新米じいちゃんのてんやわんや孫ログ

　誰も居ないと思って帰ると、息子がもう帰っていて、かちゃちゃちゃ、かちゃちゃちゃ戦っています。

ちぃちゃんの退院を手伝うための休暇をもらったようです。

かみさんがいないので、晩飯を作り始めるとどうしたことでしょう。

となりで息子がじゃがいもの皮を剥き始めたではありませんか？

じゃがいもの芽をほじくりながら、「あぁ〜！肉食いてぇー！２９日は肉の日やからにくぅぅ！」

また、わけのわからんことを言い出しています。

うるさいので、「今日は肉じゃがやから肉あるじゃろ！」

「にくぅぅ！」ほっときましょう！！

飯が済んでも、戦いに行きません。珍しいと思っているとおもむろに

命名色紙を出してきて、名前が決まったから書いてくれということです。

筆ペンが転がっていたところを見ると書こうとはしたようですが、何故か断念して私にに大役を振ってきたようです。






お七夜にちぃちゃんのご実家に行く時に産着と鯛のお刺身と一緒に持っていくつもりなのでしょう。

お七夜

生後7日目に、親族や親しい人たちを招いて赤ちゃんの誕生と名前のお披露目をし、健やかな成長を願う行事です。

赤飯や尾頭付きの鯛などの祝膳を家族で食べ、命名書をお宮参りまでの約1ヶ月間、神棚や床の間に飾ります。最近では半紙に赤ちゃんの名前と誕生日を書いたものをリビングの壁やベビーベットなどに貼り、家族で食事をするなどの略式がほとんどのようです。

出典　妊娠・出産・育児パーク

ページ　９月９日


　「書いたっけえやぁ！」

喜んで大役をお受けいたします。「誠心誠意」をこころがけ・・・

お前は、相撲取りかぁ！！！

名前が決まって子供の存在が漠然としたものから一個の人のイメージに転化して父になったリアリティを感じたのか、興奮しているようです。

ビィルをプシュプシュ開け続けていました。

もちろん、負けてはならじとこちらも、プシュプシュして、したたかにお互い酔ってしまいまいた。

息子は、自分の夢やらを熱く語っていたようですが、同じことが繰り返されているようなので

こちらは野風増を大音量でかけ続け、おまえがぁあ〜はぁたちぃにぃなったらぁああ〜〜と大合唱中

野風増（お前が20才になったら）

「こんな風にこいつが息子と酒を酌み交わすのはいつごろになるのだろうねぇ〜ぷふぁ〜、その時あたしゃ傍らにいるンかいのう。」

と未来に思いを馳せゆらりんゆらりん、時空を超えて天空に舞い上がり息子と孫が飲み交わしている景色を眺めているのでした。