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2017年05月26日
抗告訴訟 基本編 その7
不作為の違法確認の訴えに関する記述のうち
妥当なのはどれか。
1.不作為の違法確認の訴えは公法上の法律
関係に関する確認の訴えであるから、実質的
当事者訴訟に含まれる。
2.不作為の違法確認の訴えは処分又は裁決を
申請した者だけでなく確認の訴えについて法律
上の利益を有する者も提起することができる。
3.不作為の違法確認の訴えは申請した処分又は
裁決を求める義務付けの訴えと併合して提起しな
ければならない。
4.不作為の違法確認の訴えは訴訟係属中に申請
した処分や裁決が行政庁によって拒否処分された
場合、訴えの利益がなくなり却下される。
5.不作為の違法確認の訴えが認容されると行政
庁は申請された処分又は裁決の認容が義務付けら
れ、それを認めないことは許されなくなる。
____________________
解説
1は不正解。実質的当事者訴諸王には含まれない。
2は不正解。申請をした者に限り提起することが
できる。
3は不正解。義務付け訴訟を提起する場合には、
不作為の違法確認の訴えを併合して提起しなけれ
ばならない。
4は正解。
5は不正解。不作為の違法確認判決は不作為が
違法であることを確認するものである。この
判決の拘束力により行政庁は何らかの処分を
することを義務付けられるが申請を認容する
ことまで義務付けられるわけではない。
妥当なのはどれか。
1.不作為の違法確認の訴えは公法上の法律
関係に関する確認の訴えであるから、実質的
当事者訴訟に含まれる。
2.不作為の違法確認の訴えは処分又は裁決を
申請した者だけでなく確認の訴えについて法律
上の利益を有する者も提起することができる。
3.不作為の違法確認の訴えは申請した処分又は
裁決を求める義務付けの訴えと併合して提起しな
ければならない。
4.不作為の違法確認の訴えは訴訟係属中に申請
した処分や裁決が行政庁によって拒否処分された
場合、訴えの利益がなくなり却下される。
5.不作為の違法確認の訴えが認容されると行政
庁は申請された処分又は裁決の認容が義務付けら
れ、それを認めないことは許されなくなる。
____________________
解説
1は不正解。実質的当事者訴諸王には含まれない。
2は不正解。申請をした者に限り提起することが
できる。
3は不正解。義務付け訴訟を提起する場合には、
不作為の違法確認の訴えを併合して提起しなけれ
ばならない。
4は正解。
5は不正解。不作為の違法確認判決は不作為が
違法であることを確認するものである。この
判決の拘束力により行政庁は何らかの処分を
することを義務付けられるが申請を認容する
ことまで義務付けられるわけではない。
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