2015年11月23日
北の湖親方と僕が琴嵐に成れた理由
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11月場所中に 北の湖理事長が お亡くなりになりました。
ご冥福を祈ります。
僕は、北の湖理事長とは 部屋も違うし
一門も違うし 巡業部にも いられなかったので、お話しをさせていただいた
事さえ無かった 間柄です。
しかし 僕には 北の湖親方とは 絶対に切れない大事な縁があるのです。
感謝してもしきれないくらいの恩です。
それはと言いますと、ずうっと さかのぼって入門したての新弟子検査まで
さかのぼります。
当時、僕は身長173センチあるかないくらいの微妙な身長でした。
うちの師匠には、お前は身長が足りなそうだから 来場所に検査を受けなさい
と、言われてました。
しかし、僕は 師匠に 同期のみんなと
一緒に検査を受けさせてくださいと
頼み込み 無理矢理受けさせてもらいました。
僕は それはそれは 力士に成りたかったので どうしたら検査に受かるか
色々考えました。
背伸びをしようか、胸を張ってアゴを上げようか、究極は2センチくらいの
石ころをマジックで黒く塗って 髪の毛の中に 隠そうかなどなど!
結局 石ころは 諦め 運を天に任せる事にしました。
しかし、僕らの前の部屋までは 昔の九重親方(北の富士さん)が 身長を測っていて、どんどん身長の足りない新弟子を落としていました。
「来場所来い」と言いながら、
そして、とうとう僕の部屋の番が来ました。
ドキドキしながら 順番を待っていると
身長を測っていた 九重親方から北の湖親方に、丁度バトンタッチしたのです。
でも、その時は 変わってもいっしょだと思っていました。
どうせ、落とされるんだろうなーと
思いながら 身長計に 乗りました。
すると 足りなかったんでしょう、
北の湖親方が、「もっと胸を張ってみろ」「もっと伸びてみろ」と
僕につぶやきながら 身長を測ってくれたのです。
僕は ほんの少し背伸びをした記憶が
あります。
しかし、北の湖親方は 次の瞬間
「173センチ、合格」と言ってくれたのです。
僕は涙が出るくらい嬉しかったです。
そうです、北の湖親方がいなかったら
この世に 琴嵐などという力士は存在しなかったのです。
今やっている お店も無かったのです。
それを考えたら 今の自分も 北の湖親方がいなかったら なかったんだなー
と思うと、感謝しかありません。
本当に本当にありがとうございました。
北の湖理事長 安らかにお眠りください
本当にありがとうございました。
つづく
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