くり子の田舎暮らし

こんにちは。
くり子です。

金曜日にバスツアーに参加した父が、大きな買い物をしました。
土曜日の夜に「大きな買い物をしたけど、どうしよう〜」とラインが来ましたが、
「買ったものはどうしようもないじゃん。クーリングオフが使えないし、高い勉強代だと思ってあきらめるしかないね。」と思っていました。

翌日、父のブログの予約投稿を見ると、買ったものは「永久磁石のついた敷布団」だと書いてあります。
「え？マジ？高い勉強代じゃすまないかもしれん！！！」と思い、慌てて父のラインに値段を問い合わせました。
返答がないけれども、いやな予感がしたくり子はインターネット情報を調べまくりました。

くり子の基礎知識として、クーリングオフは、
「訪問販売や電話勧誘で商品・サービスの契約をした場合、購入の申し込みや、契約した日（書面を受け取った日)を含めて8日以内であれば、無条件で申し込みの撤回や契約の解除が可能となる制度。」。
今回の場合、父は訪問販売を受けたわけじゃなく、自ら店舗に訪問（バスツアーで、だけど・・・）して買い物をしているのでクーリングオフは使えないと思ってあきらめていた訳です。

けれども、必死に調べた情報によると、場合によっては店舗購入でもクーリングオフが使えるようです。
今回の父の場合、８０歳以上という年齢もあって幸いにもクーリングオフが使えそうです。（８０歳以上が必ずしも該当するわけではなく、今回の場合は該当しそうだということ。）
（確かに、父のスマホ購入の際にも、「家族の同意がないと８０歳以上の方と契約できません」といわれたしなあ・・・）

翌朝、詳しい情報を聞こうと父に電話するも繋がりません。
家電話にかけてようやく繋がれば「どうしたん？」と呑気な返事。
「値段はいくらだったん？」と聞くと、やっぱりスルー出来ない金額。。。
「１０セット買ったら家が買えておつりがくるじゃん」と突っ込みます。
しかも、購入した２商品のうち、１商品が送られてきており、すでに開封したとのこと。

１商品は開封しているからあきらめざるを得ないかもしれないけれども、とりあえずクーリングオフにチャレンジすることにしました。

父から契約書類一式を預かり、内容を読み込んでから、店舗に電話します。
何とか担当者に繋がり、クーリングオフしたいとの旨を伝えます。
金額が金額なので、担当者も必死です。
「お父さんは、とても商品を気に入っていた。今回の商品がダメなら、ほかのもので気に入っていた商品があったのでそれに変更したらどうか。」などと勧誘してきます。
とりあえず、くり子も必死なので、スマホの通話を録音している事と、開封して試してみた商品についても返品したいとも伝え「８０歳以上の判断能力が落ちている老人に、高額な商品を１時間ほどの考慮時間で売りつけるのはいかがなものか。」と訴えました。
すると、担当者もあきらめて、「商品は元払いで送り返すか、持ってくるかしてください。」というので、
「消費者庁のホームページには
「４ 申込みの撤回等があつた場合において、その売買契約に係る商品の引渡し又は権利の移転が既にされているときは、その引取り又は返還に要する費用は、販売業者の負担とする。」と記載されている。」と主張すると、
「詳しいことは事務の者と話してください。ただ、本人から直接、気が変わったからなどと理由をつけて電話してください。クーリングオフの書類は送らなくていいですよ。」と言います。
なんだか気持ち悪いので、
「消費者庁のホームページには理由を記載するようにはなっていなかったし、本人から電話する必要性も書かれていなかった。」と担当者には伝えましたが、父に直接断りの電話をしてもらうことにしました。
断りの電話を入れる際、失言するといけないので、
「契約を解除する」とだけ伝え、間違っても「解約する（契約に効力が発生してしまうので）」と言わないように注意してもらい、その他のことを言われたら、「良く分からないので、後のことは娘に一任している。」との一点張りで通してもらうことに。

その後、クーリングオフの書類を作成し、郵便局から簡易書留で発送しました。
郵便局の職員さんに「これってクーリングオフの手続きなら、日付とか大丈夫？」と心配され、
「金曜日に契約しているので大丈夫です。よろしくお願いします。」と。

あとは商品を送り返し、返金を待ちます。