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フォステクス限定販売ユニット FE208-Sol 高級20cmフルレンジスピーカーユニットについて

 フォステクス(Fostex)から、
バックロードテッド・ホーン・スピーカー専用
開発された

「FEスーパーシリーズ」の元祖、20cm口径
限定高級フルレンジユニットが発売されました。

 ※1) 以下 バックローテッド・ホーン を BH と略称する。

FE208-Sol 20cm口径フルレンシユニット』
  ● 価格 ¥35,000+消費税/1台 ●発売日:2017年9月下旬
  ● 限定 300台(即予約注文数に達したので、再配布開始)

「FE-Solシリーズ」でBH向けアルミダイカストフレーム製
限定スピーカーユニットはFE103-Sol:10p口径」
FE88-Sol:8.5cm口径」に続いて、モデル目になります。

 さらに一般的「20cm口径フルレンジ」の場合は、
規格上の再生周波数特性で、高音域が 20[kHz] を
超えていましても、高音域の放射指向性は非常に狭いので、

通常の仕様では、スーパーツィーター(以下STW)が欲しく
なります。よってベストマッチとなる STW 発売されました。

T90A-Super ホーン型スーパーツィーター』
  ● 価格 ¥39,000+消費税/1台 ●発売日:2017年9月下旬
  ● 限定 200台


 『FE-Solシリーズ』としての共通特徴

(a)2層抄紙ESコーン
(b)高剛性アルミダイキャスト・フレーム
(c)ハイ・コンプライアンス コルゲーションダンパー
(d)3点接着方式/ファストン205金メッキ端子
(e)強力・低歪みフェライト外磁型磁気回路

「FE103-Sol」「FE88-Sol」同様ですが、20cm口径と
ユニットのサイズが大型化したことで、


(e)2層抄紙センターキャップ -> 2層抄紙ダブルコーン
    「FEシリーズ」16cm口径以上の振動板の特長です。

と変更されています。

『FE208-Sol』音質的特徴は、
「繊細で表現力豊かな音楽再生を実現 と、
 圧倒的な ダイナミックレンジと
 100dB を超える出力音圧レベル」

と説明されています。


 昨今のスピーカーシステムのダウンサイジング化
伴い、次に発売になる「FE-SOLシリーズ」
限定ユニットは、私の予想では、

FE138-Sol(仮):13cm口径」
FE168-Sol(仮):16cm口径」
発売になると思っていましたが外れました

 Fostex限定販売、20cm口径「FE20Xスーパーシリーズ」の
前回の発売は「FE203En-S:2011年3月で、
じつに6年ぶりとなっています。

さらに「FEスーパーシリーズ」の主な共通する特徴として、
レギュラーユニット(現在、FE208EΣ)に対して、磁気回路の
駆動力強化定番ですが、

『FE208-Sol』「FE203En-S」より
磁気回路強化されている「FE203En-S」
同様サイズの大型磁石を2枚重ね

「FE208SS:1996年11月」
「FE-Sol」化したグレードアップバージョンとみなしますと、
なんと21年ぶりのモデルチェンジとなります。

 大型磁石2枚重ねクラスの強力磁気回路用
エンクロージャー例えば、故:長岡鉄男氏設計

D−58D−150[モア]や、
大型共鳴管方式「F3000T〜V(ネッシー)」

所有している方にとっては、待望の代替ユニットになります。

新規
「Fostex BH専用限定ユニット」
楽しみたい方々にも期待を裏切らない様に純正

『FE208-Sol』専用BH型スピーカーボックス
受注生産で用意されました。

BK208-Sol FE208-Sol用BH型
   20cm口径用スピーカーボックス』
  ● 価格 ¥200,000+消費税/1台
  ● 受注開始日 平成29年 9月末

「FE103-Sol」「FE88-Sol」の純正専用BH型
スピーカーボックスと販売価格を比べますと、
およそ3〜4倍値段となっています。

振動板面積の比率で考えますと、価格比と振動板面積比は、
ほぼ等しいに近い 1:4 と、なっていますので、
当然のことなのか? と判断できます。

よって『BK208-Sol』が特別高額な
スピーカーボックスであるという訳ではありません。

妥当な価格設定だと思いました。しかし、
実勢上の絶対値では、高額に感じてしまいます。

でも、自作スピーカーのフラッグシップ・モデルと思えば、
大概のフラッグシップ機が 100万円/1本 を、
超えていますので、それらと比べますと安く感じます。

 『BK208-Sol』は最近の恒例となっている
「取扱説明書」に載っている
標準スピーカーボックス に相当する

作例エンクロージャー
設計オリジナル とした
市販化スピーカーボックス です。

そのために、D−58、モア のような ユニットの性能を
最大限に引き出すために、

一般家庭では大き過ぎるスピーカーボックス では、
一人では工作出来ず、価格もさらにアップせざるを得ないので、
やや小型になっています。

以上より フラグシップ機 というより、扱いやすいハイエンド機
相当のスピーカーボックス サイズ に、まとめたと、
私は推測します。

そのため、低音域の伸びは 50[kHz]〜 と、超高忠実度再生用
としては、ややもの足りなくなっていますが、

一般ソーズ音源"音楽" を聴く上では、
十分な低音域再生となる BH になっているようです。


 参考にしたページは

Fostex(フォステクス) FE208-Sol の限定販売について

Fostex(フォステクス) FE108-Sol について、バスレフ 2

フォステクス FE108-Sol の限定販売について、その6

Fostex(フォステクス) FE88-Sol について、市販BH 2

フォステクス FE88-Sol の限定販売について 3、バスレフ型

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