くり子です。
古民家の片づけをしている話をアップしていたら、「別荘があってイイネ」とのコメントをいただきました。
この古民家は別荘といえるような立派なものではなく、築90年近く経っているのではないかと思われます。
五右エ門風呂やおくどさん(竈)があるくらいです。
この家の主は平成になるまで住んでおられましたが、お風呂や料理はどうされていたのでしょうか。
因みに、五右エ門風呂は鉄が傷んでおり、今は使えないそうです。
土間の台所にはおくどさんの隣に杓文字や箸などの食器もあるので自炊はされていたと思われます。七輪と練炭もあります。
その隣には冷蔵庫や電子レンジもあります。
昔と今が混在しているような家で、裸電球がぶらさがっていたり、新品らしき蛍光灯が置いてあったり・・・。
新しくしようと準備はしていたが、そのままになった・・・と言う感じです。
片隅に積んである畳は新品のまま傷んでいます。
家主は、息子さんにお嫁さんをもらうために新しい畳や蛍光灯を準備したものの、20代の息子さんをうしない、何もする気がしないまま、一人暮らしを長く続けられていたのではないかとの事です。
なんだか寂しいはなしですが、キチンと整理されている道具類を見ていると、家主の在りし日がしのばれます。
くり子はお会いしたことは無いのですが、周りの人が話されるのを聞いていると、優しい人だった・・・とか。
この家主の思いのこもった古民家を、出来るだけ朽ちさせないように、風を通しに通おうと思います。
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