テニス進化論

ローマ大会の決勝は王者同士の対決になりました。

ランキング１位 ジョコビッチ

v.s.
ランキング２位 フェデラー


ジョコビッチはフェレールに

フェデラーはワウリンカに

それぞれストレートで勝ち上がっています。

サーフェスなどを考えるとやや、ジョコビッチに有利かなと思います。
ただ、どこで、どのタイミングでブレイクするかでわからなくなりますね。
準決勝でフェデラーはワウリンカに圧勝して体力的には余裕がありそうだし、メンタル的にぶれることはないと思いますのでそういった展開になれば接戦でフェデラーもありえます。

普通な流れでいってしまえば、勢いでジョコビッチの圧勝かもしれません。

お互い全仏オープンを見据えていますからね。

しかし、今のジョコビッチはフェデラーと違った意味で充実しています。
フェデラーは完璧で攻めが早く、相手のやる気をなくさせる強さでしたが

ジョコビッチは、何をしても返されるし、ミスもしない。
大きな壁と戦っている印象を受けそうです。
しかも、少し気を緩めたらグイグイ攻めてくる。
相手が自分からあきらめてしまう感じです。

準々決勝の錦織戦を見る限りでは、正直、差を感じました。
これもサーフェス、フィジカル面、錦織にはマイナス要素があったにせよ、勝てる感じではなかったですね。

今の錦織とはスコア以上に差があります。
しかし、錦織はまだまだ発展途上。
去年に比べればフィジカルが大幅に上がっています。
ここ２年ほどでどこまで差を詰められるか。
そして、ここ２年はジョコビッチの牙城が立ちはだかりますから、いい目標になるでしょう。

もう少し前でテニスができたらなぁと思います。
錦織の良さはタイミングですからね。
いかに前でタイミング良く攻撃できるか、です。

前回大会のマレー戦、今回のジョコビッチ戦、負けてしまいました。
ザックリとした敗因は

相手に前に入って打たれています。

逆に錦織は下がらされていましたよね。
その結果、ドロップでかき回されてリズムを失い...という展開。

全米でのジョコビッチ戦はサーフェスが違うにせよ前でタイミング良く攻めていましたよね。
下がって勝てるのはナダルだけです。

もちろん、そうさせてくれないのがBIG４なんでしょうが、そこを越えてほしいです。

いい状態で全仏を迎えられますから、ベスト４あたりまでは行ってほしいですね。
それこそ、チャンの助言を仰いで決勝までいけたら、さらに優勝なんかしたら感動です！


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