くり子です。
今日は『伊勢物語』です。永井和子氏の訳・注で読みました。
価格:1,058円 |
文学史でも古典の授業でも必ず出てきていた『伊勢物語』。
テストの例文や授業で習う以外で読んだことがありませんでした。
この本では、見開き右ページ上段に古典、下段に語句の解説等。左ページに現代語訳。
見やすいような見にくい様な・・・。
古典の文体は口に出して音読してみたくなるような、まろやかな文体です。(ちょっと音読してみました)
現代語訳だけでは意味を取れないところも多くあり、右ページ下段の解説が意味を取るのに大いに助けになります。
つまり、右ページを読んで音を楽しんでから、左ページの現代語訳で意味を確かめ、右ページ下段の解説で理解を助ける・・・と。
右ページ下段の解説によれば、状況や前の歌とのつながり等から、「〜という意味か」などと推理していたり「〜という取り方もあるが、ここでは〜という解釈をする」などというコメントもあり、いろいろな解釈があって古典好きの人は深めたくなるのではないでしょうか。
底本や訳者によって、内容が変わってくるでしょうから。
くり子は・・・久しぶりの古典で「むかし、をとこ、ありけり。」に少し食傷気味。
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