2022年10月05日
贈力カード
魔性のカード
COREマイニングというAPPマイニングアプリを使いこなす上で、一番困ったギミックが贈力カードです。
その仕様は、自分の手札として開始時から存在する十枚の贈力カードは他のユーザーに文字通り贈るためのカードです。自分では使えないですし、そもそも使い方が「他のマイナーに使用コードを送って入力してもらう」という謎のシステムです。
すぐ隣り合ったタブ「ハッシュカード」にはマイニング開始時は5枚(うろ覚えなので違っていたらすいません)しかないのに、「贈力カード」タブには贈力カードが十枚!
これは勘違いしますわ…。
ビギナーというか、ツルハシを使い始めたばかりのマイナーにとっては、なんとなく贈力カードに幻想を抱きやすい環境と伏線が張り巡らされているわけです。
曰く、1枚で1名交換(交換と言えば交換なんですが)なのに30kハッシュ増で凄い!
曰く、初手から10枚もあるのに、1日に最大2枚も補充されちゃう!
曰く、自鉱山に所属マイナーが3名以下なら無所属マイナーに贈力カードを使ってもらうと所属移動!
などと日本語ローカライズが非常に甘いこのAPPの特性とそれっぽく読める記述があるため、マイニングを始めようとしているマイナーの心を鷲掴みにしてしまうようなのです…。
贈力カードはあくまで自アカウントより若い他アカウントのために存在するカードであり、例えばあちこちに貼り付けてハッシュと同時にあわよくば無所属マイナーを獲得するというようなことは夢のまた夢でして、それならTestNetでDelegateしたりSNSでリクルートしたりする方が効率的だと思います。
海外勢の中に、わざわざJPコミュのようなささやかなグループにまで遠征してきてこの贈力カードの使用コードを絨毯爆撃していくアカウントがいたりしますが、JPでTelegramグループにいるマイナーに無所属のソロマイナーはほぼいないでしょうし、ハッシュも1kにしかならないのですから他に時間を使えば良いのにといつも思いますが定期的に使用コードの絨毯爆撃が続いてます。
このカードの本質は
始めたばかりの100kのハッシュを30k増やすために他のマイナーとAPP外のコミュニケーションを取らせるためのものだと考えてます。
APP内チャットはURLやコードは貼り付けられないため、SNSのDMやTelegramグループなどのコミュニティにアプローチすることで、今後のマイナー生活における各種情報の共有やルールの認識を促すものでしょう。
それゆえ、各ハッシュカード交換所は基本的に贈力カードの使用コードを貼れないようになってます。
COREマイニングは極めて教育的なAPPですから、一番最初に使うカードとしてこのカードをフィーチャーしたのですが、マイナーの思い違いと説明の不足が祟って何が何だかわからないカードになってしまい、却って、登録したばかりのマイナーがパニクってリタイアする遠因にもなっているようです。
便利な使い方
中文からの翻訳とみえ、他に例を見ない感じの並びですから、日本語でのGoogle検索でも極めて検索されづらいので、サイトやランディングページ、SNSのキーワードとしては非常に優秀です。
問題は検索してくるのが、潜在的なマイナーではなくマイナーである場合が多いということですが・・・。
それでも、COREマイニングを紹介していくつもりのサイトであればインデックスされるまでのツナギとしてこのワードを設定して取り組むのは悪くないアプローチだと思います。
ここでいつものテンプレです。
すぐ始めたい方はこちらからアプリをダウンロード https://www.btcs.fan/invite/4iseq
更に詳しい情報を知りたい方(本文中に出てきたCOREマイニングとCoreプロジェクトに関する記述はほとんど網羅しています)は、BTCs=CORE / Bitcoin3.0 COREマイニングガイドをお読みください。
贈力カードの応用編
本編では、マイナーは贈力カードに幻想を抱くべきではないと論じてしまったのですが、こういう場合はまた少し事情が異なります。
既に自鉱山に所属マイナーが10名とか20名とかいらっしゃるスタートアップ鉱山というか、前途洋々な有為なマイナーさんの場合、更なる拡大を目指すべきですが、贈力カード使用コードは所属の一級マイナーさん(そのマイナーさんの鉱山に所属マイナーさんがいない方)のものをランディングページやサイト、SNSなどに使うのが良いのではないかと思ってます。
実際、サイトなどに掲示してある使用コードは思った以上に消費されてますので、無所属のソロマイナーさんも中にはいらっしゃるでしょうし、でもほとんどは紹介者との連絡手段が無いか機能せず、やむを得ずwebで使用コードを探すというパターンが多いのだと思うのです。
スタート当初の30kは大きく、COREマイニングに真剣に取り組もうという新たなマイナーさんにとってはすぐに欲しいものですし、ハッシュカード交換とは違い外部アプリでのコミュニケーションも必要がない使用コードは精神的な障壁も低いようです。
Coreプロジェクトは最終的にはCore Public ChainというL1ブロックチェーンとそのエコシステムで構成されるわけで、APPマイニングをしているCOREマイナーもチェーンが稼働すれば、それぞれがツルハシで掘り出したCOREを保有するCOREホルダーとしてCoreチェーンのエコシステム内で例えばdelegateして COREを増やしたり、各種ノードになってより責任のあるポジションでCoreチェーンと共に歩んだり、流動性プールにCOREと何かの通貨ペアで預け入れ、DEXやDeFi、それにさまざま場面でのCOREの価格形成に寄与したりしていくのです。
なので、さまざまな事情や選択でソロマイナーになって過ごされているマイナーさんにも、コミュニティへの渡りというか糸口だけは手渡しておくべきかなと個人的には思うのです。
もちろん、それを選択するかどうかは各マイナーさんの判断です。
うーん、何か別のことを書くつもりだったような気がするものの結語してしまったので、また構成を変えて別の記事で!
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