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2024年07月22日

六つの心の世界と”子供のいじめ”問題

 この六つの心の世界の見方からすると、”子供のいじめ”問題なんかは”いじめっ子”の方は修羅界と畜生界の状態。それでも満たされないと餓鬼界の状態が加わる。人間関係が無ければ六界から遠ざかり気分は楽となるので、”いじめられっ子”は不登校となる。仏教的には修行が未熟なので修羅界、畜生界と餓鬼界を制する事は無理なのだろう。

 仏教には”諸法無我”と言う言葉があって、諸々の現象に対する我という絶対的なものはなくお互いの関係性で出来ている。また”因縁生起”と言う言葉があって、それ其の物である”因”と周りの環境である”縁”の関係でその後の結果に至る原因が生ずる。また”因果応報”と言う言葉があって原因があるから結果が返ってくる。そして”諸行無常”と言う言葉があって、因縁によって起こる全ての現象は永遠ではない。という事からすると”いじめられっ子”からすると不登校となると”諸法無我”なのに殆どの縁を遠ざけるので”因縁生起”からの”因果応報”も良い結果にはならないと思う。”諸行無常”なのだからその間は悪縁だけを遠ざける様にしてあげるのが担任教師や大人の役割だろう。悪縁に対し弱者にならない様に補強してあげるとか悪縁から遠ざけてあげるとか。「いじめの証拠は見つかりませんでした!?」とだけ言ってるのはヤル気がないのか?感度がないのか?自分は教育者じゃないから知らんけど。


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