2008年12月13日
男にとっては気持ちがいい腟癌とは?
男にとっては気持ちがいい腟癌とは?
女性性器癌の1〜2%で卵管癌に次いで珍しい。
腟癌は他臓器から二次的に発生することが多く、50〜60歳代に多い。
好発部位は後腟円蓋の上1/3である。
膣の入口や中程なら、男性には心地よいであろうが、
その場合はほぼ間違いなく出血するので、不気味である。
症状は不正性器出血、悪臭のある帯下(おりもの)、
血性帯下、疼痛が主である。
組織型は大部分が扁平上皮癌で、腺癌は稀である。
診断は内診と細胞診と組織診により行う。
組織診で癌が確定しても、治療に先立ち臨床進行期別診断、
また腟に原発した原発性腟癌と他臓器癌から
腟に転移した転移性腟癌かを正しく診断するのが重要である。
腟癌の治療は、腟が解剖学位置関係から膀胱や直腸と
隣接しているので他臓器に対する配慮が必要である。
高齢者が多いこともあって主治療は放射線治療となるが、
手術療法や化学療法も行われる。
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