか・・。きっとそうなんでしょうね。。


私の雇用状態は、「カジュアル」臨時雇用です。オーストラリアで言うカジュアルとは、雇用主がカジュアル雇用の従業員を自由に使えるということです。仕事がなければ、その従業員に対して「今日は仕事が少ないから休んでいいよ、帰っていいよ」と言えます。逆に、仕事が忙しければ、例えば週2日だけ働く予定で契約していたとしても、その従業員に朝一に連絡し、「今日急遽働いてくれないか?」とお願いすることも出来ます。いわゆる、正社員やパートのように、就業時間を約束されていない状態です。逆を言えば、従業員側、私から、「明日からもう来ません」「今日辞めます」というのも通用することになります。この雇用主、従業員側の両方に融通が利くことから、有給休暇や、病気休暇などの手当ても一切つきません。





仕事を始めて半年ほど経った時、季節はちょうど5月6月でオーストラリアは日本と季節が逆なのでちょうど冬に入る頃でした。私が働いていたホテルは、ビーチ沿いにあり、観光客が長期滞在をしながらサーフィンなどのマリンスポーツを楽しむ場所で人気でした。冬に近づくにつれて、観光客が減っていき、ホテルの滞在者も必然的に減り、掃除の仕事が暇な状態が続きました。そこで一番先に雇用主から休むように連絡が来るのが私でした。雇用形態がカジュアルだということ、それから子供達を預けている間しか仕事が出来ないことから、時間に制限があるので、だったら他の従業員に仕事を頼んだ方が雇用主的には有利です。

こうして、私は子供達をデイケアに高い額を払って預けているのにも関わらず、仕事を休まざるを得ないことが続き、金銭的余裕がなくなる所まで行きました。


他の仕事を探そうか考え始めましたが、私には手に職という資格が一切ないので、他の仕事と言っても出来ることは限られていました。レストラン、カフェ、掃除、ファームの仕事など、誰でも出来るような仕事しかありません。そういった仕事は、もちろん時給が良いわけでもありません。ホテルの掃除の仕事をしながら、何か資格を取るべきではないか・・と考え始めました。



私に出来ること・・・私なんかに何ができる?数ヶ月考えているうちに、なんとなくアイディアがまとまりつつあり、私は決心してホテルの仕事を辞めることにしました。何か新しいことを始めるということは、どんな時でもドキドキ、ウキウキするものです。掃除の仕事も私にとっては初めてのことで、色々学ぶことが出来たので、良い経験になりました。私の代わりに掃除の仕事をしたい人がいないかとホテルのオーナーに言われたので、日本人ママを数人を紹介し、私は最終日を終えました。私が辞めた後も、日本人のその友達は数年間そのホテルで仕事を続け、スーパーバイザー(主任)の立場まで昇進したそうです。



私はというと、次の仕事を探すために行動に移し始めました。。。














posted by Mookie at 07:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 仕事
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