テニス進化論

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本日、錦織のサスペンドになった３回戦が再開されますね。
自己ベストが３回戦ですから勝てば更新です。

最近、錦織ミスが増えたね、とか何かの記事でも錦織「らしくない」ミスで苦戦・・・。

といったようなものを目にしました。

私の見解では、こういった時期を乗り越えるタイミングなんです。

マレーだって、ジョコビッチだって、ちょっと勝ちきれない時期があったでしょう。
それ以前は、マレーもジョコもミスを少なく、そこそこ勝てる選手でしたが４大大会でフェデラー、ナダルに
全く通用しない、といった時期があり、そこからミスを恐れずフォアハンドをパワーアップさせて
今の彼らがあります。

今回の試合、もし打つのをやめて、安全に勝ちに行ったとしたら、錦織に将来はありません。
むしろ、打ちに行って負けてしまったとしても近い将来４大大会で例の４人を破るでしょう。
打って勝ち切れば最高ですが。

このへんは、皆さんにも言えるところがあります。

一人ひとりがどういったテニスライフを送りたいかということにも関係してきますが、
たまに、ある程度打てているけども、ここをこうしてこうやると、もっといいボールが打てるようになります。

というアドバイスをしたときに、

それじゃあ、打てないよ。入らないよ。

と言われることがあります。
その通りです。
が
当たり前でもあります。ある程度打てているものを変えて新しいもの、出来ていないものを
やらせようと試みているので出来なくて当たり前。
そのできないもの、入らないスウィングを
できるように、入るスウィングにしていくのが練習であり上達です。

そんなの、理想論

と言われるかもしれませんが、私は理想を追い求めます。

錦織も今、チャンにフォアハンドを強化されています。
なので「らしくない」ミスで失点するかもしれませんが、今まで通り「らしい」テニスを続けていても
トップ１０は見えてきません。
試合で入らないものは、試合で入るように試合の中でミスを恐れず打っていくしかないんです。
これは練習の中では培うことはできません。
トップ５に浮上する上でのここは外せない壁ですね。

負けてもいいからしっかり打ちきってくれい！！