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2016年10月27日

木を見て森も見る

随分と欲張りな題名でもあり、出来るならやるよ!って感じの格言のパクりです。

しかし、こういった感覚はテニスに限らず必要な感覚です。


テニスは当然テニスボールを使って行うスポーツで、さらに相手のいるスポーツです。

なので相手の打ったボールに対する予測が不可欠
image.jpeg

また、風が吹いたり何だりでボールが跳ねたり止まったり...と変化します。

この予測をできるようにするにはボールを良く見ないといけません。

しかし、この「ボールを見る」という言葉がまた厄介だったりします。

私もついつい「もっとボールを見ましょう」と言ってしまいます

もちろん、間違った表現とは思っていませんが、黄色いボールだけをジーッと見つめてもダメだったりします。

そこで、更に私は言ってしまいます。

打つ瞬間、インパクトの瞬間をしっかり見ましょう!

と。

これも間違った表現ではありませんが、ジーッと見つめてしまう人はこう言っても打つ瞬間をジーッと見つめてしまいます

そして、打った直後から反応しようとしてステップが遅れ、一歩目が遅くなり、入りが悪く...と負の連鎖。

つまり、見てという言葉を「静止画」で見て、更に周りを見ずにその一点だけ見てしまっています。

私の「見る」は相手の打ち方、ボールへの入り方、相手の打つタイミングを総合して観察しましょう、という感じ。

先程の静止画に対して「動画」でとらえる感じです。

更にボールを見ながら相手を見たり風を感じたり前衛の動きを見たり...です。

ボールへの予測というものは、相手が打ってからだけではなく、打つ前からも始まっています。
image.jpeg

ボールに集中しながら視野を広くしなくてはいけません

これが木を見て(ボールを見ながら)森も見る(相手や状況を見る)という表現です。
image.jpeg

こういった感覚を意識してボールを打つと自然とステップが合い、スムーズなスタートになりやすくなりますので、やってみましょう。


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天野 幸之介
1977年生まれテニスコーチ歴は20年を越えましたw 毎日更新はできませんが、皆さんのテニスライフの楽しみに少しでもプラスになる事を書いていきます。 YouTubeを使いながら解説していきますのでよろしくお願いします。
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