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2015年06月01日

アルスラーン戦記 #9 仮面の下

アンドラゴラス王の居場所を探るべくナルサスとダリューンがパルス城に潜入する話。

そこへ銀仮面卿が現れて、ダリューンと剣を交え、ダリューンがその仮面を弾き飛ばして火傷が露わになる・・・という話でした。

ストーリーの核心に繋がるエピソードの一つが今回明らかになった訳ですね。
今回の主題はここでしょう。タイトルにもなっていますし・・・。

でもそれよりも、メッセージとして重要なのは、宗教に関する幾つかのエピソードです。

図書館の貴重な書物(この時代は電子データなんてありませんから、記録の全てといっても過言ではない大事なものです!!)を異教徒のものだからと言って焼き捨てる宗教者。
この宗教者が不細工に描かれているところには作者の意図的なものを感じますが・・・。

あるいは「イアルダボード教の教えに触れれば改宗しないわけがない!!」という思い込み。
「イアルダボート教は万民に平等だ。勿論、異教徒は差別して良いのだ」という理不尽さ。

一方でアルスラーン側の行動としては、自らの神を大事に思いながらも他の神を排除せずに考えてみようという姿勢が目立ちます。

このあたりに田中芳樹さんの宗教観が出ているのかな?と思います。
銀河英雄伝説では政治体制に関する強い思いがふつふつと描かれていましたが、今作では宗教というのがひとつのキーワードかもしれません。

そこに着目してみると、より楽しめるかもです。

あ、今回の、銀仮面とダリューンの剣闘シーンはスピードと迫力があってとても良かったです!!
「あいつは俺に殺させろ」という台詞も良かったなあ・・・。
posted by 霧島もとみ at 2015年06月01日 | Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ
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他人との距離感をいつも遠く感じながら生きてきました。高校の体育祭のフィナーレでは、肩を抱き合って大はしゃぎする光景に「何でこんなに盛り上がれるんだろう・・・?」と全く共感できませんでした。共感できない自分が理解できず、いつも悩んでいます。そんな私でも面白いと思うことはこの世界に一杯あります。それが私の生きる糧でした。面白いことが増えていけば、よりたくさんの人が楽しく生きられるはず。そんな世界を夢見ています。
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