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2021年06月19日

公民125・産業の空洞化

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 空洞化とは、ポッカリと穴が開いた状態。

 からっぽになっているということです。

 では、産業がからっぽとは、どういうことでしょうか?

 何がからっぽになり、それによってどんな影響があるのでしょうか?

 たとえば、今まで日本でつくっていた車を、アメリカに工場を建ててつくるとします。

 そこで働く人たちは、当然、アメリカ人です。

 日本でつくっていれば、日本人が働けたのに、その分、ぽっかりと雇用を失います。

 部品まで、アメリカの会社から調達しようものなら、日本の部品メーカーは打撃を受けます。

 ぽっかりと、開きに開いた売り上げの穴。

 そして、車の生産が減り、雇用も減っていくのです。

 自動車業界だけに限らず、いろんな産業に及ぶと、それだけ日本の経済は穴だらけ。

 衰退していくことになります。

 どうして企業が、生産拠点を海外へ移すのか?

 それは外国との貿易摩擦(地理113参照)を避けるためや、円高(公民127参照)になると、日本でつくるより海外でつくるほうが有利になるからです。

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コロ丸
塾講師・文筆業をしています。 塾では、小・中学生を教えています。イラストは素人なので、ヘタなのは勘弁してください。 『簡単中学歴史』、『勉強嫌いの勉強法』、『受験勉強の戦略』を電子書籍で出しています。
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