暮石曰く、強い奴と超強い奴しかいないという煉獄のA級闘士、
そのOBである幽崎無門が登場した。
黒狼と戦うはずだったと二徳こと徳尾徳道との戦いが始まる。
先手は幽崎の関節蹴り
そして邪形拳と思しき攻撃が二徳を襲う。
主人公の成島光我の見た所ではフリッカーっぽいらしい。
左足で二徳の右足を踏んで動きを封じる無門
フリッカーの使い手が相手の足を踏むという展開、
これは、はじめの一歩の新人王準決勝戦、
宮田一郎と間柴了の仕合を彷彿とさせる。
足を踏んだ無門の追撃を後ろに倒れ込んで回避する二徳
パンッと音を鳴らしたお手本のような受け身が印象的
座り込んだ体勢で無門の左足を左手で払う二徳
体勢を崩した無門に左の回し蹴りが炸裂、
そのままラッシュを掛け、
観戦者から相変わらずと言われる馬力で無門を押し込む。
突如、二徳の右フックが無門を擦り抜け、
二徳は無門のタックルを下半身に真面に受けてしまう。
マウントを取り二徳に何度も拳を振り下ろす無門。
前作の主人公、十鬼蛇王馬に生き写しの青年、臥王龍鬼の見立てでは、
仕合で相手を死なせたら罰則があるはずの拳願仕合であるにも関わらず、
無門は二徳を殺す気でいるらしい。
邪形の拳を振り下ろそうとした無門の頭部が揺れる。
兵の勝敗は人にありて器にあらず
江戸時代後期の歴史家、頼山陽の日本外史から言葉を引用する二徳。
邪形の拳を振り下ろそうとした無門の右腕を捕らえ、
腕ひしぎ十字固めを極める。
仕合を観戦している今井コスモが光我に
二徳の流儀は何かと問い掛ける。
二徳のバックボーンはサンボではないかと答え正解する光我。
拳願仕合の闘技者として天才と謳われて久しい今井コスモから見ても
光我の観察力は半端ではないらしい。
サンボは柔術や柔道に似ているが本質は剛の技らしい。
二徳の腕ひしぎの入りは直線的で力強かった感じだったとのこと。
表でも裏でも剛のサブミッションで二徳より上の人を見たことがないと、
関節技のエキスパートである暮石に言わしめる。
無門の肘の骨が音を立てて壊れ始め、
これで試合終了かと思われたが
叫んだのか、もののけ姫のこだまのような表現で描かれる無門。
無門は、まだ二徳に勝つつもりらしい。
良いネタを見つけたやも知れぬ、と無門に興味を示す二徳。
続きが楽しみだ。
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