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関東生まれ、その後中国に学生生活を過ごし、現在は都内の大学院に所属しています。 日中バイリンガル、TOIEC940点。 2017年10月に外資系コンサルティングファームに就職予定。 プロフィール画像はいらすとやから拝借。 メールアドレス:lapi_blogあっとyahoo.co.jp(あっとをアットマークに変換してください)
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2017年06月03日

就活初期のことを書いてみる その3 商社について

就活初期のことを書いてみる その1 見てきた業界とその印象
就活初期のことを書いてみる その2 銀行業界について
↑の続きです。

今日は商社(5大商社)について書いていきたいと思います。
就活前は、何をしている会社なのか全くわかりませんでした、毎年就活人気ランキング上位にいる、すごい会社ぐらいとしか思っていませんでした。

しかし、説明会を通して、こんなにすごいことをしている業界があったのか!と就活に楽しみを覚えたのもこの時期からでした。
一人の社員が世界各国で責任のある仕事を任され、それをこなしていく姿は学生にとって憧れの対象です。
商社業界の良いところは以下のようになると思います:

1. 高給
 東証一部上場企業平均年収ランキングでは毎年上位に位置しています。
 平均年収ランキング - 東証1部 - 平均年収順 1〜20位 | Ullet(ユーレット) 
 五大商社すべて平均年収1200万以上です。
 これがどれくらい凄いかというと、厚労省の統計(平成28年賃金構造基本統計調査 結果の概況)によりますと、

 photo SnapCrab_2017-6-3_13-37-22_No-00_zpsptymnjdq.pngクリックで拡大

 なんと日本男性人口全体でも0.3%しかいません
 さらにすごいのは、OB訪問を通して知ったのですが、この平均年収は一般職(年収がそれほど高くない)の年収も統計に入れているので、総合職の平均年収はこれよりも高いことです。30歳ちょっとで1000万に到達します。
 お金に余裕があればやれる選択が増えます。次世代にもつなげることができます。年収が高くて困るということはないでしょう。

 2. ステータスが高い
 商社は年収が高い、歴史がある、安定しているというイメージから社会的ステータスがとても高いです。
 合コンでも人気ですし、カード審査なども簡単に通ります。
 転職業界でも高価値です、試しに転職サイトで商社マンという設定の偽アカウントを作りましたがオファーがものすごい数できます。それだけ社会の印象が良いのです。

 3. 世界を舞台に活躍できる
 今のご時世、どの企業の説明会に行っても世界を舞台に活躍できるという会社ばかりです。しかし実情はどうかというと、大体の社員は数年に一度出張があればいい程度。世界を股に掛けることができるというのは学生を集めるための方便にしかすぎません。
 ですが商社はどうでしょうか。
 彼らは世界中でビジネスをしており、商談が必要です。 メーカーであれば現地法人に日本で考えたものを製造させて日本流に売ればいいのですが、商社はそうはいきません。日本と海外それぞれの顧客の嗜好にあった商品を売らなければいけないため、両方と交渉が必要になります、これは本社の人でなければできないことです。
 私も実際にモザンビーク、アメリカ、シンガポール、ドイツ、中国、ロシアに行ったことのある先輩を何名も見ました。かれらの話もそれぞれの国であった珍しいことなど面白いものが多く、世界で勝負していくことの楽しさを教えてくれました。
  
 とこのように魅力溢れる商社ですが、私は五大商社(三菱、三井、住友、伊藤忠、丸紅)の中でも三井物産を一番好きになりました。 その理由は、です。
 三井さんは面白い人が多いです、学生に対しても本音で接してくれる印象を持ちました。
 例えばとあるOGに入社理由を聞いたとき、「ぶっちゃけ住商行きたかったんだけど落ちたから仕方なく来た、今でも住商行きたいと思っている」と仰っていたり、
 もう一人のOBは、今まで行った国で、テロに巻き込まれそうになったことを面白いオチで言ったりと、エリートのような、芸人のような面白さを感じました。 
 ほかのOBは、5年目ながら新規事業を立ち上げ、プロジェクト長として物産の子会社の社長を任されているすごい方もいました。学生に対しての接し方が五大商社の中でも飛びぬけて優しい、この点が評価をぐっと上げました。

 物を作らない会社は説明会などで「入社を決めた理由は何ですか」と尋ねると彼らは決まって「人」と答えます。
 (またかよ・・・)と質問者は思うかもしれませんが実際そうなのです、特に内定後は。
 商社は強み弱みはあれどもやってることは大体一緒です。A社がやってB社がやらないっていうのは基本的にないです。業務内容、範囲も同じであれば自然と雰囲気で決まるようになります。
 よく「商社はOB訪問で勝負」と言われますがこれは応募者自身にとってもいいことです、誰と一緒に働くかで仕事のモチベーションが変わります。長く働くためには気の合う同僚が多いほうがいいでしょう、そのためOB訪問でなるべく多くの社員と会い、雰囲気を知るのです。

 とまあこんなに商社のいいことを書いたのですが、
 コンサル業界を見てからは商社に興味持たなくなりました(実際5大商社どちらも応募はしていません)
 その理由はまた後日書きます。

 


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タグ:就活 商社
posted by lapi at 13:21 | Comment(0) | TrackBack(0) | 就活

2017年06月02日

就活初期のことを書いてみる その2 銀行業界について

就活初期のことを書いてみる その1 見てきた業界とその印象
↑の記事の続きです。

今回は銀行業界についてもうちょっと深く書いていきます。

@銀行の印象(就活前)

就活前の銀行に対しての印象は、
1. お金持ち
 お金を扱っているから(逃げれば儲けじゃん!)と安易に思っていた。
2. ド安定
 こんなにたくさんのお金が預金してあるのだから潰れるわけない。
3. 就活人気企業
 当時の就活人気企業ランキングでは、メガバンクはどれも上位に位置していて、これだったらステータスあるな、
と思っていました。

A銀行のマイナスの印象(就活後)
しかし就活をするにつれて、その印象が崩れていきます、その理由はこうです:
1. 若いうちは案外低収入
 銀行の若手はまず支店に配属され、一般職がやるような窓口業務や案内などの雑用を任されます。
 これは生産性で言えば一般職と大差ないので、給与はそれほど高くありません(実際メガバンクの初任給は月20万程度です)。さらに1000万円に到達するのが40歳以降という他人気企業に対して若干遅いです。

2. 出世コースが決まっている
 銀行はメガバンクであれば今のところそうそう潰れたりはしないでしょう、その意味では安定です。
 しかし会社は会社、その従業員は一生職を保障されているのかというと、そうではありません。
 メガバンクでは大体出世コースというのが決まっていて、新人研修後の配属先(三菱だったら丸の内支店など)で幹部まで行けるのかが決まってしまうのです。毎年500人/行の採用をしているにもかかわらず、幹部は若干名という世界ですから予め出世コースを決めてしまうのはある程度理にかなっていると思います。
 では、出世コースに乗れなかった人たちはどうなるのでしょうか?
 一生地方の支店長か、関係会社へ出向するか、辞めるかです。

  地方の支店長:
 地方の支店長でしたらこの中でも一番マシなのかもしれません。地方の支店長といっても地方は地方の需要がある  し、都内ほど競争も多くない。安定した職につけますが給与はあまり高い額を期待できません。
  関係会社への出向:
 関係会社への出向も関係会社の経営陣の意思によって決まります。
 私の父はとある上場企業の経営者をやっておりますが、その企業では銀行から出向に来た人たちが何名か部長とし て働いています。彼らはしっかりと働いていますが、それは父次第だと思っています。
 なぜなら大体の会社にとって、銀行員というのは外部から来た人であって、その人たちが突然管理職に就くとなるとある程度反発を受けます。もし経営陣がその銀行員をよく思わなければ、つまらない仕事をずっと任され続けることになり ます。実際に某赤銀行に勤めている先輩が、40代になってただハンコを押すだけの仕事をしているというのを聞きました。
  辞める:
 仕事を辞めて他業界に行くのもいいでしょう、銀行員は多数の資格を持っているため引く手あまただとは思います  がもし歳をとってしまえば給与が高い会社には行けないかもしれません。

3. 人気といっても採用人数が多いだけ
 就職予定会社をアンケートにして学生に聞くと、必然的に採用数が多い企業が上位に食い込みます。メガバンクは毎 年一行あたり500名程度採用するので、銀行が上位に来るのは当然の結果になります。
 また、このおかげで銀行に多数のOBがいるので、OBの多さや人の好さを参考にする後輩就活生にとっては就活のファーストチョイスになる確率が高いです(実際私もそうでした)。ただ、先に述べた理由から一部コミュニティ(外資就  活.comなど)では、メガバン(笑)と言われることもあります。

4. まさに半沢直樹の厳しい世界
 比較的仲が良かった某赤い銀行に働いている先輩が、同期の暗い話をしました。
 その同期の上司は新聞に載るような致命的なミスを冒し、ミスを同期の責任となすりつけました。
 おかげでその同期は現在退職しています。
 このいかにも「 部下の手柄は上司のもの、上司の失敗は部下の責任」という話を聞いて、志望度が一気に下がりました。

B銀行の良い印象
以上、大体マイナスの方向へ動いてしまいましたがもちろんいいところもあります:
1. 世間的に評価が高い
 銀行員と言えば世間的にエリートです、それはモテるでしょう。

2. 資格が多い
 銀行員は入行後数々の資格を取らなくてはなりません、社会人になってこれほど資格を取るために勉強するというのは業界を見渡しても珍しいです。これらのスキルは転職、または独立する際にも強みになるでしょう。

3. トップに登れば待遇はいい
 どこの会社でもそうですが、トップに登れば平社員の何倍も稼げ、何倍も楽できます。(経営者の父を見て思いました)
 多数の会社は経営者が自分より下の労働を吸い上げるような構造になっているので、当たり前です。
 さらにメガバンは出世コースもあり、出世コースにさえ乗れれば同期と比べて楽に幹部になれるでしょう。 
 ではどのような人が出世コースに乗るのか?
 それは配属先を決めるまでの積み上げた評価です。その評価は面接時の評価、研修時の評価、学歴といったものがかかわってきます。
 入行前に面接の評価を聞いておいて、自分は出世コースに載れると思えば、銀行はお勧めです。

次は商社について書いていこうかな、と思います。

商社について書きました↓
就活初期のことを書いてみる その3 商社について




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タグ:就活 銀行
posted by lapi at 13:41 | Comment(0) | TrackBack(0) | 就活

2017年06月01日

就活初期のことを書いてみる その1 見てきた業界とその印象

私は大学院に入った直後から就活のことは考えていました。
まあそもそも大学院に入った最大の理由が、日本で就職するということだったので。
なんで日本なのかというと、中国では就職状況が厳しすぎるからです(このことについてはまた後日書きたいと思います)。

ということで、10月入学直後、学内外の就活セミナーに参加し、日本の就活スケジュール、先輩達の就職先などの情報を積極的に取り入れていきました。

私は本来ならば2学年目の4月から説明会、本選考にエントリーするのですが、説明会だけなら大丈夫だろうという自分で勝手に作ったルールに従い、数々の企業の説明会を1学年目の4月から積極的に参加していきました。
ちなみに4月のスケジュールは↓のようになってました:

 photo schedule20201620April_zpsqi12j3re1_zpsml3fyxl0.pngクリックで拡大できます

基本的にはメガバンク3行、5大商社、政府系金融機関が多いですね。
それぞれの印象を:

メガバンク
4月の段階では正直メガバンクが第一志望でした。
企業と共に歩んでいくことがかっこいいと思いました。 理由もお金を返してくれないと困る、だから企業は成長してほしいという分かりやすいところがプラスにつながりました。以下、それぞれの印象です:

三菱:
エリート感が漂う、仲間(というより組織)意識が強い、イケメンが多い、トップを目指している人が多い。

三井住友: 
人で勝負している感じがする、それぞれ個性があり、面白みがある。高みにいるよりも同じ目線に立って話してくれる印象があった。先輩も後輩を結構気遣ってくれる(個別の就活相談に乗ってくれたり)。
メガバンの中では最も志望度が高かった。

みずほ:
グループワークに参加したことがありその印象を。なんか疲れている感じがした。強みは財閥系ではなく、しがらみが無い所。

とまあこの志望度が高かった銀行も、6月になってあることを知り受けないと決めました。
それは他大学の某赤い銀行の先輩の動機が、まさに「部下の成果は上司の成果、上司の責任は部下の責任」というのをなんと2年目で経験してしまったのです。実際その方は銀行をやめ、去り際に「やっぱ銀行って辛いよね」と言ったそうです。

他業界について、どうしてコンサルに至ったのかはまた後日書いていこうかな、と思います。

PS これ書いている時に張本君(13歳)が水谷選手に勝った、凄すぎますね。
 明後日の錦織選手の試合も楽しみです。
 
銀行業界について書きました↓
銀行業界について
商社について書きました↓
就活初期のことを書いてみる その3 商社について



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タグ:就活 銀行
posted by lapi at 23:14 | Comment(0) | TrackBack(0) | 就活

2017年05月31日

今までの大多数の経営は間違っていた!?

私は英語リスニング力を上げるために毎日TEDを聞いてます。
先日、その中でも特別面白いスピーチがありました:
Daniel Pink さんという作家が行った、モチベーションに対してのスピーチです:
画像をクリックするとTEDへ飛びます。

内容は要約すると、お金を使って人を動かすと逆効果になる、です。

彼はろうそく問題を使った実験を通して証明していきます。
ろうそく問題とは、
DanielPink_2009G-480p-en.mp4_snapshot_01.54_[2017.05.31_12.29.45].jpg

上図の器具を与えられ、被験者は以下の任務を任さられます:
ろうそくを壁につけて、燃やすときに蠟(ろう)が机に垂れないようにしろ
答えは↓になります:

ろうそく問題の答え

被験者は2グループに分かれ、1グループ(Aとしましょう)は条件なし、もう一つのグループ(B)は上位のの速さで終わることができれば5ドルの報酬が与えられ、一位になると20ドルが与えられます。
さて、BグループはどれくらいAグループより速くろうそく問題を解決できたのでしょうか?
なんと、
BグループはAグループより平均して3分30秒も遅くなったのです。
さらにこの実験はアメリカのMIT、カーネルギーメロン、イギリスのLSEなどの大学機関が、インド、アメリカ、イギリスといった世界各国で40年間繰り返し行われてきましたが、どれも同じ結果になったのです(金銭をインセンティブとすれば生産性は下がる)。

しかし、金銭をインセンティブとすれば生産性が上がる例はあります。
ろうそく問題を↓のように変えてみましょう:
DanielPink_2009G-480p-en.mp4_snapshot_06.04_[2017.05.31_12.48.38].jpg

この簡単化されたろうそく問題では、高額の報酬が高い生産性につながるといった結果になりました。

どういうことかといいますと、

機械的な(あまり頭を使わない)仕事は、報酬が高ければ高いほど人は生産性が上がるが、
複雑な問題に対しては、報酬が高ければ高いほど生産性は低くなるのです。


私たちのやる仕事は機械的な仕事なのでしょうか?
プログラミング、掃除、工事現場、書類整理といった簡単な仕事は、外注やコストの低い外国人に任せればいいはずです。
いわゆるホワイトカラーの仕事は、複雑で創造力が必要なことが多いはずです。
そういうことに対して、生産ラインと同じようなボーナスなどを使って人を動かすのは、時代遅れと言わざるを得ません。

では、どうすればいいのか?
それは社員の自主性を重んじることにあります。
一番のいい例がwikipediaです。
当初、マイクロソフトは似たような大百科を、社員を雇って高額な報酬で書かせるようにしていましたが、
Wikipediaのような、何の報酬もなく、書きたい人が書くようなウェブサイトにあっという間に淘汰されてしまいました。

これからの経営者は、ホワイトカラーをただ機械のように扱うのではなく、自主性をいかに発揮できるのかが腕の見せ所だと思います。

とまあ一学生がこんな意見を言うのも生意気かもしれませんが、違うと思ったら論理で言ってくれると嬉しいです。
タグ:TED
posted by lapi at 12:20 | Comment(0) | TrackBack(0) | 経営

2017年05月30日

自己紹介から

私は生まれは関東で、小学校卒業あたりまでずっと日本にいました。その後日本にまた戻り現在大学院に至っております。この成り立ちから、日本語と中国語はネイティブレベルです。 TOIECは940点です。

学部では情報系、院では経済を専攻しております。
現状のタイトルでは就活ブログとありますが、就活は終わっている状態であり、それ以外のことを中心に書いていきたいと思っています(ですのでいずれまた別のタイトルに変えます)。

趣味はサッカー観戦と筋トレ、格ゲーです。これについてもいずれは話したいです。

このブログはあくまで日記のようなものという位置づけにしていこうと思っています。
なぜかというと、以前日記を書いたことがあって、なかなか続けられなかったから。コメントやほんの少しでも収入があればインセンティブになると考えたためです。

初めてのブログで慣れるまで時間がかかりそうですが、よろしくお願いいたします。
posted by lapi at 14:33 | Comment(0) | TrackBack(0) | 自己紹介
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