2023年02月10日
英語での伝達力の向上に役立つ本の紹介
Hello there!
紹介する本とは、
・『日本人の英語はなぜ間違うのか?』(マーク・ピーターセン著 集英社インターナショナル)
・『英文表現力を豊かにする 例解 和文英訳教本』(小倉弘著 プレイス)
です。
『日本人の英語はなぜ間違うのか?』 は、ある意味衝撃的な内容でした。
ピーターセン先生は、大学の授業で学生が基本的なところで間違う原因を考えているうちに、その原因がなんと中学校の英語の教科書にあることを発見します。
およそ「英語らしくない」表現や、明らかに間違った用法が、検定で通った教科書に記載されている(現在ではたぶん訂正改定されているはずです)ことを示して、
と述べています。(「あり得ない英語が掲載されている教科書」の章)
他にも日本人が間違えがちな " the "の用法や、時制の不足、仮定法なしで英語で表現できるのか、" so " の使い過ぎ問題、” be going to ” と” ”will " との使い分け、などなどを、わかりやすく解き明かしてくれます。
とてもとても基本的なポイントばかりですが、それはつまりとても重要で、効果的な指摘・指導だということです。
以前に書きました、「英語習得の3原則」の2つ目、「基礎をやる」のにおすすめです。
英語に対する理解が飛躍的に深まる本だと思います。
二つ目の本『英文表現力を豊かにする 例解 和文英訳教本』は、英語で表現するトレーニングをしながら、英語の感覚やルール、文法を確認できる本です。
DeepLがでてきた今となっては、著者にとって厳しい時代だと思いますが、小倉先生の解説や指摘は十分価値があります。
例えば、p.184 48問
の英訳の解説として、まず「時制と文構造」に注意を喚起し、「表現研究」として、「両親・息子」「5年ぶりに」「帰国する」「近々帰国する息子」などそれぞれどういう表現が可能か、また不可能かを示してくれます。
という注意書きがあります。また、後のほうでもさらに詳しくカンマがない場合とある場合の意味の違いについて詳しい説明がなされます。
これは、いわゆる関係代名詞の「制限用法」と「非制限用法」にかかわることなのですが、このように実際の場面で解説を的確に入れてくださるところに、この本の価値あると思います。
DeepLで英訳してみて、結果だけ見るのとは理解の深さに差がでることは間違いありません。
「文法の基礎をもっと確認したい」、という方向けには、『文法矯正編』という姉妹書があります。
また、長文の英訳に取り組みたい方には、『長文編』が用意されています。
基礎を固めたい、という方には『文法矯正編』や『英文表現力を豊かにする 例解 和文英訳教本』はとても役に立つと思います。
私は英検1級合格後、休止期間をつくらないように、『英文表現力を豊かにする 例解 和文英訳教本』を毎日コツコツやってます。
またおすすめの本やアプリ、番組など、お役に立ちそうなものを紹介しますね。
ではまた。
ご意見やご感想お待ちしています!
今回は、英語での伝達力向上に役立つ本を紹介したいのでお付き合いください。
紹介する本とは、
・『日本人の英語はなぜ間違うのか?』(マーク・ピーターセン著 集英社インターナショナル)
・『英文表現力を豊かにする 例解 和文英訳教本』(小倉弘著 プレイス)
です。
『日本人の英語はなぜ間違うのか?』 は、ある意味衝撃的な内容でした。
ピーターセン先生は、大学の授業で学生が基本的なところで間違う原因を考えているうちに、その原因がなんと中学校の英語の教科書にあることを発見します。
およそ「英語らしくない」表現や、明らかに間違った用法が、検定で通った教科書に記載されている(現在ではたぶん訂正改定されているはずです)ことを示して、
"問題は「学生の怠慢」ではなく、(中略)中学校の教科書で紹介された英語をよく覚えていたことにあったのかもしれません。"
と述べています。(「あり得ない英語が掲載されている教科書」の章)
他にも日本人が間違えがちな " the "の用法や、時制の不足、仮定法なしで英語で表現できるのか、" so " の使い過ぎ問題、” be going to ” と” ”will " との使い分け、などなどを、わかりやすく解き明かしてくれます。
とてもとても基本的なポイントばかりですが、それはつまりとても重要で、効果的な指摘・指導だということです。
以前に書きました、「英語習得の3原則」の2つ目、「基礎をやる」のにおすすめです。
英語に対する理解が飛躍的に深まる本だと思います。
二つ目の本『英文表現力を豊かにする 例解 和文英訳教本』は、英語で表現するトレーニングをしながら、英語の感覚やルール、文法を確認できる本です。
DeepLがでてきた今となっては、著者にとって厳しい時代だと思いますが、小倉先生の解説や指摘は十分価値があります。
例えば、p.184 48問
両親は5年ぶりに近々帰国する息子に会えることを心待ちにしています。
の英訳の解説として、まず「時制と文構造」に注意を喚起し、「表現研究」として、「両親・息子」「5年ぶりに」「帰国する」「近々帰国する息子」などそれぞれどういう表現が可能か、また不可能かを示してくれます。
最初に、「近々帰国する息子」を直訳する場合、関係詞の前にカンマをつけ忘れないように。
という注意書きがあります。また、後のほうでもさらに詳しくカンマがない場合とある場合の意味の違いについて詳しい説明がなされます。
これは、いわゆる関係代名詞の「制限用法」と「非制限用法」にかかわることなのですが、このように実際の場面で解説を的確に入れてくださるところに、この本の価値あると思います。
DeepLで英訳してみて、結果だけ見るのとは理解の深さに差がでることは間違いありません。
「文法の基礎をもっと確認したい」、という方向けには、『文法矯正編』という姉妹書があります。
また、長文の英訳に取り組みたい方には、『長文編』が用意されています。
基礎を固めたい、という方には『文法矯正編』や『英文表現力を豊かにする 例解 和文英訳教本』はとても役に立つと思います。
私は英検1級合格後、休止期間をつくらないように、『英文表現力を豊かにする 例解 和文英訳教本』を毎日コツコツやってます。
またおすすめの本やアプリ、番組など、お役に立ちそうなものを紹介しますね。
ではまた。
ご意見やご感想お待ちしています!
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